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2022年02月18日 イイね!

RX-8購入までの道のり〜RX-7を諦めた冬編〜

RX-8購入までの道のり〜RX-7を諦めた冬編〜
RX-8を購入してあっという間に1年が過ぎようとしています。
実は当初RX-7(FD)を購入するつもりだったんですが、断腸の思いで下した決断や偶然のタイミングによって今のRX-8を購入するに至りました。
今回はFDと私のちょっとしたお話を。

最初のきっかけとしてMTのスポーツカーの相場があまりに高くなっているので、このままでは乗りたかった車に一生乗れなくなってしまうなと思ったことが全ての始まりです。

乗っていたミラアヴィと入れ替えで・・・と考えていたので、アヴィの車検が切れる半年くらい前から車を探し始めました。と言ってもここ数年毎日中古車はチェックしているんですけどね!

買おうと思って探したのはFD3S型のRX-7
この車は小さい頃から変わらずに一貫してずっとかっこいいなぁと思っているスポーツカーで、いわば一番長く恋い焦がれている存在なわけです。
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理想はこの画像のようにピュアホワイトでマツスピエアロの4型以降。

もしくは
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4・5・6型のフルノーマル。


ただ、マツダスピードエアロはレアアイテム。フルノーマルの車は少なく、相場も高い。
というわけで上記の条件はあくまで希望とし、それでもここだけは譲れないという最低条件として
・エンジン・吸気系がフルノーマルであること
・内装、外装の趣味がイジられていても前オーナーと趣味が合うこと
を条件に探しました。

MTであればグレードは何でもよかったのですが・・・

これがまあ見つからない・・・

外装の状態いい!と思ってエンジンルームを見てみると、毒キノコが生えてるってパターンを何度も経験しました。


そんな中2020年12月になかなかいいタマが出てきました
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5型の外見ほぼノーマルでエンジン周りもノーマル。
ぎりぎり値段も(ぱっと見の)状態に釣り合っているなと久しぶりに思えた個体でした。
しかし、すぐに出せる金額ではないためローンのシュミュレーションをしたり、現車確認のタイミングを計っている間に案の定すぐ売れてしまいました。
今でもたまにFDの中古車を見ることはありますが、個人的にはこの車が新車時の価格を考慮して走行距離や状態に値段が釣り合っているなと感じた最後のノーマル車でした。


そして同時期にもう一台
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走行距離はいっていて、修復歴はありますが、一度オーバーホールしてあるのか圧縮は良い数値でした。エンジンはフルノーマルです。外見は新品のRE雨宮のフルエアロが組んでありました。それでいてあえてスリークライトではなくリトラクタブルのままという理想的な仕様。スリークライトも好きなのですが、これまでの車でポリカの日焼けを経験して日に焼けないリトラクタブルが最強なのではと思ってしまっていて・・・マツスピと同じくらいRE雨宮のエアロ好きなので、こちらの車もかなり迷いましたが、黒いFDと同じく悩んでいる内に売れてしまいました。


ちなみに同時期、FDの購入意欲増強のためにプロジェクトXを見ているうちに、たとえFDじゃなくてもロータリーエンジンは絶対に乗りたいと思いRX-8もチェックし始めました。
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そんな中、後期RSが相場より安く状態も良い個体が隣県で売り出されていたのでこちらを見に行くかどうか迷いましたが、この時はあくまでFDのことしか頭になかったためスルー。


そして2021年2月
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改ざん車で修復歴ありですが、オーバーホール済みのノーマルエンジン。マツダスピードGT-CバンパーにたぶんRE雨宮のウィングにリアディフューザーという私もFDに乗ったらこうしたいという思っていた仕様の車が出てきました。色もホワイト。内装も前乗っていた方と感性があっていました。希望の中期後期ではなく前期型ではありましたが、その他の条件が揃いに揃っていたので気にしないことにしました。

本気だった私は、人生で初めて中古車サイトのお問い合わせボタンを押しました。
問い合わせ当日に返信があり、総支払いは陸送費込みで273万円とのこと。
これなら頑張れば買えないことはないなと思いました(もう北海道へは行けなくなりますが・・・)

買うか買わないか何度も頭の中で反芻して、3日ほど本気で悩みました。金額的にはギリ出せたのですが、何が起こるかわからないので、ローンしようかとシュミレーションもしました。20年落ちの比較的シンプルな作りのロードスターでもちょくちょく壊れてきているのに、26年落ちの複雑な作りのFDが壊れないはずないので余裕を持っておくつもりで。

ここで買わなければ、もう一生所有することはできないという思いと修復歴ありの改ざん車を273万円・・・相場を見れば安いけど・・・という思いで攻防は続きました。

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しかし一番の壁は保険でした。
RX-7に限らず90年代のスポーツカーは中古相場は高騰していますが、保険屋の扱いはただの古い車です。そのため車両保険は入れないか、入れても全損で最低金額しか出ません。
参考までに02年式のNB6Cは全損20万円です。

盗難が横行しているこの時代に、高い保険費用を払って、次の車の足しにもならない金額しか出ないのはどうなんだろうと・・・いざ購入して毎日心のどこかで盗難の恐怖と戦えるか考えました。


私には無理でした。


FDに関してはこの件できっぱりと諦めがつきました。
今ギリギリ買える金額の車が出てきて手が出ないのであれば、もう一生所有することはできないでしょう。ここまで本気で悩みに悩んで諦めると、いつか所有できるかもしれないという微かな希望も断ち切ることができ、一点の曇りもない清々しい気持ちになりました。

今までは街中でFDを見るたびに、カッコいい・・・と見惚れると同時にあんなに好きだと言っておきながら乗れていない自分や早く買わなきゃという焦りやらでどこかモヤモヤした気持ちがあったのですが、すっきり収まりがつきました。

私と同年代でFDに乗っている方は本当に尊敬します。

しかし、FDを検討している最中にモチベーションを上げようとロータリーエンジンに関する情報や歴史を再履修していくうちに、ロータリー熱が止まらなくなってしまいました。


そこでRX-8を探し始めることになるのですが、これはまた別のブログで・・・


最後に、FDを所有することはできませんでしたが、運転をさせてもらったことは一度あります。その時の感想をもってブログを締めたいと思います。


おそらく人生で最初で最後になるFDの運転は2019年のことで、ある場所で知り合った方、多分私と年がそう変わらない方の車を運転させてもらいました。
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マツスピフルエアロ

憧れだったドアハンドルに手をかけ、乗り込むと車に包まれてる感がありました。
よく言われる運転者の方を向いているパネルもそうなんですが、サイドシルやドアの厚みやルーフ、内装、車幅のわりにタイトな室内、全てでそう感じさせられます。

運転席から見えるボディラインはまさに幅が広いNBという感じでした。
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クラッチを踏み込むと結構な重みを感じました。ロードスターの倍とまではいきませんが思わず「強化クラッチ入ってるんですか?」と聞いてしまうほどでした。NBロードスターの強化クラッチよりも重く、他に乗ったことのある車種でいうとGC8と同じくらいの感覚。この時代の280PS勢のパワーを受け止めるクラッチはやはりすごい。

キーをひねるとロータリー特有のセルの音を立てエンジンが回りだします。

シフトフィールはロードスターを少し重くした感じで重厚感を感じます。
ステアリングは社外ステアリングで太いタイヤを履いているためかかなり重かったです。
最初はロードスターと同じくらいの感覚で、2000回転ちょっとで運転していたのですが、どうもギクシャクするので3000回転くらいまで回して運転するとちょうど良い感じです。

正直この時点では、街中で常用する領域に関しては失礼ながらロードスターの方が軽快で"楽しい"なと思ってしまいました。しかし、それは浅かったとすぐに覆されます。

以前FDは回すとヤバイと聞きかじったことがある私は「少し回してみてもいいですか?」と聞いてみたところ、快諾いただけたので2速でアクセルをハーフスロットルまで一気に踏み込み5500回転くらいまで回してみると

世界が変わりました。

ボディがほんの一瞬よじれる感覚があり、それと同時にとてつもない加速を始めました。
3000回転くらいから一気にグワァっと強烈なターボが来て一気に回転数とスピードを押し上げていきます。よくロータリーロケットなんて言われますが、その所以を身を以て知りました。当たり前ですがNB6Cのフルスロットルなんかより遥かに速いです。

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この加速はちょっと怖いと思う反面、逆にその危なっかしさが楽しく感じられるのも分かる気がしました。この加速はまさに麻薬。

これを経験して、ロードスターの"楽しい"とFDの"楽しい"は全く別ベクトルのものであることを理解しました。

個人的な見解ではありますが、ロードスターの楽しいは穏やかなポニーと共存する"楽しさ"。FDは暴れ馬を自分の腕で制御しモノにする"楽しさ"だと感じました。

ちなみにRX-8はどちらかと聞かれると断然ロードスター側です。
RX-8でハーフスロットル踏み込むことはありますが、フラットトルクで吹け上がっていくのであの危うさは感じません。圧倒的にFDの方が速いですが、正直ロータリーのフィーリングよりもターボの印象が強く、運転させてもらった後もロータリーに乗ったという実感よりもターボの印象が強く残りました。RX-8は(FDに比べたら)速くはありませんが、NAなので素のロータリーのフィーリングをダイレクトに味わえ、ロータリーに乗ったという実感は強いと思います。

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走行中にリトラクタブルヘッドライトの開閉も初めて経験しました。開くと左側の車幅がわかりやすくなる問利点も初めて知りました。


運転を終え最後バックでの駐車でエンストしないか不安でしたが、なんとか無事駐車することができました。

エンジンを切ったところで、私は車から降りることができなくなってしまいました。


FDにずっと乗っていたい・・・
もっと強烈な加速を味わいたい・・・
もうここから出たくない・・・
と駄々をこねて・・・


いるわけではありません。


恥ずかしながらドアの開閉レバーがわからなかったのです笑
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この小物入れの仕切りだと思ってたものがドア開閉のレバーでした。

今思うとこのような刺激的で楽しい体験をしてしまったことが1年後のFD探しにつながった要因の一つだったのかもしれません。

Posted at 2022/02/18 00:49:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | RX-8 | クルマ
2022年02月08日 イイね!

2021-2022 ロードスターと年越し北海道旅行 1月3日

2021-2022 ロードスターと年越し北海道旅行 1月3日alt
苫小牧からおはようございます。

この日はついに最終日。
翌日からはまたしばらく良質な雪上路面は味わえないので、うんと味わいます!

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ホテルの朝食でエネルギーを蓄えます!
朝食バイキングが素泊まり+500円ほどだったのでつけてみたら、予想していたよりしっかりしたバイキングでした٩( ‘ω’ )و

さて、出発の時。車に乗り込もうとドアノブを引っ張るも

開かない・・・

ノブを引いてもドアが凍り、へばりついてしまい開きません。
しょうがないので、助手席側のドアを開けようとしますがそちらも同様に開きません。

ドアノブが割れそうなくらいに力をかけても開きません。サッシュレスドアなので窓ガラスにも負担がやばそうです( ⊙⊙)

しょうがないので、車上荒らしのように窓の隙間に薄いプラスチックのカードを入れてちょっとづつへばりつきを解いていき、ドアノブに断続的に引っ張りなんとか開きました!

続いてはエンジン。
ドアが今までないくらい凍ってしまっていたためエンジンも不安でしたが、1回ではつかないものの、2回目でスルッとかかりました。よかった!

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小樽に向け車を走らせます!
樹氷に包まれた道を走り抜け、支笏湖に寄ろうと思っていたら。

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天気が荒れてきたので、予定変更。支笏湖はスルーです 三([▓▓] ε:)

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そしてこの旅3度目のホワイトアウト。
交通量のそこそこ多い道でのホワイトアウトは怖いです。


また30kmほど走れば晴天になるだろうと思っており、京極町で温泉に入って、道の駅あかいがわで休憩しよう!なんて思っていたら・・・

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小樽に到着してしまいました。

小樽ワイナリーあたりまでずっとホワイトアウトや車を止めるのもためらうぐらいの荒天。距離にして100km以上。私は北海道に来たらコンビニはセイコーマートしか利用しないのですが、この時は疲労感でそんな余裕もなくて小樽について一番に目に付いたローソンを利用しました_:(´ཀ`」 ∠):_

疲れたので温泉にでも入ろうと、朝里川温泉で日帰り入浴をやっているホテルまでやってきました。
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しかし、車を止めて温泉の入り口まで行くとこの日はやっていないとのこと。他の温泉を探す気力も果ててしまい、小樽市街地に戻りお昼ご飯にすることにしました!

いつもの回転ずし「和楽」へ!
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ほたて、にしん、サーモン
ようやくニシンリベンジできました!

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ホワイトアウトできのこ王国を素通りしてしまっていたので、きのこ汁を頼みました!

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ホタテがおいしかったのでおかわり、そしてはまち。

北海道の回転ずしはネタがしっかりしていて、満足感が高いですね。
その分お値段もお高めですが、旅の最後なのでここではいつも奮発しちゃいます!

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少し早いですが、フェリー乗り場に。
夜まで車内で待とうかと思ったのですが・・・

さっ寒すぎる

というわけで
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オスパに行きました〜
もう小樽に来たら回転ずし→オスパの構図が出来上がってしまっています!

オスパで夜まで時間を潰して
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車で小樽の街を観光しました!

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以前は雪の街を散歩できたんですが、この冬は寒すぎて街歩きできませんでした。
残念・・・

フェリー乗り場へ向かう前にガソリンを入れようとしたのですが・・・
給油口が凍って開かない!
幸いスタンドが混んでいなかったので、給油口の氷を雪かき棒で発掘し、なんとか給油することができました。

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フェリー乗り場にて車を並べます。
向こう側には年越し宗谷勢が!


今回は小樽の街でお土産爆買いができなかったので、フェリーターミナルのお土産屋で大量購入しました。ロイズのチョコや北海道限定のプリングスをカゴに入れていると、ソレと目が合っちゃいまして・・・
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買ってしまいました・・・
木彫りの熊のぬいぐるみ版です!


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そうこうしているうちに猛吹雪が・・・
もはや大荒れの気配しかないʕ•̫͡•ʔ


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道内1450kmよく走りきってくれました!
まだ500km以上残ってるんですけどね笑

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帰りの部屋はちょっと奮発してデラックスにしました!
小樽ー舞鶴間のステートとデラックスの差は浴室、トイレ、展望デッキ、あとは少し部屋が広いというところ。ステート+1万円です。

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部屋の窓から小樽を眺めます。
おや・・・・

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寒い中わざわざ見送ってくれていました。
・・・また来ます!

1月3日の走行記録alt
帰りの船は行きより大きく揺れましたが、2018年の年末には及ばないくらいの揺れでした。船体が海面とぶつかってドカーン!!となったのも夜中のほんの一瞬くらいでした。


振り返ってみると、全体的に天気はあまり良くなかった今回の旅でしたが、観光スポットでは天気がよく運が良かったなぁと思います。

冬の北海道は今回で最後になってしまうかもしれませんが、またそのうちGWや夏、いつかは秋にも走りに行きたいです!

Posted at 2022/02/08 22:03:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道:2021-2022年越し | 旅行/地域

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「[整備] #ロードスター ステアリング交換 社外から社外に https://minkara.carview.co.jp/userid/2399806/car/3555774/7677171/note.aspx
何シテル?   02/14 23:55
車と北海道と可愛いキャラクターが大好きな山口県民

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