
'83GTIに、KW variant 3車高調を装着しました。
もともと、僕のGTIにはコニの車高調がついていまして、以前サーキットトライアルに出ていた頃、
自分で苦労してセットアップした理想のサスペンションでした。
しかしながら、さすがに長い年月が経ってきて、近年はへたりが激しくなり、調整しても左右の減衰力の差が気になるようになってきていました。
ゴルフ1用のちゃんとした車高調なんていまどき無いだろうし、コニをリビルドに出そうと考え、その間つけておく何か代わりのサスペンションが無いかなと探し始めたのですが、改めてゴルフ1用の車高調を見てみると、KWからいい感じの車高調がリリースされていて、しかもVariant1から3まで多くの選択肢が用意されているのを見つけました。
しかも、Variant3に至っては、ケースの外からダイヤルを回して伸び・縮み独立で減衰力が調整できるという、以前サートラに出ていた頃の夢のスペックだったので、コニのオーバーホールはとりあえず先送りしてこちらを使ってみることにしました。
取り付けの様子はこちらをご覧ください。
装着後の感想は、進化がすごいの一言です。
しなやかさはコニも負けていませんが、足の動きに合わせてすっと減衰が出る感じや、そもそも大幅に突き上げが減少したこと(ただし、バネレートも変わっているのでその分は考慮する必要あり)など、とても快適になりました。
KWの吊るしのスプリングで組んだのですが、ヘルパースプリングが近年流行の結構強そうなタイプで、僕が以前使っていたバネが遊ばないように+伸び側のストローク確保のみのとにかく弱くて車重をかけたらつぶれていたものとは異なり、直線道路を走っているときは、ほとんどヘルパーで走っているように思います。
コニ時代に比べてヘルパーとメインのレート差が小さくなったことから、以前のゴーカート的操縦性は影を潜め、より乗用車っぽくなりました。また、以前、
吉田匠さんに
ルボランさんの取材で乗っていただいた際に指摘を受けた、コーナリング中に保舵力がカクッと抜ける現象も、ほぼなくなりました。
コーナリング後半、脱出しようと加速していくと、コニ時代ならこの辺で荷重が抜けたよねというところでも、もっと先まで荷重をかけ続けて、執拗に曲がって行ってくれています。
ただし、ダンパー能力が上がった分、以前のようにヨリ返しを利用してパッと一瞬で向きを変えるような動きはやりにくくなりました。旧世代ターマックラリー仕様から現代のグラベルラリー仕様になったような感じと言うと、余計に分かりにくいでしょうか(笑)。
スタディビリティーが向上しているにもかかわらず、アンダーステアは軽減されているので、近年のサスペンションの進化はすごいんだなと実感しました。新しいものも試していかないといけませんね(汗)。
Posted at 2015/10/31 22:51:42 | |
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