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intensive911(JUN)のブログ一覧

2019年11月14日 イイね!

ランボルギーニ・ウラカンEVO試乗!”EVO”の名は伊達じゃない!

ランボルギーニ・ウラカンEVO試乗!”EVO”の名は伊達じゃない!さて、ランボルギーニ・ウラカンEVOに試乗。
ウラカンEVOは「ウラカン」のフェイスリフト(マイナーチェンジ)版にあたるクルマで、ウラカンに比較して数々の(ウラカン登場から5年分の隙間を埋める)機能や装備が追加されています。
最大のトピックはやはり「ウラカン・ペルフォルマンテ」と同じ640馬力のエンジンを搭載すること。
これによって0-100km/h加速は(ウラカンの3.2秒から)一気に2.9秒へと向上し、なんとこれはアヴェンタドールSと同じタイムです。
そのほかの主な変更点は下記の通り。

・新デザインの外装を採用
・新デザインのホイール「Aesir(20インチ)」を採用
・イメージカラーのArancio Xantoほか、新ボディカラー採用
・インテリアには8.4インチタッチスクリーン「HMI」装備
・ドライビングダイナミクス集中管理システム「LDVI」装備
・ダウンフォースはウラカンの5倍
・後輪ステアリング「LAWS」装備

ウラカンEVOは、かつて「ニュルブルクリンク最速」を誇ったウラカン・ペルフォルマンテと同じパワートレインを持ち、しかも4輪操舵やドライビングダイナミクス集中管理システム「LDVI」を装備。
逆にアクティブエアロ「ALA」、フォージドコンポジット(カーボン)パーツは装備されませんが、そのぶん価格上昇も抑えられており、優れたコストパフォーマンスを持っている、と思います。

なお、ランボルギーニのV10モデルは今後(ウラカン以後)ハイブリッド化すると明言されているため、予定通りに進めば「ウラカンEVOが最後のV10エンジンのみで走るベイビー・ランボ」ということになるため、今後に渡って高い価値を発揮するのは間違いなさそう。

当然ながら「ウラカンEVOに買い換えるか」とも考えていて、もうじき発表されるであろうウラカンEVOの後輪駆動モデル(ちょっと安い)を待つか、それとももうちょっと頑張ってアヴェンタドールS(中古)を買うか、という具体的なところでも悩み中。
なお、ウラカンEVOの後輪駆動モデルを狙うにしても、カーボンセラミックブレーキと鍛造ホイール(両方ともウラカンEVO後輪駆動モデルに対し、標準装備はないと思われる)を装着すると4WDモデルとの価格差が小さくなり、売るときのことを考えるに「4WDモデルのほうがいいだろう」とも考えています。

今回、ウラカンEVOを試乗させていただいたのは「ランボルギーニ大阪」さん。
ぼくがガヤルド/ウラカンを購入したディーラーですが、今回あらたにショールームを豊中に移転しています。
ヒストリックモデルや、あの「ミウラ・イオタSVR」の整備も行い、現在のところ最新の設備を持つピットを備え、安心してクルマを任せることができる、心強いディーラーさん。

いつもながら試乗に呼んでいただき、大変感謝です。





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Posted at 2019/11/14 09:32:05 | トラックバック(0) | ランボルギーニ ウラカン | 日記
2019年11月14日 イイね!

「復活させてほしい車」「未来に残って欲しい車」ランキング!やはりナンバーワンは日産GT-R!

「復活させてほしい車」「未来に残って欲しい車」ランキング!やはりナンバーワンは日産GT-R!ダイヤモンド・オンラインにて、 「未来に残ってほしい名車」「未来に復活してほしい名車」というランキングが公開に。
これは555人を対象に行なったアンケート結果をもとにしたものだそうで、回答者の90%が男性、80%が40~60代、40%が「経営者・役員、管理職」、30%が「年収1000万円以上」。
比較的裕福で社会的地位も高く、かつ「クルマでモテた」時代の人々も多く含まれるということで、多少の偏りはあるかもしれませんが、なかなかに興味深い結果となっています。

まずは 「未来に残ってほしい名車」ランキングですが、以下の通り。
すでに販売終了となったクルマも含まれるようです。

1.日産スカイライン(GT-R含む)
2.日産フェアレディZ
3.マツダ・ロードスター
4.スバル・レガシィ
5.トヨタ2000GT
6.トヨタ・プリウス
7.トヨタ・セリカ
8.トヨタ・カローラ
9.トヨタ・ソアラ
9.(同率)マツダRX-7

これを見るとやはりバブル世代らしい回答となっており、かつなんらかの新境地を切り開いた「エポックメイキングなクルマ」が揃っていることがわかりますね。
なお、「ホンダS2000」や「シビック・タイプR」といったホンダ勢が入っていないのはちょっと意外。
ぼくの個人的な意見だと、未来に残っておいて欲しい車としては「GT-R」「フェアレディZ」「マツダ・ロードスター」「ホンダ・シビック」「トヨタ・ランドクルーザー」「スバルWRX STI」、あとは車種問わず「軽トラ」といったところです。


そしてこちらは 「未来に復活してほしい名車」 。
やはりバブルっぽいランキングとなっています。

1.(旧モデル)日産スカイライン※GT-R含む
2.トヨタ2000GT
3.日産シルビア
4.マツダRX-7
5.いすゞ117クーペ
6.日産フェアレディZ
7.(旧モデル)トヨタ・カローラ
8.トヨタ・セリカ
9.マツダ・コスモ
10.ホンダ・プレリュード

こちらも「残っておいて欲しいクルマ」と多くが重複しますが、最近のクルマが一切入っていないのは悲しいところ。
そう考えると、最近のクルマはいずれかの名車の「焼き直し」もしくは部分的にそれを切り取ったものなのかもしれませんし、なにより「初モノ」のインパクトが強すぎるのかもしれません(ポルシェ911やミニは、いまだに初代の人気が高い)。

なお「日産スカイライン」が圧倒的な人気を誇っていることがわかりますが、それを考えると、次期GT-Rが「レトロルック」で登場したら(国内だけではなく、海外でも)大きな話題を呼びそうですね。

ぼく的に「復活させて欲しいクルマ」を挙げてみると、いすゞ・ピアッツァ、いすゞ・ビークロス、トヨタbBオープンデッキ、日産パオ、ホンダ・エレメント、ホンダS2000、ホンダCR-Xデルソル、ホンダ・シティ(初代)、ユーノス・コスモ、スバル・アルシオーネSVX、トヨタ・セリカGT-Four、トヨタMR2、スズキ・カプチーノ、スズキ・フロンテ、日産レパード、といった面々です(けっこうあるな・・・)。

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2019年11月09日 イイね!

大阪で比較的スポーツカー/スーパーカーを停めやすい駐車場、「ハービスENT/ヒルトンプラザWEST」

大阪で比較的スポーツカー/スーパーカーを停めやすい駐車場、「ハービスENT/ヒルトンプラザWEST」さて、大阪でスポーツカーやスーパーカーを停めやすい駐車場シリーズ、今回は「ハービスENT/ヒルトンプラザWEST」。
「ハービスエント」「ヒルトンプラザウエスト」は別々の商業施設ではありますが、建物の一部と地下駐車場を共有していて、ひとつの入口から入り、地下にて「分かれる」ことになります。
なお、ヒルトンプラザウエスト駐車場(第二吉本ビル駐車場)は月極にて駐車スペースを貸し出していて、貸し出し専用区画にはフェラーリやランボルギーニがずらりと並ぶことでも知られていますね。

そして今回入庫したのはハービス・エント側。
動画を見ると、駐車場に入ってから「ハービスエント」「ヒルトンプラザウエスト」の表示があり、それぞれに従うと該当施設の駐車場へ。
ヒルトンプラザウエストの駐車可能台数が公表されていないためになんともわからないものの、見た限りでは「ハービスエント」側のほうが駐車スペースが多くて満車になりにくく、比較的自身のクルマの左右に「余裕」を持って停めることができるように認識しています。

なお、ハービスエント駐車場では、周囲にクルマが停められることがない「ソロ」駐車スペースもいくつかありますが、こちらはやはり「すでに停められて」いることが多く、これは期待しないほうが良いかと思います。

ヒルトンプラザウエストの月極スペース付近には駐車場管理事務所があり、そこに管理人が常駐しているため、クルマに「いたずら」される可能性は少ないと思われるものの、こちらは駐車スペースがすぐに埋まってしまうようですね。

ただ、残念ながら事前精算を行っていてもカメラでナンバーを読んでくれるシステムはなく、よってバーの自動開閉もナシ。
そのため精算機にクルマを寄せる必要がありますが、精算機の台座はけっこう張り出ていて、よってぼくはランボルギーニ・ウラカンで行く際には(どのみち左ハンドル精算機もないので)クルマから降りて精算を行うことを前提に、この台座にホイールが当たらないように”余裕をもって”クルマを停め、実際に降車した後に精算を行うようにしています。

ちなみに大阪だと、長堀駐車場、大阪ステーションシティ駐車場、インターコンチネンタルホテル大阪駐車場、グランフロント駐車場あたりが「カメラでナンバープレートを読んで、バーを自動で上げてくれる」ので便利。
リッツカールトン大阪、ホテル阪急インターナショナルはナンバープレート読み取り機がないものの、精算機のところに係員がいて、駐車券とお金を渡すと「手動で」精算を行ってくれるのでこちらも安心です。

なおハービスエント/ヒルトンプラザウエスト駐車場での留意点としては、「出入り口が狭い」「スロープがちょっと急」「駐車場に入るまでの通路がやや狭い」。
よってフロントリフターの無い、かつ車高が極端に低いクルマ、超ロングノーズ、車体そのものが長いクルマは慎重に出入りする必要がありそうです。


そして下記がそれぞれの駐車場に関する情報。
大阪梅田周辺では珍しく「割引」があるので、該当施設で買い物や飲食をする予定がある時は、これら駐車場を利用するようにしています。



ハービスエント駐車場
・住所・・・〒530-0001 大阪市北区梅田2丁目2番22号(地図はこちら)
・営業時間・・・6:30~24:30(年中無休)
・駐車料金・・・30分/300円
・収容可能台数・・・725台
・駐車サービス・・・ハービスPLAZA / ハービスPLAZA ENT各店で5,000円以上購入の場合、1時間のみ無料

ヒルトンプラザ ウエスト(第二吉本ビル)駐車場
・住所・・・〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2 第二吉本ビルB3~B4(地図はこちら)
・営業時間・・・6:30~24:30(年中無休)
・駐車料金・・・300円/30分
・駐車サービス・・・ヒルトンプラザカード使用にて11,000円以上の施設利用で2時間無料、ヒルトンプラザカード以外の利用だと店舗によって駐車サービスがある場合と無い場合とがある
・月極料金・・・B3F:64,800円/月、B4F:37,800円/月

ちなみにこちらはインターコンチネンタル大阪。




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Posted at 2019/11/09 17:57:11 | トラックバック(0) | ポルシェ・ボクスター/ケイマン | 日記
2019年11月09日 イイね!

トヨタ「過去最高の売上高、利益」の裏には「下請けいじめ」?

トヨタ「過去最高の売上高、利益」の裏には「下請けいじめ」?ダイヤモンド・オンラインにて、”トヨタ、過去最高益の裏にある新次元の「ケイレツ搾取」”という記事が公開に。
これは、トヨタの発表した「2020年3月期上半期の決算につき、売上高と純利益が過去最高」であったのに対し、トヨタの系列会社であるデンソー、アイシン精機が減収減益となっていることに注目したもの。
つまり、トヨタの「好調」は、系列会社からの搾取の上に成り立っているのではということですね。

今回トヨタの発表した上半期決算の内容は、連結ベースで売上高4.2%(前年同期比)増、純利益は2.6%増。
それぞれ15兆2856億円、1超2750億円という内容です。

ダイヤモンド・オンラインでは、この理由は大きく分けると2つあると分析しており、ひとつは「原価低減」、そしてもうひとつは「販売台数の増加」と見ています。

原価低減について、トヨタは昔から「カンバン方式」を採用してきたことでもわかるとおり、効率や合理性を重んじる会社。
最近だとTNGA思想に基づき、プラットフォームや、エンジン・トランスミッション含むドライブトレーンの共通化にはじまり、グローバル的に見て、一部地域でしか展開していない「ヴィッツ」や「オーリス」を廃止して世界共通車種としたことや、「スープラ」の共同開発、北米においては新型ヤリスを「MAZDA2」のOEMとしたことなど、製品単位で「無駄な支出」を排除してきたことがわかります。

さらにもっと大きな視点だと、マツダやスバル、スズキとの関係性を強め、それぞれの会社の強い部分を活かす形で業務提携を行い、「それぞれの会社が、同じことをして支出を増やさないように」という考え方も推し進めています。※トヨタはグループ内でも「重複事業の廃止」を推進中

このあたりはホンダのような「なんでも自社で行う」という純血主義に比較すると情熱が感じられないようにも見えますが、トヨタは自動車メーカーでは数少ない「創業者一族が経営を行う」自動車会社であり、代々のトヨタ自動車社長は、幼少の頃から会社(トヨタ)を存続させること、一族の利益を守ることを叩き込まれてきたのだと思われ、ここからくる「合理的な経営判断」だとも考えられます。

つまり、生き残るためには何かを切り捨てないといけないという判断がしっかりできており、妙なプライドは身を滅ぼすことになる、ということを理解しているのでしょうね。※大義のためになにかを犠牲にできる

そして「販売台数」については”新車攻勢”にて過去最高の販売台数を実現したということになりますが、トヨタは日産やスバルとは異なり、「人々の嗜好をすべて拾う」という考え方。

たとえば日産は「コンパクトカー」だとノート、「ミニバン」だとセレナ、「SUV」だとエクストレイルといったように、そのカテゴリの中で強いクルマが一台だけあればいい、という考え方。※最大公約数的だとも言える
車種を増やせば増やすだけ設計や生産、販売管理など「無駄」が生じるという考え方で、極度にスリム化を図っています。

スバルはといえば、コンパクトカー、ミニバン、SUVといった競争の激しいところから撤退し、かわりに「ワゴン」に特化。
プラットフォームもおそらく「SGP」のみにしたいと考えているはずで、エンジンもEJ20のように30年も「使い回す」など無駄な投資を避けています(日産と異なるのは、ニッチに特化したこと)。

反面、トヨタは「ニッチではなくメインストリーム」「とりこぼしはならぬ」と考えているようで、たとえばコンパクトカーでも「ヤリス」「アクア」「スペイド」「タンク」「パッソ」「ポルテ」「ルーミー」「カローラスポーツ」と多数が揃います。
同じコンパクトカーであっても「価格優先」「燃費優先」「スタイル優先」「使い勝手優先」「乗員数優先」など様々なユーザーがいると思いますが、それらすべての需要を満たすクルマを「個別に」用意するということですね。

ただ、そうなると異常にお金がかかるので、上述の通り「コンポーネント共通化」「無駄な車種を統廃合する」「他社と提携する」ことによってより多くのモデルを発売し、それによって販売台数を最大化するということに。

実際のところ、2019年10月の国産車販売台数ランキングでは、トヨタはTOP50のうち実に29台を占めており(かつ上位)、こうなるともう国内市場はトヨタに牛耳られている、と考えても良さそう。
そして現代では、人々の嗜好というのは同時多発的に多種多様化していて、ぼくはトヨタの考え方が「正しい」とも考えているわけですね(フェラーリのように、強烈なコアバリューを持っている場合はこの戦略は正しいとは言えないが、フェラーリもライバルの台頭によって”多様化”を強いられている)。

そしてここからが本題ですが、上で述べたとおり、トヨタは好調なのに、デンソーやアイシン精機が「減収減益」を記録していることには要注目。
現代の自動車は様々な安全、環境に関する規制に適合する必要があるために開発コストが嵩み、他社との競合にてより優位に立つには様々な新機軸(コネクティッド技術、運転支援技術など)を盛り込む必要があります。

記事では「クルマはハードとしての価値を失う」としていますが、これについてはぼくも完全に同意。
それはスーパーカーも同じで、かつては「速く走りたければスーパーカーを選択するしかない」というハード中心の選ばれ方をしているものの、現代では「他の人が持っていないものを持ちたい」「カッコイイから」といった選ばれ方にシフトしているように思います。
これはSUVも同じで、ほとんどのSUVオーナーがオフロードを走らないということも「SUVはハード重視で選ばれているわけではない」現実を示唆している、と言えそうです。

クルマをハードウエアとしてではなく、移動のためのモビリティという“サービス業態”として捉えるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)なる概念が登場して以降、クルマに関する価値観は一変した。消費者にいかなるサービスを提供できるかが問題になり、近い将来には、もはやハードウエアとしてのクルマには重きが置かれない時代がやってくる。

こういった時代がやってくると、自動車の開発コストについてはこれまでとは全く異なる部分に費やされることになり、その開発を請け負う「下請け」がそのコストを負担するという現実も。

そしてトヨタはその技術を「優越的地位」によって比較的安価に手に入れ、それをクルマに実装することで魅力ある(コストパフォーマンスの良い)製品づくりが出来るということになり、これが「トヨタは最高の売上、最高の利益」なのに、系列会社が「減収減益」という”闇”ではないか、というワケです。

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2019年11月04日 イイね!

朗報か悲報か!?デイトナはじめロレックスのスポーツモデルに対し正規販売店が11月から購入制限導入開始

朗報か悲報か!?デイトナはじめロレックスのスポーツモデルに対し正規販売店が11月から購入制限導入開始Livedoor Newsによると、日本においてロレックス正規販売店が、ステンレスケース採用の「スポーツモデル」について購入制限を設けるとのこと。
これによれば、免税店を除く日本全国正規店67店舗が対象となり、指定するモデルについては購入時に顔写真付きの身分証明書が必要となり、モデルによっては5年間もしくは1年間、同一型番が購入できなくなるようです。※ロレックス正規販売店検索はこちら

購入にあたっては顧客名を特約店の間で共有するといい、つまり「異なる正規販売店」であっても同じ顧客は同一モデルを一定期間購入できない、ということになりますね。
ちなみにロレックス正規店はすべてが「直営」ではなく、運営する会社は全部で20あるといい、今回の試みはこれら20社による独自の取り組みだそうで、日本ロレックス自体は「関与していない」と報じられています。

この購入制限について、11月1日から導入を開始した店舗がほとんどだそうですが、一部店舗ではまだ実施していないところもあるようですね。

今回の購入制限の概要をまとめると下記の通り。

・購入制限を設けるのはロレックス正規店67店舗(免税店除く)
・店舗間で顧客情報を共有し、そのモデルを購入した人は一定期間、同じ型番のロレックスを購入できない
・購入時には顔写真付きの身分証明書の提出が必要
・コスモグラフ デイトナ(Ref.116500LNは一回購入すると5年間は正規店での同一モデル購入ができない
・サブマリーナー(Ref.114060)、サブマリーナー デイト(Ref.116610LN、Ref.116610LV)、シードゥエラー(Ref.126600)、ディープシー(Ref.126660)、GMTマスターⅡ(Ref.116710LN、Ref.116710BLNR、Ref.126710BLNR、Ref.126710BLRO)、エクスプローラー(Ref.214270)、エクスプローラーⅡ(Ref.216570)は一回購入すると1年間は正規店での同一モデル購入ができない
・ヨットマスターⅡ(Ref.116680)、エアキング(Ref.116900)、ミルガウス(Ref.116400GV)は対象外

なお、今回の購入制限については、日本ロレックス指示のもとではなく「販売店が自主的に行う」もの。
ここが今回のミソであり、というのも、ぼくの認識では、「ロレックス社本体は、転売でもなんでも、腕時計とブランドの価値が上がればいい」と考えていて、現在の「プレミアまみれ」の状態、常に市場が飢餓感を持つ状態を歓迎している、となっているため。

たとえばパテックフィリップは自社でオークションに参加し、過去モデルの相場をつり上げることでブランド価値を高めていますし、オーデマピゲも中高で時計市場に直接参入して「価値の維持と向上」に乗り出したところであり、メーカーとしてはブランド価値を最大化するために、「欲しくても手に入らない」状況を作るのが仕事だと言えます(高級ブランドは、製品ではなくブランドを売っている)。

とくに購入腕時計は「買うことができる」人が限られ、つまり市場規模が限定されているので、限られた販売数量でいかに利益を上げるか、そして他社のパイを奪うかとなると、「ブランド力を上げ、市場浸透性を図り、単価を釣り上げる」しかないわけです。
よって「欲しくても手に入らない」「選べれた人しか変えない」状況をつくるのが(プレミアム製品)メーカーとしてはもっとも好ましい戦略ということになり、ロレックスもその例に漏れないと考えています(クルマだとフェラーリ、エルメスの採用する戦略と同じ)。

したがってロレックスは「もっと品薄になればいいし、もっとプレミアが付けばいいと考えている」はず。
メーカー側としては中古相場が上がったとして、直接の利益を得られるわけではありませんが、毎年行う値上げの幅を大きくしたり、モデルチェンジの都度ガツンと値段を上げることができるようになるわけですね(長期的に新品の販売単価が上がるという意味では、販売店にもメリットがある)。

じゃあなんでこういった制限が設けられたのかということですが、これは「販売店側の理由」。
正規販売店はプレミア価格でロレックスを売ることができるわけではなく、しかし現在のように毎日ロレックスマラソンに来られたり、電話がかかってきたり、そして「なんで手に入らないのか」と文句を言われたりする状況に辟易している、と思うのですね。

そして、一部の顧客は「わざと販売店がロレックスを売らずに価格を釣り上げている」「有力顧客にばかり売って自分には売ってくれない」とクレームをつけることになりますが、販売店としては「売りたくても売るものがない」「中古価格、相場が上がろうとも販売店は売上単価(利益)が増えるわけではない」のが実情であり、こういったイチャモンはお門違い(販売店=メーカーだと認識している人が多い)。

そこで正規販売店は「予約を受けず、入荷したら店頭に出し、それを見た人が買う」という方法を採用することで公平性を保つようにしているわけですが、これについても「そんなしょっちゅう来れない」という不平が爆発することに。

よって今回の「購入規制」につながることになったのだと考えていますが、これを導入することで、そしてこれが報道されることで一定の対策を行ったという姿勢をアピールすることができ、現在の状況について「何もしていないわけではない」「不公平(というものがあるとすれば)是正に動いている」というポーズを取ることができることになり、今回の購入制限については、販売店が消費者からの批判をかわし、店頭で矢面に立たされる従業員のストレス緩和のためではないかとも考えています。

そこで気になるのが、今回の購入規制導入で何かが変わるのか、ということ。
結論から言うと「あんま変わらないだろうな」と考えています。

なぜならば、そもそも入荷量が少なく、いかに「一人一本」の制限を行ったとしても、本当に欲しい人にゆきわたるとは思えず、飢餓感が解消されない可能性が大。
そして、これまでも「一人の人に何本も売っていた」とは考えにくく、しかしこれを行うことで有力顧客にこれまで便宜を図っていたのであれば、購入規制導入後も(罰則も、日本ロレックスからの指導もないので)それは店舗単位で継続して行われるだろう、とも推測しているのですね。

加えて、いかに「顔写真付きの身分証明書」が必要だとしても、家族や友人知人に「売却益の一部を渡す」ことで利益を示せば、喜んで店頭までついてきてくれると思われ、「身分証とクレジットカードとの名義」についても、家族や友人にお金を渡し、彼ら彼女らのカードで購入すれば問題ない(しかもポイントが付くのでラッキー)ということに。

そうう言った理由もあって、今回の購入制限は「批判をかわすためのポーズ」であり、現在の状況は「基本的に」改善しないだろうとも考えています。

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