道の駅 北オホーツクはまとんべつにて4時半に起床、旅の朝はやはりはやい。
できたばかりで新しい建物でした!
さっそく稚内へとオホーツク沿いを走ります。
早朝のオホーツクは陽の光を余すことなく受けて、とても明るいです。
朝日を浴びるのはもともと気持ちがいいものですが、広々とした草原とともに浴びるとより一層気持ちが良い!
車中泊だからこその早朝移動は、こんな景色素晴らしい景色に出会えるのでやめられません٩( ‘ω’ )و
オホーツク海を一望しながらのドライブ。以前はこのまま宗谷岬まで行っていたのですが、今回は定刻までに稚内へ行く必要があったので、猿払から内陸ルートを選びました!
内陸ルートは初めて通ったのですが、ミニチュア版知床峠のようで楽しい!
稚内港へと到着。そうです、今日は利尻島と礼文島へ行きます。さすがに前回のように車を乗せていくマネーもないので人間だけでですが。RX-8は1日1000円の駐車場でつかの間の休息日です!
ターミナルでチケットを購入します。利尻と礼文、先にどちらに行くか迷いましたが、受付でなんとなく「利尻行きください」と口にしていました。
6時50分くらいにフェリー出航。
こう見ると稚内の街も小さく見えます。
早朝のフェリーは人が少なかったです。
売店もあります。2時間の船旅なので、途中お腹が減ったらお菓子が買えて助かりますね!
この日は気持ちの良いほどの快晴で、利尻富士をしっかりと確認できます。
10分早く出て礼文島へ向かうフェリー( •̀ᄇ• ́)ﻭ
利尻島に着いたら、港周辺を1時間くらいぶらぶらして礼文へ渡ろうと思っていたのですが、ここで時刻表の読み間違えが発覚。なんと礼文へのフェリーは利尻到着の1時間後ではなく、4時間後発だったのです。
利尻島で4時間何しよう・・・
そう思った瞬間「そういえば・・・!」っと何かを思い出し、フェリー到着後、すぐその場所に向かいました。
原付レンタル店で原付を借りました!フリータイム3000円でガソリン給油も不要とレンタカーを借りるよりも安く、楽しく島内を回ることができます。原付に乗るのは初めてだったので、最初はドキドキでしたが動き出してしまえばすぐ慣れました!それよりも問題は
寒い
天気がいいのに寒すぎます。この時の気温は7度だったようです_:(´ω`」 ∠):_
寒さに耐えながら姫沼までやってきました!
かつてヒメマスを養殖してたので姫沼というようです(情報源:桃岩荘ミーティング)
姫沼に向かう道はちょっとした山道になっているので気持ちだけハングオンさせながら走れて楽しかったです。
姫沼への途中に鴛泊港を一望できる展望スポットも!
これから利尻島一周を目指して、ひとまず鬼脇地区へ向かいます。
海からの風が寒すぎて、
何枚も重ね着して薄手のジャンパーも着ているのに寒さに耐え切れず2キロ走るごとに休憩しました。日の光がこんなにありがたいとは・・・
走っていると定期的に鳥居がありました。利尻山に向けて立つ鳥居はなんとも神秘的な感じです。
決死の思いで鬼脇について、暖を取ろうと利尻島郷土資料館という場所に入りました。しかし、そこは昔の学校校舎のような建物で、扉も全開だったので外と気温が変わらず・・・せっかく入場料を払ったので一通り回りましたが、寒さで全く頭に入ってきません。そんな中唯一写真を撮ったのが
「おとっちゃん。この人唇が真っ青だよ!」
「こらこらそんなこと言っちゃダメだぞ」
「「「アハハハハハハ」」」
こちらのマネキン一家。利尻の歴史、おそらく当時の人の服装を再現して展示しているものと思われますが、めっちゃ欧米。オーマイキーを思い出し、ちょっとフフッとなりました。
・・・マネキンを見て笑いが出たら重症です。近くにセコマがあったのですぐさまそちらで温かいものをとって、体力を回復することに!
おにぎりと味噌汁を買って日本的な朝食をとることにしました。
味噌汁を飲んだらすぐに体調が復活しました!味噌汁ってすごいね!
だいぶゆっくり来たため時間的にも利尻一周は無理なので、鴛泊に帰ることにしましたが、このままではまた凍えて時間がかかってしまいます。なので、セコマでタオルと軍手を買い防寒装備とすることに。本当はニット帽が欲しかったのですが、さすがに売っていなかったので、タオルを頭に巻くことにしました。
イメージ図
装着して走り出すとぜんぜん違う!メットの隙間から風が入って来ても、タオルがあるだけでこれだけ違うとは!!ようやく原付で気持ち良く走れそうです!
途中、気になるものを発見し原付を止めます。
37カローラですかね?かっこいいなぁ。かなり歴史を感じるほころび方をしてます!
鴛泊港へと着くと、まだ少し出航までに時間がありました。なので・・・
富士野園地に行ってみました!展望台へと足を進めます。
目の前には山の始まりから頂までが一望できます。
右を向くとこれから向かう礼文島が見えます。
草原が青々と茂る夏だったらもっと綺麗なんだろうな〜!
出航の時間が迫ってきていたので原付を返却し、フェリーへ搭乗。
1時間ほどの船旅になります。窓の半分が海面になったと思ったら、一面空になったりとなかなかのアトラクションでした!
フェリーを降りると礼文島のマスコットキャラクター「あつもん」が出迎えてくれました。
なんとなく桃岩荘を目指し歩きます。
トンネルに入ります。
このトンネル、1500mあります。礼文島を縦断する愛とロマンの8時間コースでは最後の難関とも言えます。20キロ以上山道を歩いてきてからのアスファルト路面はキツイ。でも、みんなで歩いていると不思議なことに軽々と歩けちゃうんですよね。一人では数字以上に長く感じます。
トンネルを抜けると左へ向かいます。
海岸沿いをしばらく歩きます。
緩やかな上り坂を登りきると展望台が姿を現します!
眼下に見えるのは・・・
その時は行くかどうかすごく迷って、稚内のセコマで乗船時間ギリギリまで迷っていました。桃岩荘に興味津々だった反面、自分が行って馴染めるかという不安。また、せっかくドライブ目的で北海道まで車で来たのに島に渡るのはもったいないなという気持ちと、金銭的なことなど色々な迷いです。
最終的に「お金は使ってしまっても、頑張ればいつかは溜まる。けど2019年の夏は一度しかないし、この機を逃したらもう一生この一歩を踏み出すことはできないだろう」と思い、出航時間の20分前にチケットを購入し、フェリー内で予約の電話をしたりとバタバタしながらやってきた桃岩荘でしたが、来たのは大正解で、一生の思い出になりました。帰りのフェリーで見送りを受けた際は、来年も絶対に来る!と決意するほどに。
2年前から休業中の桃岩荘ですが、今年から営業を再開するようです。定員が40人、完全予約制など今までとは色々と形は変わってしまうかもしれませんが、本当に嬉しい。今年は行けないけど、絶対いつかの夏にまた来るよ。
桃岩荘へと続く、未舗装路の長い下り坂。ロードスターでよくここを登れたものだと今になって思います笑
猫が背を向けているように見える猫岩。
振り返ると、日本の風景とは思えない丘陵が見えます。
もう一度、桃岩荘の方を一瞥し・・・・・香深港へ戻ります。桃岩トンネルを抜けた後、来た道と同じルートで帰っても面白くないと思い、小学校の方から帰ってみることにしました。
小学校の校門前からは香深港と利尻富士が一望できます。きっと、ここに通う生徒たちはこの素敵な風景が当たり前すぎて、凄さに気がついていないかもしれません。
昼時を大きく過ぎ15時。さすがにお腹が空きました。街を歩いていると「千鳥」の看板が。そういえば、桃岩荘で一緒になった男性が、愛とロマンの8時間コースのため泣く泣く予約を取り消していたのがこの千鳥でした。なんでも、ホッケのちゃんちゃん焼きが美味しいとのこと。せっかくなので行ってみることに!
囲炉裏にホッケを乗せて、目の前で焼いて、そのままいただきます。身も厚く、食べ応えがありました。味噌を絡ませて食べるとまた美味しい。私は外食であまり焼き魚系の定食を食べることは多くないのですが、魚系定食で過去1番の美味しさですԅ(¯﹃¯ԅ)
フェリー出航の時間まで近くの礼文島郷土資料館で時間を潰します。土器が発掘されるような時代の話から昭和の礼文島まで紹介されていて見応えがありました!
小樽利札航路というのがあったのは初めて知りました。雄冬岬周辺はその昔陸の孤島でつい3、40年前まで国道も通っていなかったために、それ以北の物資輸送のための航路でもあったようです。
服装からして、1970年前後でしょうか。
見送る人たち。写真の中の旅人たちは、多分私と同じくらいの年でしょうか。 時代、街の風景は変遷を続けていますが、礼文の自然と礼文を訪れる人々の思いはこの頃と変わっていないはずです。
時代に胸をときめかせているとフェリー乗船の時間が近づいてきたので、フェリーターミナルへと足を運びます。
フェリー乗船口でマスクがご自由にお取りくださいとありました。あつもん可愛すぎるわ!!
フェリーに乗船。もちろん2019年のような見送りはいません。今年の6月からはあの時のような熱い見送りを受けることができることでしょう!
ガラナで徐々に遠く小さくなってゆく香深港を見つめます。
海鳥を撮ってみたり
沈む夕日を撮ってみたり
アイスを広告っぽく撮ってみたり。このアイスは船内で売ってた稚内製のアイス。いろいろ味がありましたが、塩バニラをチョイス。
フェリーが稚内港に到着したのは19時。ネットで稚内付近の温泉を探すと、昔行ったことのある童夢しかやってなさそうだったので向かいました。
が、なんと臨時休業!どうしてもお風呂に入りたいので、根気強くネットで情報を調べると「みどり湯」という銭湯が深夜1時までやっているよう。みどり湯のことは知っていて、なかなかディープそうなライダーハウスだという認識だったのですが、とりあえず行ってみることにしました。
住宅街にひっそりとあるみどり湯。駐車場についてびっくりしました、超満員なんですもの!車を停めるところがないので、除雪機の前に置きました。
戸を開けると、想像していた銭湯とはかけ離れた雰囲気だったので、ついつい「ここって銭湯ですよね・・・?」っと聞いてしまいました笑
銭湯であること、営業時間、除雪機の前に駐車しても良かったかなど諸々確認して、安心してひとっ風呂浴びれそうだったので、着替えなどを車に取りに戻りました。
準備万端で再び戸を開けると
受付のお姉さん👩「あ、おかえりなさ〜い」
なんて心あったまるアットホームな場所なんでしょうか!
そんなみどり湯。中の様子は、休憩室が漫画喫茶のように本やテレビゲームが置いてあり若者が溜まっている一方、お風呂のほうでは地元のおじちゃんも居るなかなかディープなスポットでした。今度時間に余裕があるときにじっくり訪れたいものです(⊙ө⊙)
明日の小樽便で帰らなければいけないため、できれば近づいておきたいですが、夜の道を走るのは鹿リスクが大きすぎるので、道の駅稚内で車中泊することにしました。
寝る前に・・・
稚内に来たら、防波ドームでの撮影は欠かせない!
思えばフェリー出航の前日にここまで遠くに居るのは初めてなので少し不安ながらも眠りにつきました(¦3[▓▓]
5月5日の足跡
Posted at 2022/06/07 23:20:17 | |
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