
今年も実りの秋を迎え、天高く、自分が肥える秋?!となりました。
兵庫県篠山市では、黒豆の枝豆の出荷が、続いています。
一枚目の写真は、ちょっと無理やりですけど、
去年から"丹波篠山黒豆号ゴルフ1GTI"と言う名前で、サーキットトライアルにエントリーしている、
僕の黒豆号と、黒豆の枝豆のショットです。
←家は農家ではないですが。
この、"丹波黒"と言う、大粒の黒大豆、お正月のおせち料理でも有名ですが、
おそらくもともと篠山で伝統的に栽培されていたものだと思います。
しかしながら、この名前が、後世いろいろと問題を引き起こすことになります。
まず、もともと"丹波"と言う地名が、京都府と兵庫県にまたがった地域につけられていた名前であったため、どちらの県にも丹波地方という地域ができてしまったこと。
また、京都府に丹波町と言う町ができたこと。そして、そこでも黒大豆の栽培が始まったため、ありがちな"うちこそ元祖"争いが起こりました。
この件は、現在も係争中ですが、もともと兵庫県篠山市が生産量日本1だったのですが、今では京都府にも抜かれてしまいました。
兵庫県篠山市では、役場に黒豆課まで設立し、ブランド化に躍起ですが、
そうこうしている間に、後発の岡山県での生産量が、兵庫県、京都府を抜いて、日本1になってしまいました。
さらに、近年では、まだまだ品質は粗悪ですが、
中国産の輸入品も現れ、農林水産物のブランドとして、
篠山の黒大豆を商標登録するのは、たぶん無理でしょう。
とまあ、権利がらみのややこしい話はさておき、おいしい篠山の黒豆を紹介しましょう。
篠山では、黒豆の枝豆は、例外なく、枝がついたままの状態で販売されています。枝無しで、豆だけビニール袋に入れて売られているのは、篠山産ではないと見て間違いないです。

これは、鮮度を保って輸送するためには、枝付のほうがいいためで、3日やそこらは、このままでしなびることなく、常温での輸送に耐えます。
うちでも、お得意先には、このままの状態で常温で、宅急便でたくさん送っています。
家の目の前の畑で、今年は黒豆が作られているので、実際どのように実っているのか、ご紹介しましょう。

黒豆畑は、こんな感じです。一見、普通の大豆畑と、区別はつきません。
根元をのぞいてみると、たわわに実った、黒豆が見られます。

これを、根元で切って、葉っぱをむしって取った状態が、販売状態の枝がついた状態です。
もし、枝付の枝豆を買われましたら、できるだけゆでる直前に、枝から豆をはずしてください。枝から豆をはずしてしまったら、1日ぐらいしか保存できません。

むしった後、軽く水洗いし、ごしごし混ぜてこすり合わせて、表面に生えている毛を取ります。
毛を洗い流したら、後は塩茹でしてください。
茹で上がったら、軽く仕上げに塩を振って出来上がりです。
この時期、最高にうまいですよ。
Posted at 2007/10/27 10:22:11 | |
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