
今年も、サーキットトライアルの季節がやってきました。
前日の予備車検も無事パスし、晴れて当日を迎えることができました。
当日は、5月にしては、寒いぐらいの気温で、この季節にしては、いいタイムが出そうです。路面は、温度は低いものの、ドライコンディションです。
僕は、実家を朝の4時に出発し、中国道作東インター経由でサーキット入りしました。
さて、前日の予備車検で決定された参戦クラスは、パワーウェイトレシオが悪いほうのチューニングカークラス(T1)です。今回の参加者は、ゴルフ3GTI、現行ポロGTI、ルポGTI、そして僕のゴルフ1です。
昨年度、このクラスの優勝ラップタイムは、ルポが出した2分4秒5でした。
そこから、おそらく今年の優勝ラップは、2分3秒台になるのではないかと、予想していました。
1週間前のコソ錬で、2分6秒4を出していたので、がんばれば、うまくいけば、上位に絡めるかなと思っていました。
さて、1本目ですが、慣熟走行1周してきた後、あえてピットエリアに引っ込み、皆さんがピットアウトし終わってから、コースインし、クリアラップを取る作戦にしました。
ですので、1本目は、ほとんど皆さんとコース上でお会いすることもなく、淡々と一人旅をしました。今回始めて実戦投入するラップショットは、2分6秒5前後を記録し、とりあえず、先週のコソ錬と同じくらいのラップタイムは出せていることを確認し、1本目終了しました。
で、配布された1本目の結果を見て、衝撃を受けました。
同じT1クラスのゴルフ3GTIが2分0秒台、ポロGTIが2分1秒台を出している!!
げげ!!予定が狂ったぞ。こんなにタイムアップしてくるとは…。
僕は、クラス4台中、見事に4位…。
コースインするタイミングを遅らせるのは、回りが自分より遅いときには有効な作戦ですが、ほとんどの方は僕より速い状況で、無意味でした。
この時点で、6秒差があるということは、さすがに逆転は不可能。この時点で、クラス上位は無理と判断し、2本目は違う視点で走ることにしました。
とりあえず、自己ベストを更新することを目標にし、周りの皆さんが僕より速いので、スリップにつけることも期待して、2本目は皆さんと一緒にコースインしました。
たまたま某誌編集長のゴルフ3GTIの後ろになったので、追いかけるも、3周ぐらいで逃げられました。前がクリアになったところで、アタックしようかと思っていると、後ろから同じクラスで、僕より速いルポGTIが接近して来ました。サートラは、レースじゃないので、抜いた抜かれたは無意味ですが、バトルの相手としては、十分すぎる相手です。よっしゃ、やってやろうじゃないか、青旗出されるまで、全力で逃げてやると思い、今僕のできることのすべてを出し切って、クリーンな全力アタックを敢行しました。
緊迫のバトルは、お互い、ところどころでグラベルにはみ出す勢いでゴールするまで続き、最終的に、抜かれることなく、終わることができました。終わってすぐに、ルポの方のところに行って、お邪魔をしませんでしたかと聞いたところ、向こうも全力で追いかけた結果、追いつかなかったので、問題はなかったとのことでした。何より、その方から「次、富士も参加されますか?」と言われたことが、相手にいやな印象を与えず、楽しいバトルができたことを示していると思います。オンボード画像を公開しますので、何かコメントいただけたらうれしいです。
最終的に、ルポに追われて必死で逃げているときに出た、2分5秒3が、僕のベストラップとなりました。順位はクラス4位、残念ながら、ファイナルへの出場権は逃しました。でも、いいんです。2004年は2分7秒台、2005年は2分10秒台だったので、自己ベストはしっかり出せました。順位は、周りの方が速くなっているために悪くなっていますが、それはしょうがないことです。何より、今回の岡国で、久しぶりに車に乗れている気がしました。そして、最後のルポとのバトルで、それがある程度まともなレベルであることもわかりました。自信につながる結果だったと思っています。
次の富士は関東勢の牙城。到底好順位は期待できませんが、今回参加のなかったゴルフ2と走れるかもしれないと、期待しています。
Posted at 2007/05/24 00:34:46 | |
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