フライシート越しでも分かる爽やかな日差しで目覚めます。随分と明るい。7時くらいに起きれたらいいなと思っていたのに寝坊した!?と思って時計を見ると4時半、ああなんて健康的ʕ•̫͡•ʔ
寝袋から出ようとするも「さ、寒すぎる・・・」結局30分ぐらい寝袋の中で過ごしてようやく起床。この時の気温は1度くらいだったようで、夜中には氷点下だったらしいです。フライシートの夜露が凍ってたのも納得・・・昨晩の片付けを済ませ、7時過ぎに出発。この日は今まで行ったことのない、道東の岬めぐりに出ることに。ルートは弟子屈から別海を通る内陸ルート!
ルート的に昨日通った美幌峠を通ることになったのですが、昨日と違い晴れていたので少し寄ってみることに!
新しくなった道の駅 美幌。開店時間前でまだ空いていませんでした。
展望台へと登ります。正月も登ったのでだいたい景色は想像が付いているのですが、この日は少し様子が違いまして・・・
屈斜路湖が雲海に飲み込まれている! 屈斜路湖が晴れてて、美幌峠が霧の中というのはよくあるんですが、その逆は初めて見ました。予想を裏切ってまた違う顔を見せてくれるのはさすがとしか言いようがありません。
この状態の美幌峠を下ると雲海がより目の前まで迫ってきて迫力があります!
峠を下り終えると、霧の中を駆けます。
霧の川湯温泉を抜けて・・・
やはりここはどうしても外せません!
いつの間にかベンチがありました。
カムイシュ島
北海道はバイクが絵になります。
ここは本当に居心地がいいので、朝食タイムにしました!
セコマのおにぎりです。170円と普通のコンビニおにぎりと比べるとちょっとお高めですが、店内調理でふわふわで美味しいです。サイズも少し大きめなので満足感は高いです!
摩周湖に別れを告げ、根室方面へとパイロット国道を走ります。
パイロット国道はまっすぐな道で晴天も相まって最高に気持ちが良い。このストレスフリーのストレートをなめらかなフィーリングのロータリーエンジンで駆けるのは幸せそのものです!
別海を抜け、44号線をしばらく走った後、一見の観光客は絶対に選ばないようなルートをナビが指しました。「このまま44号を走ったほうがよさそうに見えるけど・・・」と昨日の能取岬事変でヤフーナビへの信頼感はなくなっていたのですが、なぜか従ってみることに(⊙ө⊙)
すると、最果て感のある原野を駆け抜けるルートで、まるで童話の世界のような道でした。やるじゃん!ヤフーナビ!
その突き当たりには、青空に浮かぶようにポツンと駅舎が。なぜかこの景色を見た瞬間に心にグサッとささっていたく感動。
さらにそこから、原生林の中を道が走っている。針葉樹から枯れている木まで様々な木々の中を駆け抜ける。ここもまたどこか別世界のような、現実感のない美しい道でした。
木々を抜けると一気に開けて漁村が姿を表します。
根室の落石です。漁村にかかる橋からの眺めですが、すでにとてつもなく美しい風景です。 しかし、目的地はここからもう少し先にいったところ。
何もない広場に車を止めます。
そこから見える落石海岸三里浜も美しいですが、ここからさらに進みます。
ここからは徒歩です。画像の建物は落石無線電信局跡と言って1908年に設置されたらしいです。内部が見れないのが残念・・・
木製の人ひとりが歩くのがやっとな道を歩きます。
落石灯台 ここでも十分すぎるほどきれいで達成感のある場所ですが、今回は岬めぐりなのでこの原野を岬まで歩きます。
ここにいる瞬間はタイムスリップをしているかのような錯覚に陥る。
100年前も、それより前もこんな景色だったんだろうなぁ・・・
途中、川やちょっとした谷を越えたりと、もはやアドベンチャーです。
かすかに跡が残っている歩道を歩いていると
向こうから狐がやってきた!エキノコックスが怖いので、私が歩道を譲りました。 すると狐も歩道を外れて、お互いが歩道を挟んですれ違いました笑
何かをくわえていたので、じっと見つめていたら目が合う。狐は訝しんだ目でこちらを見つめながら通り過ぎていきました。
きつね「なんやこいつ」
狐とすれ違い「ああ、ここは自然のテリトリーなんだな」と再認識する。漁村とここまでがそこまで遠くないため忘れていましたが、ここは北海道なのです。熊だって出るかもしれないということを思い出し、途端に怖くなってきました。遠くに見える茶色い影が、木にも、鹿にも、熊にも見える。
しばらくすると、轍が!おそらく、岬から灯台方面まで車で来れるところまで来た人がいるのでしょう。文明を感じて少しホッとしました。
海の方へ目をやると断崖絶壁
ようやく到着した落石岬の突端!道標用の棒が1本立っているだけでそれ以外には何もないありのままの風景です。
北海道の天気は本当に変わりやすい・・・急に雨雲が幅を利かせ始めたため、来たルートとは別ルートで車へと戻りました。
落石岬、街の少しはずれにある比較的アクセスのしやすい場所なのに、スケールが大きくて心に残る場所でした。
落石を去る際、町中にもたくさん鹿がいてビックリ!
鹿「やぁ」
来る時に感動した場所でも車を止めてみました。
原生林の中のエイト
先ほど青空に浮いていた別当賀駅
大雨が降り始めましたが、次なる岬へと足を運びました!
次は浜中町にある霧多布岬なのですが、霧多布岬は展望台と、岬で分かれていたのでそれぞれ行ってみることに!まずは展望台。
3面がガラスの開放的な建物
きりたっぷ岬
続いて岬の突端の方へ
ラッコかアザラシかが出ることで有名らしく、シャッターチャンスを待つ人が多くいました。
私的には
駐車場からの景色が好きです!
出ては引っ込んでを繰り返している特徴的な地形。
海をバックに一枚。
クリスタルブルーと海の色がきれいでついつい。
キャンプ場もすぐそばにあり、やっていたらここでキャンプしたかったのですが、ここも6月から。
この日はよく歩いたので疲れてしまい、少し早いですが温泉に入ることにしました。
すぐ近くにある霧多布温泉ゆうゆに行くことに!
駐車場に白い後期エイトがいました!関東ナンバーだったのでこの方も旅行者なのでしょう。後期にはフェンダーのダミーダクトがないことに初めて気が付きました( ⊙⊙)
温泉で疲れを癒した後にご飯もここで食べることにしました。券売機に豚丼があったので迷わずそれを押しました。
あれ?これチャーシュー丼じゃ・・・こっちの豚丼ってこうなんですかね? 予想してたものとは違い少し戸惑いましたが、美味しかったです!
温泉を出て、すぐ近くにも岬があったので本日最後の岬めぐりを
アゼチの岬です。島と言っていいのか、岩というべきなのか・・・特徴的な風景でした。
この日は道の駅 厚岸で車中泊しようと思い向かったのですが、人が多かったたのでやめて道中にあり気になった公園に行ってみることに。
子野日公園 目の前に厚岸湖があり、トイレもありました。ここは人が誰もいなかったのでここで車中泊することにしました。
久しぶりに体をたくさん動かしたので、すぐに眠りにつきました(¦3[▓▓]
5月3日の足跡