
さて、現在購入検討中のフェラーリ296GTB。
今回はその内外装の仕様について検討している状況をお伝えしたいと思います。
まずはボディカラーですが、フェラーリと言えばやはり「レッド」。※現在、新車にて納車されるフェラーリの45%くらいがレッドらしい
ただしぼくは天の邪鬼なので「フェラーリを購入するにしても、レッドだけは選ぶまい」と常々考えていたわけですね。
さらに言えば、レッドと並ぶ人気カラーの「ホワイト」も避けたいと考えていて(ミーティングにて、自分同じカラーの、自分と同じクルマと遭遇する可能性が高い)、そこでまず考えたのが「イエロー」。
ちなみにフェラーリのカンパニーカラーは(エンブレムを見ても分かる通り)もともとイエローだといい、これはイエローが(フェラーリの本社所在地である)モデナ市のカラーだから。
ただ、国際規格のレースでは(かつて)イタリアのナショナルカラーが「レッド」と定められていたことから、そしてフェラーリがモータースポーツでの存在感を高めたことから(さらに、フェラーリが当時、レーシングカーをロードカーにコンバートして販売していたことから)フェラーリ=レッドという図式が成り立つことになったのだと考えられています。
なお、ぼくは「(フェラーリに)レッドを選びたくない」とは考えているものの、フェラーリとは無関係のカラーも選びたくないと考えていて、できれば「フェラーリとは縁があり、しかしあまり他人が選ばないボディカラー」、しかもぼくの好みにマッチするカラーを選びたいと考え、そこで色々と調べたり、そしてオートカヴァリーノさんに相談して「これだ」と決めたのが「Azzurro Dino(アッズーロ・ディーノ)。
これはオンラインカーコンフィギュレーターでは表示されず、フェラーリ正規ディーラー備え付けの専用コンフィギュレーター上のみで表示されるカラーで、その名通り「ディーノ」に設定されていたボディカラーです。
フェラーリでは「ヒストリカルカラー」扱いとなっていて、その価格はなんと329万9717円というクルマ一台分の価格設定となっていますが、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDにて選択した「ブルー・ルマン」にて、すっかり発色の良いブルーのトリコになったしまった今のぼくにとっては最適な選択かもしれません。
なお、「ディーノ」とは、フェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリの若くして亡くなった息子の愛称(本名はアルフレッド)でもあり、そのアルフレッドが開発を進めていたV6エンジンを搭載したクルマに「ディーノ」と名付けたというストーリーはあまりに有名です。
ちなみにエンツォ・フェラーリは「男が女に愛をささやくときは”欲望”を意味する。真の愛というのは、父が息子に対するものを除いてほかにない」とも語っていますが、こういった背景を考慮するに、「アッズーロ・ディーノ」もまたフェラーリをよく表現するカラーの一つと言えるかもしれません(ロッソがフェラーリの公的な歴史を表現するのであれば、アッズーロ・ディーノはエンツォ・フェラーリの私的な部分を表すカラーのひとつなのかも。ただしこのカラーをディーノに設定した理由はわからない)。
参考までに、「ディーノ」は「V12エンジン搭載車以外はフェラーリとは言わん」と言っていたエンツォ・フェラーリの意に反するクルマとなっていますが、それまで「モータースポーツに費用を投じすぎたため」資金繰りが悪化し、倒産一歩手前まで傾いていたフェラーリを救ったクルマであるのも間違いない事実。
そして、今日の「ミドシップ」に繋がる系譜の始祖とも考えることができ(ディーノはフェラーリとしては初の市販ミドシップ)、さらには「V6エンジン搭載」という共通点もあって、ディーノと296GTBとは比較的近い関係にあるのでは、とも考えています(さらに、296GTBもハイブリッドシステムを搭載した量産フェラーリという意味では、ディーノと同じくひとつの歴史を築くもでるとなるかもしれない。SF90系は別格として)。
ただ、フェラーリは、296GTBについて、「296GTBは、かつてのディーノとは意味合いが異なるクルマ」とも述べていて、それはおそらく「ディーノのように、廉価版として企画されたクルマではない」という意味なのでしょうね。
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フェラーリ関連 | 日記
Posted at
2022/03/03 21:36:48