前々から噂になってましたが、
ゴルフRが発表されるようですね。
日本での発売も、たぶん間違いないでしょうから、今からこいつに出会える日が楽しみでしょうがありません。
一番気になるポイントは、何と言っても「2リッター四駆ターボ」と言う、日本に残る数少ない本気スポーツ系ドライバーの集まるカテゴリーに、真正面からぶつかってくることですね。
このクラスは、言わずと知れた、エボ、インプの2大双璧による、メーカーの威信をかけたWRCの代理戦争の真っ只中です。そもそも、WRCのレギュレーション上、2リッターターボがもっとも有利だからこの2台は常に真正面から戦ってきたわけですが、そこにまったく別思想の、大排気量からの過給によるダウンサイジングで"たまたま同じ土俵に乗ってしまった"このゴルフRが、どんな戦いを見せてくれるか、とても楽しみです。
いろいろな雑誌媒体などでも、おそらくエボやインプと筑波やら富士やら走って、「ゴルフは筑波じゃアンダーがきつい」、「剛のエボ、柔のゴルフ」みたいな話になると思います。正直、サーキットのラップタイムでは、エボ、インプにかなわないでしょうね。あれほど「コンペティション」に振った量産市販車は、世界中に他に無いでしょうから。アクティブデフも無いですし、Sタイヤみたいなポテンザを履いている国産四駆ターボは、それだけでラップタイムで数秒速そうですし。
デルタに始まり、セリカ、レガシー、インプ、エボなどWRC日本車黄金時代を支え続けた「2リッター四駆ターボ」カテゴリーに、時代とコンセプトが違えど、われらがフォルクスワーゲンが参戦してくれることを、僕はとてもうれしく思います。
ゴルフ2末期からゴルフ3初期のころに、一度ワーゲンは過給+4WDで本気でWRCに出ようとしていたことがあります。実際、ゴルフ2本国仕様には、日本仕様コラードと同じGラダー付き4WDのモデルがあったと思いますし、ゴルフ3をベースにしたラリーカーの試作車をシュミットモータースポーツが作っていて、アグレッシブな外観を持つ写真だけが公開されていた記憶があります。
ゴルフRが、あの時写真だけ公開された幻のゴルフ3ベースのグループAラリーカーの遺伝子を引き継いでいるとしたら、こいつは今から試乗が楽しみです(笑)。
でも新入社員には買えないなぁ…(苦笑)。
東京モーターショーに来てくれないのが、心底残念です(涙)。来てくれるのなら、何としてでも見に行きたいところですが…。
Posted at 2009/09/16 21:23:09 | |
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