
先日の
スタック事件で、
僕の中での評価を大いに下げてしまった
ミシュランの
X-iceですが、
先週の木曜日、迫り来る寒波の中、北陸道→名神→東名と走行し、今度は面目如実、すばらしい性能を発揮してくれました。
敦賀で北陸道に乗ると、路面は除雪後に積もった雪で、良い感じの圧雪路面でした。気温-2度という、まるでスタッドレスのテストコースのような均一な圧雪路面で、写真のように交通量はゼロに近く、後方をよく確認後、写真のタイヤチェーン装着場に入り、発進テストを試みました。
←昔、サービスエリアでやって、怒られた経験あり(笑)。
前回は完全凍結路面で、引っ掛かりがなくツルツルでしたが、今回は、圧雪路面で、路面のほうを引っ掻く事ができる状況です。現在市販されているスタッドレスの中では、溝の占める比率の多い(言い換えると、凍結路面で張り付く能力は低い)X-ice。こういった路面は得意なはずです。ほぼ平坦な路面では、ドライ路面と同じ感覚で発進しても、ほとんどホイールスピンは起こらず、普通に発進できます。
今度は少々乱暴に発進し、アクセルを踏み込んでみました。前回、凍結路面でスタックした際に、純正のビスカスLSDが効いておらず、片輪だけホイルスピンしているのではないかと思っていたのですが、今回、あえてホイルスピンをさせて観察してみると、左右のタイヤのグリップがあまり変わらない場合、ちゃんと両輪ともホイルスピンしていて、意外とほぼ両輪にトルクが伝わっていることがわかりました。さすがに、そのまま半分以上ぐらいまでアクセルを踏み込むと、片輪だけホイルスピンしましたが。
falconさんにご指摘いただいた、アクセルをまったく踏み込まないで、半クラッチだけで発進するという条件をためさせてもらいましたが、今回は十分なグリップがあったこともあって、アクセル無しでも、もちろん発進できました。また、さらにその延長として、エンジン止めた状態で1速か2速にギアを入れたまま、スターターモーターで発進することで、まったくクラッチを使わず、電気モーターで発進するというのもやってみましたが、これまた発進からエンジンかかってスタートまで、問題なくできました。
この辺りの高速道路は山岳路で、R=500くらいの高速道路にしてはきついコーナーが連続するのですが、70キロぐらいであれば、グリップは十分で、横滑り感もまったくなく、安心して走ることができました。コーナー途中であえてブレーキもかけてみましたが、安定な状態で減速することができました。
今回は、燃料は4分の3ぐらい、さらに高速道路で路面が平坦に近いなど、条件が良かったところもありますが、圧雪路面では、X-iceは高い性能を示してくれたと思います。
北陸道も、滋賀県の途中からは、融雪剤のおかげでシャーベットアイスで、見た目は路面は黒くなって、べしゃべしゃになりました。さっきまでおっかなびっくり走っていた関西ナンバーの車たちが、突然100キロ近くでぶっ飛ばし始めていましたが、陸橋部などは部分的に圧雪状態で、コーナーでいきなり圧雪になったら、事故るよ?!と、思いましたが。
名神高速の関が原付近は、雪自体は滋賀県南部の北陸道と変わらないぐらい降ってましたが、融雪剤をまく量と交通量が多いためか、ほぼ路面はウェットでした。さすがに名神は日本の大動脈、意地でも雪を溶かすんだ!!という気合を感じました。
その後、名古屋が近づくにつれて、雪は止み、融雪剤だけ撒いてある状態。前を走る車が巻き上げる塩カルの顆粒が、パチパチ前から飛んできました。
翌日見たら、ほんとに塩漬けになってました(笑)。
Posted at 2008/01/28 23:50:37 | |
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