36万キロタイベル交換にまつわるトラブルの3回目の投稿です。
タイベル交換ついでにハイカムを装着したところ、アイドルしなくなってしまった
1回目、ハイカムが原因だろうとノーマルカムに戻したもののそれでもアイドルせず、圧縮測定結果も悪くなかった
2回目に続いての3回目です。
ノーマルカムに戻してもアイドルしなかったため、コンプレッションテスターで測定してみたところ暖気なしでも下限値は超えており、特に圧縮に問題はなさそうでした。タイベル交換作業を自分でやっているため、どうしてもそこに関連したトラブルを想像してしまっていましたが、圧縮が十分ある以上、タイミング関連の作業は問題なかったということになります。
となる、何らかの理由で正常にエンジンが回らなくなった通常の時と同じトラブルシューティングとなるので、良い圧縮、良い混合、良い点火の燃焼3要素を順番につぶしていくことになります。
圧縮は問題なかったので、さて次は点火か燃料かどっちから見ようかと思いましたが、まずはすでに外していて簡単な点火系から見ていくことにしました。
という気持ちで改めて圧縮測定のために抜いたプラグを見てみると、少しすすけているように感じました。私は普段ハイオクを使っており(以前、自分のエンジンをばらした時、ピストンにノッキングで攻撃されたと思われる形跡があったため)、いつもであればもっときれいなはず。何かがおかしいかな?とプラグコードの抵抗を測ってみましたが、1005Ω、1008Ωなどと明らかに1000Ω付近に調整されている模様。4本ともほぼ同じだったのでプラグコードは問題なしとなりました。
プラグコードがコイルに刺さっている部分をよく見てみると、プラグコード側端子がコイルに接触するようにばね構造になっている突起部に、何か黒いものが付着していました。あれ?何か焦げている??と思いつつ、よく考えると、以前接点グリス系のものをこの部分に薄く塗ってみたことを思い出しました。そうか、接点グリスが焦げて抵抗が大きくなってしまったのかと、接点復活剤で洗浄し、コイル側の差し込まれる穴の中も綿棒と接点復活剤で清掃して装着したところ、あっけなく始動し、正常にアイドリングするではないですか!!
やれやれ、以前自分で良かれと思って塗ったグリスではありますが、12Vならまだしもここは高電圧部位なので焦げて炭化してしまい、炭化する前に接触していた部分は多分何とか接触していたのでしょうが、一度抜いてしまうと2度と同じ場所に戻れず、抵抗が大きくなってスパークが弱くなっていたことが今回の騒動の原因のようです。
こうしてやっと公道復帰を果たしたわけですが、今回のようにトラブルが発生した場合、やはり直近で自分のやった作業を疑ってしまいなかなかそこから脱出できないなと改めて感じました。何事も1歩引いて全体を見渡す視点は重要ですね。
Posted at 2019/10/12 21:58:24 | |
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整備 | クルマ