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intensive911(JUN)のブログ一覧

2017年03月24日 イイね!

★アブダビのフェラーリ・ワールドに行ってきた。F1シミュレーターで見事クラッシュした件

★アブダビのフェラーリ・ワールドに行ってきた。F1シミュレーターで見事クラッシュした件さて、アブダビにあるフェラーリ・ワールドを訪問。
フェラーリ・ワールド・アブダビについては下記にまとめていますが、今回はフェラーリ・ワールド内にあるシミュレーター体験について述べてみたいと思います。



シミュレーターは大きく分けると二種類あって、ひとつは上の画像のような「車体そのものを使用したもの」。
車体とモニターが一体化しており、これがアクチュエーターでガシガシと動くわけですね。
旗から見ていても驚くほど動きが激しく、おそらく実車はそれほど動かない(傾かない)と思うのですが、実車同様の動きをシミュレーターで体感させるには「実車以上に動かないと」感覚として伝わらないのだと思います(実際にシミュレーターに乗ると、ほとんど動いているという印象はない)。

その「車体を用いたシミュレーターですが、「F1型」と「F430型」の二種があり、下の画像がF430型。
それぞれに乗り込んで画面を見ながら車両の操作を行うわけですね。



もうひとつは、「座席型」のスクーデリア・チャレンジ。
下の画像のような座席に乗り込み、これも画面を見ながら車の操作を行います。
こちらもやはり動きは激しく、当然ですが臨場感のあるものとなっています。

いずれも人気が高く、混雑時は予約をしておいてからでないと乗ることができないそうですが(このシミュレーターの前にいる受付の人に”乗りたいんですが”と申し出ると、「何時何分から」と書かれた紙をくれるので、その時間に行く)、午後になるとその日の予約が埋まってしまうそうなので、まずはこの予約を取っておいたほうが良いかもしれません(このシミュレーター、後述の実車シミュレーター、そしてゴーカートとジェットコースターは特に人気が高い)。



こちらのシミュレーターですが、それぞれのシートにフェラーリの過去のF1ドライバー(バリチェロ、ライコネン、アロンソ、プロスト、マンセルなど)の名前がついていて、空いていれば席を自由に選ぶことが可能。
ぼくは当然「ミハエル・シューマッハ」を選択。

乗り込むとシートベルトを締めるように指示があり、係員が安全を確認するとシミュレーションスタートとなります。



走行するのはヤス・マリーナ・サーキットですが、レイアウトはこんな感じ。
一度に走るのは6人で、周りを見渡すと隣の「バリチェロ(白人のオッサン。フェラーリのシャツを着てる)」が速そうな感じですが、「スーパーカードライバーをなめらたいかんですよ」とばかりにぼくは余裕綽々で、このときは当然トップを奪取するつもりでいたわけですね。



下はぼくが走行する様子を収めた動画ですが、見て分かる通り第一コーナーでいきなりクラッシュ。
その後も感覚を掴むまで非常に苦労し(ブレーキの感覚がわかりづらく、滑り出すところがつかめない)、その後ようやく手応えを感じて二位でフィニッシュしています(一位はバリチェロのオッサン)。
↓こちらがぼくのヘタレぶりをいかんなく発揮した動画。あまり「揺れる」感覚はないのですが、動画を見るとシフトチェンジの度に画面が揺れているので、実際はけっこうシートが動いていた模様




それでも最後にはなんとなく「わかった」ような気がしたので、その次にF1シミュレーターに挑戦。
こちらは事前に予約を取っておいたので(館内の乗り物/アトラクションで、このシミュレーターと実車のフェラーリでヤス島を走るのだけはお金がかかる。このシミュレーターは100ディルハム必要)、時間通りに待合に到着し、いざマシンに搭乗。



撮影自体はOKなのですが、衝撃でカメラなどが飛んでゆくとのことで身につけているものを外すように言われ、残念ながらこちらの動画はありません。

スタート前にはプログラムを読み込む画面が出てきたりと先程のスクーデリア・チャレンジとは雰囲気が全く異なり、「ああオレはヤバいものに手を出してしまったのかもしれない。F430のほうにしとけばよかった」とちょっと後悔(乗降時にもステアリングを脱着したり、シートがカーボンだったりとかなり本格的)。



それでもスタートすればヤル気が出るもので、先程のスクーデリア・チャレンジの経験を活かして鬼門である第一コーナーをクリア。
さらに第二コーナーもうまくクリアしたのですが、そこで気を抜いたのか第三コーナーで大クラッシュ。
このクラッシュがよほど大きかったのかシミュレーターがいったんリセットされてしまい、数分間コクピットで待機させられてから再スタートになったのですが、まあ結果は惨憺たるもの。

まずまっすぐ走ることもままならず、ピクリと動いただけでもマシンは過剰に反応し、それを修正しようとすると大きく姿勢を乱すことになり、思い通りのラインを取るなどまず不可能。
加えてV字腹筋のような姿勢で乗り込んでいるのでほぼコースの先を見ることはできず、いきなりコーナーが迫ってきてアセる、という感じです。

よくF1ドライバーはこんな環境でレースができるなと思うほどで、日頃ウラカンに乗っているぼくでもシミュレーターから降りるときには気分が悪くなってしまったほど(一日分の体力を使ってしまったような気すらした)。

結果は屈辱的でしたが、改めてリベンジしたいと考えています。
Posted at 2017/03/24 12:29:31 | トラックバック(0) | フェラーリ関連 | 日記
2017年03月24日 イイね!

★ランボルギーニ・ウラカンの最新「ディーラーオプション」一覧。年々内容が充実

★ランボルギーニ・ウラカンの最新「ディーラーオプション」一覧。年々内容が充実ランボルギーニ・ウラカンの12か月点検にあたり、サービスへ入庫するついでに何かオプションを取り付けようかと考えてオプションカタログを入手しました。
ざっと内容を記載してみると下記の通り(一部抜粋です)。
こうやってみると年々ウラカンのオプションは増えてきますね。

なお下記はいわゆる「ディーラーオプション」なので後付けになり、その分価格は高め。
例えば「透明エンジンベイ+カーボンエンジンベイ」は車両注文時、つまり「メーカーオプション」だと682,000円ですが、「ディーラーオプション」だと1,173,658円、と倍近い価格に。
メーカーオプションについては下記リンクにまとめているので、詳細はリンクに記載の内容を確認いただければと思います。


ランボルギーニ・ウラカン オプション価格
・カーケアキット 73,354円
・ラクシャリー・カーワックス 28,523円
・インドアカバー 44,000円
・ステアリングホイールカバー 2,441円
・シートカバーセット 13,036円
・カーボンルックカーカバー 89,651円
・GPSトラッキングシステム 163,004円
・スポーツタイヤ(ピレリPゼロ トロフェオR) 684,634円
・センターロックコンバージョンキット 652,039円
・センターロックホイールセット 1,222,560円



・カーボンセラミックブレーキ 2,078,363円
・レーシングエキゾースト(シルバーパイプ) 1,173,658円
・トラック&プレイ 195,610円
・ジアノ・シルバーホイール 521,629円
・ミマス・シルバーホイール 749,844円
・ミマス・シャイニーブラックホイール 929,146円
・ゴールド・リムバッジ 17,118円
・シルバー・リムバッジ 24,451円
・ダイアモンド・リムバッジ 122,256円
・バルブキャップ 16,297円
・透明エンジンボンネット 815,044円
・透明エンジンボンネット+カーボンフォジッド・エンジンベイ 1,173,658円
・透明エンジンボンネット+プリプレグ・エンジンベイ 1,141,963円
・エステティック・キット 244,512円
・ドアライト 24,451円
・エアロキット 3,235,723円
・エアロキット用ボルト 32,605円
・カラーキャリパーキット 652,039円


・カーボンフォージッド・エンジンベイ 652,039円
・カーボンファイバー・エンジンベイ 619,434円
・リチャージャブル・トーチ 7,333円
・カップホルダー 48,902円〜61,128円
・カーボンファイバーフロアマット 122,256円
・フロアマット(パーソナルエッジ) 73,354円〜89,651円
・カーボンフォージッド・インテリアキット(エアベント、パドル、ドアハンドル) 978,048円
・バッグキット 244,512円
・スタンダードタイヤキット(20インチ) 326,020円
・スタンダードタイヤキット(19インチ) 244,512円
・リアビューカメラ(4WD) 326,020円
・リアビューカメラ(2WD) 521,629円
・Bluetoothキット 73,354円
・アップル・ライトニング・アダプター 11,416円

この中で目を引くのは「ダイアモンド・リムバッジ(122,256円)」。
いわゆるホイールのセンターキャップですが、ファイティングブルが小粒のダイヤモンドで再現されているものですね。




他興味深いのは「エンジンベイ」について、ランボルギーニが特許を持つ「フォージド・コンポジット」と一般的な「織り目の見える」カーボンとの両方が揃えられていることで、しかしフォージド・コンポジット(652,039円)の方が織り目の見えるカーボンファイバー(619,434円)よりも高価なこと。
フォージド・コンポジットは生産性に優れ、「安価」と言われていただけにちょっと意外。



あとはウラカン・ペルフォルマンテに標準装備となる(であろう)フォージド・コンポジット製のエアベント、ドアハンドル、パドルのセットは978,048円。
パドル部分だけのバラ売りがあればいいのにと思いますが、セットのみの販売ですね。

セットといえば「エアロキット」で、サイドステップ単体での販売があれば装着したいところですが、これもやはりセットのみでの供給。
エアフローを考えると「単品」での装着は好ましくないのだと思います。

なおメーカーオプションで設定される、エンジンルームをLEDで照らす「LEDエンジンコンパートメント・ライティング(47,952円)」、カーボン製のキックプレート「フォージド・コンポジット製キックプレート(136,512円)」はディーラーオプションでは選ぶことができず、新車注文時にしか選べないようですね(これらは正直装着したかったものの、ぼくがウラカンを購入した時にはまだ設定されていなかった)。

Posted at 2017/03/24 12:25:49 | トラックバック(0) | ランボルギーニ ウラカン | 日記
2017年03月24日 イイね!

★カスタムカー多し。ドバイのスーパーカーディーラー、「Exotic Cars」へ行ってきた

★カスタムカー多し。ドバイのスーパーカーディーラー、「Exotic Cars」へ行ってきたドバイのスーパーカーディーラー、Exotic Cars。
先日紹介した「Deals on Wheels」の近くにあり、歩いても行ける距離になります。
Exotic Carsのほうではカスタムカーが多いようで、スーパーカーディーラーとひとくちに言っても、ディーラーによって方向性が分かれているようですね


ぼくはNoor Bank Metro Stationから歩いて行きましたが、ここに至るまでにもいくつか正規自動車ディーラーがあり、駅を出て反対方向へ行くと「ライカン・ハイパースポーツ/フェニア・スーパースポーツ」で有名なWモータースの代理店、「Al Ain Motors」もあります。

マンソリー仕様のフェラーリ458。



アヴェンタドールも多数。
マットグレーのスパイダーは非常に大きなインパクトがあります。



フェラーリV8最新モデル、488スパイダー。



超希少、458スペチアーレA。



全般的にフェラーリ多し。



V12エンジンを模したデザインのコーヒーメーカー。



ブガッティ・ヴェイロン。
レッドとブラックに統一され、美しくカスタムされています。



マクラーレン650S。



ロールスロイスも多数。
ロールスロイスはどこのディーラーに行っても在庫がありますが(Exotic Carsでもグループ通じて一番在庫が多いのがロールスロイス、とのこと)、いずれもかなりな範囲に渡りカスタムされています。



ドバイでは大人気のベントレー。
最新ラインナップのベンテイガもありますね。

2017年03月24日 イイね!

フェラーリワールドへ行ってきた。安心して乗れるファミリー系アトラクションを紹介する

フェラーリワールドへ行ってきた。安心して乗れるファミリー系アトラクションを紹介するフェラーリワールド・アブダビ訪問編、今回は絶叫系に乗れない人でも楽しめるファミリーむけアトラクションを紹介。
まずはスピード・オブ・マジック(Speed of Magic)。
くそ生意気なガキの「ネロ」と追いかけっこをするという内容のもので、3D眼鏡を着用してワゴンのようなものに乗り込みます。
けっこう動きがありますが、なかなかに楽しめます。


次は「ビアッジョ・イン・イタリア(Viaggio in Italia)」。
巨大スクリーンに投影されるイタリアの風景を空から眺めるとう体感型のものですが、これもけっこうおもしろいですね。



そして「ベル・イタリア(Bell’Italia)」。
フェラーリのクラシックカーを模した車に乗ってイタリアの名所を回るのですが、ピサの斜塔など意外と模型が良くできていて見ごたえがあります。
正直ぼくは絶叫系よりもこういったホンワカパッパ系が好きですね。



こちらはファリフォルニアに乗り、背景を合成して「オーイエー」的な乗車状態の写真を撮るサービス。
その他カリフォルニアに乗ってヤス島を実際に走ることができるプログラム「ドライビングエクスペリエンス」もあり、こちらは有料(内容によって価格に差はありますが3〜5万円くらい)ではあるものの非常に魅力的ですね。



電動ゴーカート「カーティング・アカデミー」。
こちらも非常に人気があり、先に乗車チケットを入手しておく方が良さそうです。
ぼくは昼過ぎに行ったのですが、すでに当日分のチケットはすでに配布済みで残念ながら乗ることができず。



ちょっとここで休憩してレストランなど。
こちらはフェラーリの社員食堂を再現したというコンセプトのレストラン「IL PODIO」。
トレーを持って好きなものを取ってまわり、最後に会計をするシステムです。



こちらはイタリア風ファミレス「Mamma Rossella」。
結構いい値段がするのですが、さすがアブダビの子供はお金持ちなのか、子供達だけで優雅に食事をしたりしていますね。

Posted at 2017/03/24 08:03:27 | トラックバック(0) | フェラーリ関連 | 日記
2017年03月22日 イイね!

★レクサスLC500hに試乗。筋肉質でエレガント、例えるなら細マッチョ

★レクサスLC500hに試乗。筋肉質でエレガント、例えるなら細マッチョ当然ながら仕上げは素晴らしく、Lパッケージならではのレザー仕上げも高級感あふれる仕上がりに。
部分的に使用されるアルカンターラもスポーティーさ、高級さの両方を演出するのに一役買っているようです。



なおベルトラインが高くセンターコンソールも大きいので「囲まれ感」が強い印象ですが、これもレクサスの客層を意識し、ロングノーズとともに「古典的スポーツカー」を感じさせる仕様としたのかもしれません。



ただしクラシカルなだけではなくあちこちに先進装備が見られ、液晶表示のメーターパネルや、モニターが埋め込まれたように見えるダッシュボードのデザインは秀逸。
ドアハンドルも立体的で金属を思わせる加工が施され、何かのオブジェであるかのような斬新さ(しかもドア内張りから直接生えるという、他では見られない構造)。

ダッシュボードは以外と低く前方の視認性にも優れ、Aピラーも細くドアミラーも視界を遮らない位置にあるので全体的な視界は良好。
斜め後方や真後ろにについてもまず問題の無いレベルで、運転時の司会の確保に気を使うことはなさそうです。



内装や外装ともに言えることですが、クラシカルとモダンを融合させた印象があり、これは現時点でLC500特有のデザインとも考えられます(他のレクサス車とはかなり異なる。ただし新型LSもこの流れを汲むと思われる)。
従来の客層にも訴求でき、しかし新しい客層にも訴求できるようにという配慮が背景にあると思われますが、これらのバランスが非常に良いようですね。



なおLC500は大変な人気ですが高額な車なので試乗車に余裕はなく(生産も逼迫しているのかもしれない)、試乗スケジュールはかなりタイト。
そのため試乗時には車をゆっくりと見る時間はなく、しかしこれは予め予想されていた事態であるようで、そのため各レクサスでは事前に顧客を招いてLC500をゆっくり見ておく機会を設けるなど戦略的な動きも見られます。

そんなわけで走り出してから細部を見ることとし、まずはブレーキペダルを踏んでプッシュボタンを押しエンジンスタート。
この時点では(ハイブリッドなので)エンジンは起動しておらず、電気系統が起動するのみ。
メーターはフルデジタルで、奇しくもアストンマーティンDB11と似たレイアウト。
ドライブモードをスポーツに変更するとレッド基調の表示に変わるのも似ています。



ジョイスティック形状のセレクターレバーを右に倒してDレンジに入れて車をスタートさせますが、軽いクリープを伴い車はスルスルと発進。
ちょっとアクセルを踏むとそこでガソリンエンジンが目覚めるものの、振動や音がかなり小さく、走行中のエンジン始動/停止はタコメーターの針を見ていないとわからないほど。

ディーラーから出る段差を越える際にもはっきりと(レクサスがLFA以上と謳う)ボディ剛性の高さが感じられ、21インチサイズという大きなタイヤ/ホイールにも関わらず非常に快適。
足回りは相当に固く締め上げられているようで、ストロークもかなり短め。
それでもメルセデスAMGやBMW Mシリーズのような突き上げ感がないのがLC500の足回りですが、これまでのレクサスというと、「柔らかいか硬いか」の両極端で、こう言った「硬いのにしなやかな」、異なる要素を両立させた足回りはなかったように思います。

例えば無理にスポーティー感を出そうとして足回りを固めると乗り心地が犠牲になり、乗り心地を優先するとコーナリング時に腰砕けになるといった感じが多かったと認識していますが、LC500はその両方(のいい部分だけ)を兼ね備えていると言えますね。



加えて横方向からの入力に対して弱いのがレクサスの特徴ではありましたが、このレクサスLC500はその辺り非常に高い剛性を持っており、これはホイールハウスの内側を覗くと巨大なリンクを持つアッパーアーム、(オフローダー並みの)頑強なストラットを見ることができ、「なるほどな」と納得できるところ。

一昔前だとスポーツカーの足回りは「ただただ固める」のが主流で、その後になると「初期のあたりを柔らかく設定し、ダンピングを強めて剛性を出す」方向になっており、しかしレクサスLC500は「その先」を行っていると考えても良さそうです。

とにかくボディ剛性の高さと足回りのしなやかさには驚くしかなく、ぼくの経験上だとこう言った足回りを持つのはポルシェくらいしか思いつかず、ただただ感心するばかりです。

ピッチングやロールも高いレベルでコントロールされており、加減速やコーナリング時の姿勢変化は最小限。
ブレーキは非常に利きが良く、効き始めから停止まで安定した制動力を発揮し、かつコントロールが容易なタッチを持っており、特に街中では使いやすく、これも乗り心地の良さに貢献していると言って良いでしょう。
もちろんガツンとブレーキを踏んでもノーズダイブはほぼ感じられず、車体全体がぐっと沈む感じですね。



加速性能については「0-100キロ加速”4.7秒”」が示す通りですが、「普通に速い」レベル。
この数字はポルシェ718ボクスターSと同等で、まさに体感上もそんな印象であり、びっくりするほど速くはないものの「コントロールするにはちょうどいい」速さだと思います。

いわゆる「シャシーが勝る」車だと考えるとわかりやすく、気を使わずに扱え楽しめるシャシーとパワーとのバランスを持っており、結構な速度やアクセル開度でカーブに突っ込んでも「まず不安例な挙動に陥ることはない」セッティング、そしてポテンシャル。

「これ以上はヤバいんじゃないか」と思う速度域でも難なくカーブを曲がり、そこからさらにアクセルを踏み込んでもテールが流れる気配はなく、相当に実力は高い、と思います。



これにはおそらく良くできた電子制御も貢献していると思われますが、ドライブモードはカスタム、エコ、コンフォート、ノーマル、スポーツS、スポーツS+の六つ。
なお、このドライブモードはアクセルペダルに対するレスポンスとシフトプログラム、サスペンション、エキゾーストシステムなどが統合されるもので、アウディやポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMWなどと同じようなもの。

ただしレクサスLC500hの場合はその車の性格、および元もとのエンジンパワーの関係もあり(もちろん出力が大きい方が各モード間での差異も大きくなる)、そこまで「劇的に」変化はなく、エキゾーストサウンドに関しても大きな変化はないように感じます。

パワー感や味付けに関してはガソリン5リッターエンジン搭載のLC500だとまた状況が違うと思われ(こちらの方がかなり凶暴だと思う)、さらにはこれから登場するであろう「F」モデルが違う世界を見せてくれるのでしょうね。



総合して考えると、高い質感の内装と外装を持ち、誰もが安心して走らせることができる許容範囲の広いシャシーや運転支援デバイスを持っていて、スタイルに優れ、高級素材がふんだんに用いられて、さらにはハイブリッドで経済性が高い、という「いいことづくめ」の車と言えます。
しかも「レクサス」という高いブランドバリューを誇り、あちこちに日本のメーカーらしい「おもてなし精神」の見える車となれば、向かうところ敵なしなのかもしれません。

価格は1350万円とかなり高価で、オプションをつけると乗り出しでは1500万円近くにはなりますが、それでも「安い」と思わせる車であることは間違いない、と考えています。



試乗前に抱いていた印象だともっとハードな車を予想していましたが、実際は非常にしなやかで優雅な車であり、「購入するならば」と考えていた仕様、グレードについてはラグジュアリー路線に見直しの必要があると感じるほど(この車は優雅に乗るのが似合っている)。

加えて異なる要素を高い次元でミックスさせた車だと考えており、足回りだと強靭さとしなやかさ、外観だとアグレッシブさと優雅さ、内装では先進性と伝統を兼ね備え、誰がどのように乗ってもまず期待を裏切らない(期待に応えてくれる)車だと言えそうです。

簡潔に言うならば「知的で優しい細マッチョ」という感じで、アメリカンマッスルのように筋肉モリモリでもなく、欧州スポーツカーのように敷居も高くはなく、イタリア製スポーツカーのように何かを犠牲にすることもない、という車ですね。

なお最低地上高は14センチ、最小回転半径は5.4メートル。
これもスポーツカーやこのサイズの車としては異例に「使い勝手が良く」、まさに日常的に乗れるスポーツカーだと言えます。

おそらく5リッターエンジン搭載モデルはLC500hとは全く異なる性格を持つと考えられますが、かなりパンチの効いたスポーティーな性質を持つものと思われ、こちらも機会があれば一度試乗をしてみたいと思います。
Posted at 2017/03/22 14:06:43 | クルマレビュー

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「2025年6月の芦有ドライブウェイ http://cvw.jp/b/261031/48475314/
何シテル?   06/08 16:19
登録名は「intensive911」ですが、HNは以前より「JUN」で通しています。 ランボルギーニ・ウラカン、ポルシェ・マカンS、ホンダCBR250RRに乗...
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