
親父営業車のマーチ君、平成6年式で13万キロともなるとしょうがないですが、リアショックが明らかに抜けてきて、ブワンブワンしてきました。さすがに営業車といえど、家族で出かけるときにも使いますし、乗り心地が不快なので、ヤフオクで中古良品を探して交換することにしました。
実は、先代親父営業車もK11マーチだったので、この辺は勝手が分かっています。K11マーチとZ10初代キューブはフロアが共通なので、ほとんどの足回りのパーツはそのまま流用できます。ちなみに現在この車のフロントにつけているスタビライザーも、キューブ用です。キューブのほうが、明らかに重いので、純正ダンパーも減衰力はマーチ用より高く設定されているだろうと考えました。
そこで、マーチ純正ではなく、キューブ純正の状態のいい中古パーツを使って、お安く流用チューンを楽しむことにしました。
このマーチ、リアサスペンションはトレーリングアームでゴルフと同じですが、室内広さを稼ぐためか、スプリングとダンパーは同軸配置されていません。よって、スプリングコンプレッサーなしでもダンパーだけ簡単に交換できます。

まずは、トランク内のショックアッパーマウントのナットを緩めておきます。
その後、後輪左右ともジャッキアップし、馬をかませて、ショックをはずしてもバネが伸びてしまわないように、パンタジャッキでちょっと下から支えておけば、簡単にダンパーが取り外せます。

片方づつやれば、まず間違いないでしょう。ゴルフ5も、リアは似たような感じだったと思いますが、同じようにできるんでしょうか?
可能性は考えていましたが、マーチ用のほうが、2~3センチショートストロークだったので、キューブ用に交換後、ジャッキアップすると標準よりバネが伸びることになります。バネがショックと同軸配置ではないため、万が一、伸びきったときにバネが外れるとシャレにならないので、キューブ用ショックをつけたあと、慎重に確認しましたが、手で引っ張ったぐらいではびくともしない十分なプリロードがあったので、まあ良しとしました。
交換後のインプレッションは、元が抜けたショックから交換しているので、非常に良くなりました。マーチのバネ+キューブのショックで、相対的にショックが勝っていることになりますが、さすがに純正だけあって突き上げは皆無で、なんだかちょっとドイツ車っぽいフラットなダンピングの効いた乗り心地です。
最近はあまりそう思いませんが、90年代ぐらいのころは、欧州車に比べて日本車のサスペンションはスプリングに対してショックが弱いセッティングが施されていたように感じます。その反動からか、ダンピングが効いた乗り心地の車に乗ると、欧州車っぽいと感じるようになってしまいました。
親父もたいそうお気に召したようで、「キューブの純正フロントショックを安く探しておいてくれ」との指令を受けました(笑)。
Posted at 2008/04/19 22:41:36 | |
トラックバック(0) |
整備 | クルマ