
さて、最近ちょっと困っているのが、中国の大手IT企業、アリババの創業者であるジャック・マー氏(中国の長者番付では首位)が失踪している件。
なぜこれで困っているかというと、ぼくはアリババの株を大量に保有しているためで、しかしこの失踪事件以来アリババの株価が下がっており、含み益がどんどん減っているわけですね。
そこで気になるのが、なぜジャック・マー氏が失踪したのか。
一部には「中国政府に消された」というウワサすら流れているほどですが、時系列でいうとこんな感じです。
●ジャック・マー氏失踪の流れ
2020年10月に開催された金融フォーラムにて、中国政府の批判とも取れる発言をする
アリババ子会社のIPOが直前になって延期される
中国国家市場監督管理総局が、いきなりアリババグループを独占禁止法違反の疑いで調査すると発表
ジャック・マー氏のSNSが更新ストップ
11月に出席を予定していた会合もキャンセルし代役を立てる
1月のミーティングにも欠席
ことの発端は金融フォーラムにて、中国の古い体制を”老人クラブのようだ”と批判したことから中国政府を敵に回してしまい、身柄を拘束されたと見られているわけですが、一説によると「拘束されたわけではなく、自主的に雲隠れしている」というものも。
なお、アリババは中国政府との関係性が深く、信用情報機関「芝麻信用」を運用したり、そのほか様々なデータを中国政府に提供するなど蜜月を過ごしていたはずですが、ちょっとした発言だけで今までの関係性が180度逆転してしまうのが中国の恐ろしいところ。
すでに皆さんお忘れだとは思いますが、以前に中国では「脱税した大物女優」が突如行方不明になり、その後中国当局に監禁されていたという事件も発生していて、中国では「だれであろうと」国家の意向にそぐわなければ、問答無用で人権を剥奪されてしまうこともあるわけです。
ちなみにジャック・マー(馬雲)氏は独特の風貌を持っており、そのため「宇宙人」と(親しみをこめて)呼ばれることがあるそうですが、かつて外国語の習得が禁止されていた時代においても、英語を習得しようと、外国人の宿泊するホテルの前に陣取り、外国人を見かけては話しかけ、ついに文通相手を獲得して英語を学んだと言われます(ジャックという英語名は、文通相手がつけたものだとされている)。
その後はBtoBサイト「アリババ」を立ち上げ、中国Yahoo!を買収したり、アリペイを開始したりと様々なサービスを展開しており、2007年から2020年まではソフトバンクの取締役に就任していたことも(ソフトバンクの”ペイペイ”のロゴがアリペイに似ているのもそのためだと思われる)。
ぼくがアリババの株を購入したのは、上述のような政府との関連性の強さ、人々の生活の中にすでに入り込んで欠かせない存在となった安定性、そしてその安定性をベースにした中国市場での爆発力に期待してのことではありますが、現在の状況については「弱ったな」と頭を抱えているわけですね。
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Posted at
2021/01/10 21:01:30