
実家のキャリィ君、15万キロ走行の平成8年式なのですが、気が付かないうちにリアアクスルのプロペラシャフトが刺さっている側のオイルシールがダメになっていたようで、オイルが漏れていたようです。
漏れたオイルはコンパニオンフランジに乗って飛んでいってしまったのか、デフケース側にほとんど付いていなかったこともあって、オイル漏れの発見が遅れてしまいました(汗)。ご想像のとおり、先に異音に気が付いて、オイルを抜いてみたら、墨汁みたいなオイルがコップ一杯分ぐらいしか出てこなかったという惨状です(涙)。
とりあえず、デフオイルを満タンにして凌いでいましたが、減っていくのを何度も足すのも面倒くさいですし、かなりの長距離ユースにも連れ出される(日帰り広島や日帰り鈴鹿なども経験済み)車両なので、出先でデフが焼きついても余計に大変ですし、ASSYでリアアクスルを交換することにしました。
今回、リアアクスルのオーバーホール作業は、近所のモータースさんに依頼しました。ベベルギアの歯あたり調整の経験がなく、異音対策作業で異音を発生させては元も子もないことと、ハブベアリング交換でグラインダーでベアリングをぶった切っているネットで見かけた交換方法に、失敗したらドライブシャフトを切断しかねないと恐れをなしたことがその原因です。
モータースさんはオークションで買ったアクスルの持ち込みも嫌がらず、ホイホイっとリビルドしてくれました。「まぁ、軽だしアクスルASSY交換だけだしな・・・」と、あまり深く考えずに父と作業に取り掛かりましたが、やってみるとエラい大変な作業でした。
まず、軽とはいえ、トラックのためか、ホーシングのような部品は耐久性重視でかなり重く、不安定な体制で推定重量40kgを動かすのは、かなり骨が折れました。
また、ねじ類の固着にも悩まされ、特にリーフスプリングとアクスルを固定している14ミリのナットは固着がひどくて、ボルトを折らないで取り外せたのは、奇跡に近いと思います。
ループ形状のサイドブレーキワイヤーの取り付け方など、少し迷いましたが、ほどけてしまえば後はそれほど迷わず、リビルド済みのアクスルを取り付けられました。
交換後はデフから出ていたギアノイズがほとんどなくなり、とても静かになりました。まるでセルシオに乗り換えた見たいといったら、言い過ぎなんでしょうけどね(笑)。ともかく、これで出先でいきなりデフが焼きつく心配はなくなりました。一安心です。
Posted at 2014/10/27 22:47:28 | |
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