
さて、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIに試乗。
スペック的なところから見てみると、搭載されるエンジンは2リッター4気筒ターボ / 245PS、トランスミッションは7速DSG、駆動輪は前輪のみ。
電子制御油圧式フロントディファレンシャルを持ち、これは左右のトルクを0−100%の間で分配できることが特徴で、コーナリングスピードの向上、そして立ち上がりの鋭さを向上させると紹介されています。
さらには電制デフ「XDS」を持ち、これは前輪そして内輪の空転を抑制してトラクションを回復させる役割を果たし、アダプティブシャシーコントロール“DCC”と統合制御されることで正確無比なコーナリングを実現するとのことですが、毎秒200回という細かさで減衰力が(4輪独立にて)制御されるダンパーもこの制御に含まれているようですね。
加えて累進ギア比を持つ可変レシオステアリング(プログレッシブステアリング)を持ち、低速域や切りはじめの反応が鋭くなっています。
ちなみにドライブモードは「エコ」「コンフォート」「スポーツ」「カスタム」。
これらを変更することでアクセル開度に対するレスポンス、シフトチェンジのポイント、ステアリングホイールの重さ、ダンパーの特性と電制デフの特性、サウンドが変化します。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIの価格はベーシックグレードで466万円、純正ナビ”ディスカバープロ”が装着されると485万8000円、これにLEDマトリックスヘッドライトなどを含むテクノロジーパッケージが装着されると503万4000円、アダプティブサスペンション含むDSSが装着されると525万4000円というふうに価格が上昇し、最上位の仕様だと577万1000円となります。
金額だけ見るとけっこういい値段ということになるものの、プログレッシブステアリング、電制デフ、アダプティブダンパーが装着された状態でも525万円なので、むしろ「破格に安い」と考えて良さそう。
装備としては同じグループに属するポルシェ911や718ケイマン・ボクスター、はてはランボルギーニ・ウラカンよりも遥かに充実していて、「一定以上の速度域での走行性能」を求めなければ最強だと考えていいかもしれません。
こういったコストパフォーマンスの高さについては、「ゴルフはVWにとっての基幹車種なので絶対に失敗するわけにはゆかず、よってコストをたっぷりかけていること」「ゴルフの販売台数が多く、コストをかけてもペイできること」が挙げられますが、フォルクスワーゲングループの上位ブランドからの技術的フィードバックも多いのだと思われ、グループとしてのマスメリットがぞんぶんに生かされた、破格のコストパフォーマンスを持つクルマだとも考えています。
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Posted at 2022/02/06 22:54:13 |
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ドイツ車 | 日記