
さて、中古になるととたんに安くなるボディタイプといえば「セダン」「スポーツクーペ」。
セダンだと「ホンダ・レジェンド」「マセラティ・クワトロポルテ」といったクルマが中古市場ではとんでもなく安く販売されており、スポーツクーペだとBMW 6シリーズやレクサスRC、アストンマーティン(先代ヴァンテージ)といったクルマが相当にお買い得。
逆に「中古でも高い」のはSUVや軽自動車といった現在人気のカテゴリで、そのほかは「(ランクルのやメルセデス・ベンツGクラスのような)本格オフローダー」、スポーティカーではなくピュアな”スポーツカー”はかなり高価に推移ししており、特定の目的のために作られたクルマは必ず下支えする需要があるということもわかります。
そして今後安くなるだろうなというのが「EV」そして「ハイブリッド」。
EVについては日産リーフ、三菱i-MiEVが悲惨な相場を形成しており、これは「バッテリーの劣化」が原因だと言われます。
それはハイブリッドでも変わらないようで、たとえばトヨタ・アクアなどは相当に低水準な相場にて推移している模様。
現時点で「安くなる条件を兼ね備えたクルマ」、それがBMW i8
そこでふと思ったのが、「クーペ」「ハイブリッド」という、価格が下がりやすい要素を兼ね備えたクルマがあるじゃない、ということ。
つまりそれはBMW i8なのですが、実際に調べてみると、新車価格約2000万円に対して2015〜2016年モデルだとその半額の1000万円前後で販売されています。
ぼくは最近、1000万円弱でポルシェ・マカンSを購入したものの、それと同じ価格でBMW i8が購入できるというのがちょっと驚きですね。
ちなみに現在カーセンサー上にて販売されているi8は全部で30台ですが、全体的に価格は低めであり、この価格で販売されているのであれば、「売却価格は相当に低いんだろうな・・・」と思ったり。
ということは、今後フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンから発売されるであろうハイブリッドスポーツについても、このBMW i8と似たような運命を辿ることになるのかもしれません。
税務的な観点だと、2016年モデルを1000万円で購入した場合は「2年で1000万円」を償却できるので、利益処分を考えると「BMW i8の中古を買うべきだったな」という気もしてきます。
BMW i8は2013年に発表、2014年に納車が開始されたプラグインハイブリッドカーで、同時に立ち上げられたエレクトリックブランド「i」のフラッグシップ。
カーボンモノコックフレームを使用し、搭載されるエンジンは1.5リッター3気筒。
このガソリンエンジンは6速トランスミッションと組み合わせられて後輪を駆動し、フロントに搭載されたエレクトリックモーターにて前輪を駆動するという4WDレイアウトを採用しています。
出力はシステムトータルで362馬力、エレクトリクモーターのみで35kmの走行が可能だとされていますね。
BMW i8はバタフライドアを採用しており、そのルックスがあまりにスーパーカー的ではあるものの、BMWはi8について「スーパーカーではない」と定義しており、あくまでもサステイナブルなエコカーだということを主張。※実際のところ燃費志向なのでタイヤもかなり細い
そのため、「ハイパフォーマンスをウリにするMブランドとは相容れない」として頑なにMモデルの設定を拒んでいます(その後は翻意したのか、ヴィジョンMネクストにて、M+エレクトリックを提案している)。
仮にBMW i8を購入したとして、全長4690ミリ、全幅1940ミリ、全高1300ミリというボディサイズを持て余す可能性もあって、かつ車内収納スペースの狭さに戸惑うこともあるかもしれませんが、サイズ的にはポルシェ・マカンと似たようなもので、収納スペースについても718ケイマンと同じくらいだと考えれば、「まあ普通に乗れる」のかもしれません(しかも燃費が良く、税金も安い)。
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Posted at 2020/12/25 22:08:05 |
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ドイツ車 | 日記