
結婚に伴いまして長期休暇をもらえるとのことでしたので、ドイツに行ってきました。
まずはフォルクスワーゲンの本拠地であるウォルスブルグを目指すべく、ベルリンでレンタカーを借りました。ナビ付き小型車を予約してましたが、受付で待たされたお詫びか、お値段そのままでベンツにアップグレードしてくれました。

E350カブリオレのディーゼル+9速ATのおそらく日本未導入モデルです。ネットでスペックを調べると、なんと252ps/620Nm?!という生涯最大トルクの車でした。
アウトバーンを一路西へ進み、途中から北に上がってウォルスブルグにあるアウトシュタットに行きました。ベンツ純正ナビが入り口から一番遠い駐車場を案内してくれたのは、ご愛嬌ですかね??

アウトシュタットはフォルクスワーゲングループ各社(アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、セアト、シュコダ)がパビリオンを構え、各社の歴史やモデル変遷、環境へのアプローチなどについて、展示を見られます。また、ミュージアムやフォルクスワーゲンのショールーム、納車センターなどもあり、実際にナンバープレート片手に車を受け取りに来ているご家族も見かけました。
デリバリー前の車を保管しておくタワー内部のツアーに参加しました。

車を格納する時と同じロボットで操作される見学用のゴンドラに乗って、タワー最上階に実際に収納されるのを体験できます。
その後、今回のアウトシュタット訪問の個人的ハイライトである、セーフティトレーニングに参加しました。

教習用のゴルフ7GTIの乗って、滑りやすい路面でのABS、ECSの作動を体験しました。定常円でアクセルコントロールしている時よりフルブレーキングでECS作動時のほうがラインが安定していたのには驚きました。
また、アウトシュタットでは、ウォルスブルグのVW工場内見学にも参加しました。残念ながら写真撮影は禁止でしたが、外板プレスライン、ボディ組み立てライン、完成車品質チェックラインなどを建物内を走り回るバスに乗って見学しました。プレスや溶接などのラインでも、バスの窓を開けても普通に会話できるほど静かで妙な匂いも無く、労働環境のよさが印象的でした。
アウトシュタットからの帰り際、以前から気になっていたクラシックパーツセンターに寄ってみました。

現地で何かを買うと言うわけではなかったのですし、中が見られるかどうかは分からなかったのですが、オフィスに行ってみたところ親切に中を案内してくださり、レストアされたゴルフ1や走行4350キロのゴルフ2、ラリーゴルフや限定車のポロR WRCなどを見せてくださりました。
ミュンヘンでは、BMWワールドを訪問しました。

この写真には写っていないのですが、手前の巨大なショールームには、BMW各車をはじめ、BMWグループのMINI、ロールスロイスが展示されています。
M3、M4はじめ、Mモデルは展示場でも大人気でした。

人ごみがすごくて、なかなか写真を撮るのも大変でした(汗)。
BMWミュージアムでは、航空機エンジンや船外機なども含む豊富なエンジンの展示、二輪や四輪のBMW車の技術やデザインの移り変わり、各モデル、各エンジンの技術的見所などの紹介がとても丁寧になされていました。

i3のカーボンモノコックです。衝撃に備える部分には、ハニカム構造の衝撃吸収体が奢られていました。軽自動車もここまでやれば、600キロ台行けるかな?
歴代3シリーズの展示。

並べてみると、昔のモデルの小ささが改めてよくわかります。
MINIの特別展示も行われていました。

こうして断面図を見ると、現代の軽自動車並みにうまく押し込まれて居ますね。小さなものを愛したイシゴニスさんの熱意を感じます。
途中、ICEでインゴルシュタット駅を通りかかると、アウディを満載した貨物列車が多数止まっていました。

カバーをかぶっている車両とかぶっていない車両がありますが、カバーつきはもしかすると日本向けかもしれないですね。日本国内で輸送中の車両は、みんなカバーがかかっていますから。
自動車関連だけでも、とてもたくさんのものを見ることができて、大満足でした。
もしこれからアウトシュタットやBMWミュージアムなどを訪問される方で、工場見学や各種ツアーなどに参加してみたいと思われる方は、なるだけ早めに事前予約をされることをお勧めします。特に英語のツアーは回数が少ないことも手伝って、かなり競争率が高い印象です。
いろいろと見てきたものを、またボチボチと書いていければいいなあと思います。
Posted at 2015/07/27 18:23:59 | |
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