メーカー/モデル名 | ベントレー / ベンテイガ W12 (2015年) |
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乗車人数 | 2人 |
使用目的 | その他 |
乗車形式 | 試乗 |
おすすめ度 |
5
|
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満足している点 |
なお最新の車らしくドライビングモードの変更が可能ですが、通常は「B(ベントレー)モード」、これを挟んで「コンフォート」「スポーツ」モードが存在。※モード自体はオンロードで4つ、オフロードで4つある スポーツモードにしてやっと加速時にエキゾーストノートが室内から聞こえるかどうかという程度ですが、スポーツモードでも快適そのものですね。 どんな操作をしたとしても、苦もなくそれを的確に反映して走破するだけのポテンシャルを持っており、これは「オンオフ問わず最高のパフォーマンス」というのは本当だろうな、と確信できます。 さらにはちょっと狭い場所でも見切りが良く、そして回転半径が以外と小さいようで、大柄なボディを意識せずに乗ることが可能。 この辺り視点の高さに起因してミュルザンヌ、コンチネンタルGT、フライングスパーなど他のベントレーよりも運転が容易だとも感じます。 |
不満な点 |
ミュルザンヌが3400万円、フライングスパーが2000万円、コンチネンタルGTが2400万円という価格を考えると、W12ツインターボを搭載し贅の限りが尽くされた最新モデルであるベンテイガの価格が2700万円とうのは比較的「割安」とも言えます。 オンロードでは紛れもない「ベントレー」としての走行性能を発揮し、さらにはオフロードでも高い走破能力を持っているとなると(こちらは試す機会がありませんが)まさに新時代のベントレーとも考えられ、もしぼくがベントレーを購入するとなるとまず真っ先に候補に挙がるのがこのベンテイガ。 そう考えるとこの価格帯ではSUVでは競合相手が見つからず、そのためもしかすると身内のシェアを食ってしまうかもしれない、と考えられるほど(もちろん今までベントレーに興味を持たなかった人も相当数呼べると考えられる)。 |
総評 |
なおボディカラーはなんと108色。 他のベントレーは107色ですが、ベンテイガではイメージカラーのブロンズのような色が加わって108色になるそうです。 内装のレザー色やパターンも相当数から選ぶことができ、「自分仕様」のベンテイガを作る楽しみもあってなかなかに魅力的な車だと言えますね。 ちょっとベンテイガと競合する車というのは思い浮かばず、強いて言うならばメルセデス・ベンツGクラスのAMGモデルあたりですが、あちらはすでにモデル末期ということもあり、また大きく性格が異なるということもあって、高級SUVでは現在のところ「一強」と考えて良いかもしれません。 |
走行性能 |
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ベントレー初のSUVとして登場しながらもグリルやランプ類などに「ベントレーらしさ」を残した車。
ボディサイズは全長5141ミリ、全幅1998ミリ、全高1742ミリとかなり巨大。 ホイールベースは3メートルに迫ろうかという2992ミリ、重量は2422キロ(サイズを考えるとかなり軽い)。 エンジンはW12/6リッターをツインターボで加給し608馬力を発生しますが、トルクも怒涛の900Nmと驚異的な数字を誇ります。 駆動方式はもちろん4WD、トランスミッションは8AT、0-100キロ加速は4.1秒、最高時速は301キロ(SUVとしては初の300キロオーバー)。 もうなにもかも破格という感じのベントレー・ベンテイガですが、その価格も2695万円とSUVとしては相当な高額です。 ただし年内割り当て分の80台は全て完売しており、いかに「超高級SUV」が渇望されていたかがわかります。 なお実際に車を見た印象では「2695万円」は安いんじゃないかと感じるほどの素晴らしさ。 ベンテイガはコンセプトカー「EXP 9F」の市販モデルですが、コンセプトカーの評判があまり良くなかったためによりスポーティーなデザインへ変更され、2015年9月のフランクフルトショーで公開されています(コンセプト段階ではスポーティーさよりも高級感を押し出していた)。 ベントレーによると「オンロード、オフロード両方において頂点を目指した」とのことですが、開発段階から様々なステージで過酷なテストを行う様子が伝えられていますね。 数字以上の威圧感を感じさせる大柄なボディですが、実車はどこからどう見ても「ベントレー」。 画像で見るよりも抑揚が大きく、フロントフェンダーや、とくにリアフェンダーの盛り上がりようはSUVというよりもコンチネンタルGTのようなクーペに近い形状です。 |
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乗り心地 |
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シートポジションは思ったほど高くはなく、車高の高い車の割にかなり乗り込みやすい車といえ、感覚的にはレンジローバー・イヴォークと同じくらい。
シートに腰を下ろしドアを閉めますが、ドアそのものはオートクロージャー機構が付いており静かに閉まります。 豪華としか言いようのない内装ですが、ステアリングホイールのレザー切り返し、他の部分でも新しい意匠が見られ、同じベントレーのコンチネンタルGTやミュルザンヌとも異なるデザインを持っています。 SUVであるためにほかラインアップと異なるデザインを採用したのか、もしくは今後ベントレーの内装デザインがベンテイガと同様の方向へ向かうのは不明ですが、先進性を感じせながらも優雅でクラシカル、ダイナミックさを感じさせながらも繊細さも持ち合わせる、という異なる要素を内包する素晴らしいデザインだと思います(内装だけでもベンテイガを選ぶ価値はあると思えるほど)。 内装の画像もこちらにまとめてあります。 室内のスイッチ類は物理スイッチとタッチパネルとのコンビネーションによって操作することになりますが、これらは直感的に操作できるもので初めて乗ったとしても迷うことなく操作できるのがベントレーらしいところ(非接触式スイッチを採用しなかったのは意外ですが)。 メーターパネルはアナログ+液晶ディスプレイとなっており、VWアウディグループ得意の12.3インチ液晶パネルではありませんが、ベントレーらしい精緻なデザインを持っており非常に高級感があります。 |
積載性 |
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燃費 |
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ブレーキを踏んでセンターコンソール中央のスタートボタンを押しますが、エンジンスタートは振動を全く感じさせない静かなもので、エンジンの始動音がちょっと聞こえるくらい(これが聞こえないとエンジンが始動したことがわからない)。
ベントレーは静粛性を非常に重視していますが、ベンテイガでもそれは貫かれていると言えますね。 ドアミラーに映るリアフェンダーはかなり特殊な形状をしていることがわかり、単なるSUVではなくベントレーを運転している、ということを強く意識させられます。 早速車をスタートさせますが、さすがの巨大なトルクにものを言わせてスルスルと加速。 ステアリングホイールの操作感も軽く、幅2メートルにもなろうかという車を運転しているという感覚は感じられず、初めて運転するにもかかわらず安心して操作できるのはちょっと驚き。 アクセルを踏んで加速を試みますがノーズが浮くこともなくフラットな姿勢でそのまま加速し、気がつくと結構な速度に。 ただし排気音やロードノイズが皆無と言って良いほど室内に入ってこないので加速しているという感覚も希薄で、実際の体感速度は実際の速度の半分ほど。 こう言った「体感速度と実際の速度の差」は強靭なボディとシッカリした足回りを持っていないと発生せず、ぼくの知る限りではこう言った感覚はポルシェやランボルギーニの一部の車しか持ち得ないもの。 こう言ったところからもベンテイガがいかに頑丈に作られているかがわかろうというものですが、レーンチェンジにおいても全く不安感の無い安定性を持っており、ベントレーが「オンロードでも最高の性能を目指した」というのも頷けます。 ブレーキもタッチが良く踏めば踏んだだけ効く強力なものですが、こちらもブレーキを強く踏んでもノーズダイブせずにフラットな姿勢を保ったまま。 とにかくこのエアサス含む姿勢制御技術には驚嘆せざるをえず、最新技術のすばらしさには感心するばかりですね。 このシステム含む車両制御はフォルクスワーゲン・アウディグループ自慢の48Vとなりますが、とにかく車体をいかなる状況でもフラットに保つということにおいては絶大な効果を発揮しています。 |
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