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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2020年12月08日 イイね!

1963年の230SLのプレート

例のプレートの事を考えていて、ふと、
そういや230SLで220君のと同じ(私が勝手に命名した)カロッセリープレートを
見た事が無かったなァと思い、
一寸ネットで捜してみる事にしました。

そのカロッセリープレートというのはW111系では1963年一杯まで
ボディパネルへのボディナンバーの打刻と共に、
ラジエターコアサポートの所に取り付けられるものなのですが、
1963年からある230SLにもきっとそれはある筈だと思ったのですよね。

230SLの全生産台数は19831台で、
二玄社から出ているSLの本によると最後の1台の車体番号の下6桁が019832であるらしいので
その間の欠番はたったの一台ということになる筈なわけですが、
1963年には1465台が生産されているので
000001~001465ないし、001466までがその年に作られた車両であると
基本的には考えて良さそうです。

ただ、不思議な事に二玄社のその本で001488が1963年12月14日の車両、
001561が同年12月18日の車両だと書かれているのですよねぇ。

欠番が1つしかないのにそんなバカな、、、って思うのですが…。

まぁ、これは検証のしようが無いので、とりあえず001465までの車両を捜して見ましょう、、、
って事にしました。

で、先ず見つけたのがコレ。



ミラーは違うし、ホイールキャップも違っている状態なのですが、
車体番号は下6桁は、、、



001370って事で間違いなく1963年式。
で、プレートを捜して見ると、、、ゲッ!



ありゃ~3列プレートの方じゃありませんか!

私が岐阜で買って来た220SEbのエンジンのドナー車であるクーペが
1963年の11月ないし12月の車両だと思われる所だったので
1963年一杯、カロッセリープレートが付いていると考えて良かろうと思っていましたが、
厳密に言うとそうではなかったのかもですね。

私の計算で行くとこの車も12月生産だと思われる所なので、
中途半端ではありますが、12月位からこちらのプレートが使われ出したのかもしれませんね。

このプレート、なにか今までの物と違うなァって思ったのですが、
よくよく見ると、他の物では1桁の仕向け地方面コードだったものが、
3桁の仕向け地コードになっているのですよね。

513という事はベルギー仕様という事の様であります。

これ、まだ検証を進めていませんけれども、
1965年1月製造と思しき2台の230SLの場合は1桁の方でしたし、
車種は違いますけれども1964年4月製造と思しき220SEbセダンでも同様で、
数か月単位のほんのごく短い時期だけのモノである可能性があるので貴重かもしれません(笑)。

内装はこんな感じ。



この円形ホーンリングも時期の判断が非常に難しい所なのですが、
二玄社の本を信用するなら002038から
(円形からとは書いていませんが)ホーンリングが変更されたとありますので、
この車にこれはオリジナルと考えて良さそうです。

で、その1963年11月ないし12月製造と思しき、220SEbクーペの件もあったものですから、
ひょっとして230SLは最初からこのタイプのプレートで
私の言う、カロッセリープレートが付いた車両は存在しないのでは?とも考えたので、
もっと古い車を捜してみる事にしました。

で、お次に見つけたのがこの車。



この車もホイールキャップがワンピースですねぇ。

車体番号の下6桁は、、、



なんと000146!
超初期モノでは御座いませんか。

しかし、これ、残念ながら、目的のプレート画像なしでした(涙)。

余談ですが、エンジンルームを見ると、、、



ムムム?このタイプのオイルフィラーキャップは
230SLのタペットカバーには付かない筈だけど、、、と思い、
一瞬、280SLか280SEのエンジンに換装されているのかな?と思いましたが、



127981だから230SLのエンジンではあるようですね。
※このフィラーキャップが付けられるタペットカバーは280時代の途中から採用されたものなのですよね。

ただ、1万3千番台って事は結構後の方のエンジンな筈だから
これ、他の230SLから換装されていますね。

で、最後に見付けた車がコレ。



見掛け上からUS仕様かと思いきや、データカードによると
オーダーナンバーの仕向け地コードは229だから
何とシュトゥットガルトに出荷された車で御座いました。

速度計とかもマイル表示なんですけどねぇ。



あっ、でも他画像でチラッと見える水温計は℃みたいなので、
やっぱり偽US仕様で正解かな?

カリフォルニアのブラックナンバーが残っているので、
昔からアメリカにあった車である事は間違いなさそうです。

新並とかだったのかしら???

で、車体番号の下6桁は、、、



000209!さっきのには及ばないけど、これも古いですねぇ。

データカードによると1963年8月29日の出荷だそうです。

んで、期待の物はと言いますと、ありましたよ(笑)。
コチラで御座います。



やっぱり230SLでもこれの付いている車が存在するのですねぇ。

シャシー番号が000209であるのに対してボディ番号が000202だと
やっぱりボディナンバーは運転席の左右とMTかATで振り分けられたそれぞれの
ボディの通し番号のような気がしてくるのですが
(特に230SLでは000600で初めてATが載ったらしいのでこの時期ではまだ左右ハンドルの別しかないわけですし)
220SEbクーペでいろいろ見てきた経験で行くとこの数字が必ずしも製造順ではないのですよね。

そうそう、エンジンは新車当時の物がそのまま載っているようで、
エンジンナンバーは000233と下6桁はそれら2つの番号と近い数でした。

しかし、専用エンジンの筈なのに、何故にシャシー番号より数が多いんだ???

このプレートによると、ボディ色は670Hと408Gなのでボディがライトアイボリーで
ハードトップがハバナブラウンだったようなので、
モロに色替えしていますね。

下廻りの画像があるのですが、、、



インナーフェンダーが元色っぽい感じですよね。

で、カロッセリープレートを見た後に気になったのが、
ボディナンバーのボディパネルへの打刻もあるんだろうか?という事だったのですが、
その画像もちゃんと用意されていました。



なるほど、リレーがここに見えるって事はエンジンルームの左側の所ですね。

ここいらにカロッセリープレートもあるのでは?と思い込んでいたのですが、
背景の色が違う…。

って事はひょっとして左ドアを開いた所か!と思い見てみると、、、



正解~。
青丸の位置にそれらしきものが見えていますよね。

ドイツ仕様→US仕様で弄り倒しているので
装備の点では資料にはなりませんけれども、プレートや打刻などの面では
大変お勉強になる1台で御座いました。

因みに外装色と外見のUS仕様以外には
ステアリングは551のSTEERING WHEEL, IVORY-COLOREDが装備されていた筈のところを上の画像の通り黒ハンドルにしたり、
(恐らくその移植時にホーンリングも円形ではなくなったのでしょうね。
でもシフトレバーも黒にしてある所がチャンとしています)
元々の内装は216なので革のコニャックだった筈である所を
ダッシュやドア内張りは革かなアという感じではあるものの、
シートだけMB-TEXにしたりしているようです。

最後にオマケ。



このスペアタイヤマウント、凄い無理やりな付き方をしていますよね(笑)。

これは007204以前の230SLは006069以外、皆、こうなっているのですよね。
この画像でもその底面に傷が付いているのが判りますが、結構擦るらしくて、
この部分を取って板を張って埋めちゃってる車もそこそこあるようです。

こうしてみるとタンクよりずっと低いですものねぇ。
Posted at 2020/12/08 22:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年12月07日 イイね!

76号散歩

76号散歩昨日は朝一、ヤナセの部品の担当者へのメールを長々と(苦笑)書いていたのと、
お腹の調子がイマイチだったのとで結局午前中は外に出られなかったので、
午後から、コペンさんでお散歩に出掛けました。

GSに給油に行った後、さて、何処を走ろうかなァと考えて、
まぁ、13時も過ぎてしまった事だし、あんまり長距離は走れないなって事で、
久々に通しで県道76号線を走ってみる事にしました。

最初はのんびりゆったり(笑)。

途中でふと思い立って、こないだ十里木方面に向かう時に
ずっと工事中だったのが開通になった部分を見に行こうと一寸寄り道。

今までT字路で通れなかったチョイ先の様子。



結局その先はまたT字路になっていて、



ここを左に曲がると、
いつも先程T字路だった所を左折してからゴニョゴニョ走った後に
左折する交差点を直進で抜ける形になる事が判りました。

なるほど、こりゃ楽ですな。

県道76号線は大まかな言い方をすると、
市の市街地の外縁をぐるっと回ってくるようなコースになるわけですが、
市内としては最終的にいつも私のこのブログに登場する、蓬莱橋に抜ける事になります。



で、蓬莱橋から先の山の区間がやっぱり楽しいので、そこは一寸楽しんできちゃいました(笑)。

富士宮の浅間さんの手前で、例によってほんの軽い滞りがありましたけれども、
殆どイライラさせられる事も無く、休日のお散歩を楽しんでくる事が出来ました。

しかし、本当に220君の件は参りましたねぇ…。
昨日送ったメールで進展に繋がると良いのですが…。
Posted at 2020/12/07 06:12:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年12月06日 イイね!

いきなり撃沈(苦笑)

一つ前のブログで
『どうやら1964年の頭から1965年10月位
(ハッキリと断定出来ませんが終わりの時期は
220時代から250時代への切り替わりと同時か、その直後位)
までのものに関しては
内容的にはプロダクションナンバーと仕向け方面番号が追加されたのみのモノになっていて』
と書きましたが、
先程、改めて検証していてその終わりの時期に誤りがある事が判りました(苦笑)。

まず、1965年6月生産と思しき下桁079804のクーペで
スペシャルバージョンコードありのプレートを確認。

そして1965年4月生産と思しき
下桁077631のセダン(220SEbは製造番号が3車種共通になっている)で
スペシャルバージョンコードなしのプレートを確認したので、
切り替わり時期はその間である事が判りました。

揺るぎなく220と250の境目辺り乃至、250の時期の初期に切り替わっていると思ったのに、
220の時代のしかも65年の前半近くで変更されているという、
まったく見当違いも甚だしい感じで御座いました(苦笑)。

謹んで訂正させて頂きますです(汗)。

そして、このコード有り無しって表現も、一寸不適切な感じでして、
というのは、スペシャルバージョンコードが記載される時代のものに、
そこに表示すべきコードが無くて空欄になっている物があるんですよね。

故に今後は3列タイプと4/5列タイプという言い分けをしようと思います。

思ってたのとは違い、撃沈な結果になりましたが(苦笑)、
以上の事からボディ色で塗られた3列タイプのプレートが付いていれば、
それが250SEではなく220SEbであるという事だけは判断出来ることになりました。

それも大まかに1965年の4月から6月の間に行われた変更であるという事で、
今まで1965年内に220SEbで行われている変更って気付いていなかった事もあり、
これはこれで年式判別的に良い収穫となりました(笑)。

1965年1月生産の230SL2台が3列タイプだったので、
きっと他車種でも同じ頃合いで同じ変更が行われているのでしょうね。

今後、他車種も絡めて具体的な時期についての検証を進めていこうと思います(笑)。

ただ、車体番号のプレートと共に、このプレートの画像が用意されている車両って
結構少ないんだよなァ…。
Posted at 2020/12/06 22:53:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年12月06日 イイね!

コアサポートのプレートのスペシャルバージョンコード

こないだKAKANEさんの250Sのコアサポート上のプレートの
スペシャルバージョンコードについてその全てがそこに記載されている訳では無く、
ある行程で必要な部分についてのみの記載になっているようだと書きましたけれども、
自分でそう書いてから、ふと、
具体的にどういうコードがある中で
どういう部分がここに打刻される対象になっているのだろう?
と言うのが気になったので、少し調べてみる事にしました。

と、その例を挙げる前にその過程で判った事が一つあったので、
それについてお話する事にしようと思います。

あのボディ色で塗られているプレートは1964年以降の車両に付いている物で
1963年以前は黒地に銀文字のプレートに
ボディナンバーとボディ色の打刻がされている物な訳ですけど、
調査の結果、どうやら1964年の頭から1965年10月位
(ハッキリと断定出来ませんが終わりの時期は
220時代から250時代への切り替わりと同時か、その直後位)
までのものに関しては
内容的にはプロダクションナンバーと仕向け方面番号が追加されたのみのモノになっていて、
それ以降にスペシャルバージョンコードの一部記載が
行われるようになったみたいなんですよね。

これは年式識別に役立つ事なので、マニアとしては一寸嬉しい発見でした(笑)。

例えばW111の2枚扉でスペシャルバージョンコードの打刻がなければ
ほぼ220SEbだと断定出来る訳ですし、
またW113では250SLが1966年の終わりからの車ですので、
それがない車は230SLだと断定しても良いという事にもなるわけですからねぇ(笑)。

無論、230SLは1967年まで存在しているわけですから、
それの記載がある230SLもあるわけですけどね。

さて、それでは本題の方に移ってみる事に致しましょう。

先ずは例1

1968年6月製造 280SEセダン

401 SINGLE SEATS
503 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, ON THE LEFT
540 SEAT ADAPTER, BETWEEN THE FRONT SEATS
587 SINGLE SEATS WITH FOLDING ARMREST
663 50 LITERS OF FUEL

以上がデータカード上のスペシャルバージョンコードなのですが、
この内、プレートに記載があったのは503の左ミラーのみでした。

例2

1966年10月製造 230SL

401 SINGLE SEATS
415 HARDTOP (WITHOUT ROADSTER TOP)
629 VERSION FOR FRANCE

この内、プレートに記載があったのは629のフランス仕様のみでした。

本題とはちとズレてしまいますが、
この415のコードにはちと驚きました。

US仕様でなくても113に幌なしの設定があったのですね。

まぁ、190SLでは121040と121042で幌無しハードトップと幌車を区別していた位、
幌なしは普通の仕様のひとつだったわけですから、
113では車両型式で分けていないだけのことで、
普通にそういう仕様が設定されていたとしても、何の不思議もないのですけどね。

ただ、チョイとばかり変なのは、この車両、画像では幌付きなんですよね(苦笑)。
あり得ない話ではないと思うのですが、ひょっとすると幌は後付けしたのかもですね。

先に話の出た190SLでも幌付きなのに車体番号が121040…になっている車って
結構見掛けますからね(笑)。

世間でカリフォルニアロードスターと言われている幌なしバージョンでは
蓋付きの幌の収納スペースを取り去って
そこに折り畳み式の簡易リアシートが取り付けられる形式になっているわけですが、
この時代の物ではひょっとして幌の収納スペース自体はあって
幌のみがない仕様だったのかしら?なんて思ったりしています。

尤もそれに関してもやろうと思えば、後付けする事は出来そうですけどね。

例3

1967年2月製造 250SEセダン

401 SINGLE SEATS
424 MANUAL TRANSMISSION, FLOOR SHIFT
587 SINGLE SEATS WITH FOLDING ARMREST
629 VERSION FOR FRANCE
630 RADIAL-PLY TIRES
641 WHITE-WALL TIRES
665 ?

不明なコードがひとつありますが、
この内、プレートに記載があったのは、424のフロアシフトマニュアルと
これまた629のフランス仕様でした。

例4

1966年9月製造 230SL

401 SINGLE SEATS
416 HARDTOP MOUNTED
426 MERCEDES-BENZ POWER STEERING AND AUTOMATIC TRANSMISSION WITH FLOOR SHIFT
493 (恐らく)CALIFORNIA VERSION
508 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, LEFT, LOOSE
515 BECKER RADIO EUROPA MW/USW - USA
524 PAINTCOAT PRESERVATION
531 AUTOMATIC ANTENNA
565 REAR SEATS USED ON SL MODELS
669 ?
736 FOLDING TOP FABRIC LIGHT GREY (708)
226 HEAT ABSORBING GLASS DRIVER DOOR LEFT + RIGHT
227 HEAT ABSORBIND GLASS FOR COUPE-ROOF
229 WINDSHIELD, HEAT ABSORBING GLASS OF 2 PA SPECIAL GLASS

これまた不明なコードがひとつありますが、
プレートへの記載は426のパワステ&フロアAT、493のカリフォルニア仕様、
508の左外ミラーLOOSE、515のUS仕様のベッカーオイロパ、
531のオートアンテナで御座いました。

因みにまた余談ですが、
508のミラーのこのLOOSEの意味をどう取って良いのかが
イマイチ判らないのですが、
一番上の280SEで敢えて左ミラーの装備に触れている事からして
左ミラーも元々標準装備では無かったと思われるところなので、
単純にレスオプションと言う意味ではないと思うんですよね。

実は私の220君にも番号は違うけど同じコードがありまして、
私が思うに、(法規制などに合わせて)仕向け地の輸入元が後から付ける意図での、
車体には取り付けない状態での左ミラーの供給という事だったのではないかなァ、、、
という感じがしています。

例5

1971年10月製造 280SE3.5セダン アンドラ公国仕様

406 SINGLE SEAT WITH ORTHOPAEDIC FRONT SEAT BACKREST, LEFT AND RIGHT"
431 SAFETY BELTS, FRONT
452 TWO-TONE HORN
482 HARDER SPRING SUSPENSION AND SHOCK ABSORBERS
502 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, ON THE RIGHT
541 HALOGEN LAMP UNIT, CRYSTAL CLEAR, R.H. TRAFFIC
550 TRAILER COUPLING
576 FRONT FOLDING ARMREST AND LEFT AND RIGHT FRONT SEATS WITH SEAT HEIGHT ADJUSTMENT
580 BEHR AIR CONDITIONER
598 HEAT-INSULATING GLASS, ALL-AROUND, BAND FILTER
616 ADDITIONAL HALOGEN FOG LAMP (FROM APRIL 1ST, 1970), REAR TURN SIGNAL, LAMPS, ORANGE, FOR AUSTRALIA,
637 RADIAL-PLY TIRES, FIRST-AID BOX AND WARNING TRIANGLE
663 50 LITERS OF FUEL
682 FIRE EXTINGUISHER
811 LOUDSPEAKER, SOUND PACKAGE IN THE REAR
835 COIR MATS

この内、502の右ミラーと550のトレーラーカップリングと
580のベーアのエアコンと811のリアスピーカー(多分1個のタイプ)のコードが
プレートに記載されていました。

プレートとデータカードが一緒に掲載されているパターンが少ないので、
これらは全て、例の各々の車両について100枚単位で画像を載せている、
ワタクシお気に入りのオランダの変態な車屋さん(笑)の
過去の販売車両の中から探し出して来た物です。

この結果からすると、プレートへの記載は
アウトサイドミラー、(主要国のみ)国別仕様、ラジオ関係、ミッション、エアコン、トレーラーカップリングという感じですね。

プレートにはボディ色のコードが記載される事からして
ボディの組み立てから塗装までの間にボディにしておくべき、
前準備が必要な装備がここに記載されるのでは?と思う所なのですが、
ボディパネルに穴を空けるアウトサイドミラーやアンテナ、
冷媒ラインの為にファイヤーウォールに穴を空けるエアコン、
取り付け方法は良く判らないけれども何等かの取り付け加工が要りそうな
トレーラーカップリング、
ハットシェルフに穴を空けるリアスピーカーは判るような気がしますが、
国別仕様やラジオの種別やミッションはどうなんだろうという感じ。

ベッカーが、グランプリであろうが、メキシコであろうがオイロパであろうが
違いがある筈がなく、
また元々取り付け穴はあるわけで、それでラジオ無しの場合は
デリートプレートで埋める形を取っているわけだから、
これを敢えてこのプレートに記載する意味が良く判らないんですよね。

ミッションにしても例えばうちの220君はフロアマニュアルだけれども、
ウッドパネルを外すと、コラムAT用のインジケーター用の穴が空いていましたし、
予めどちらにでも対応する形にしておく事は出来そうな気がする部分なので
やはり意味が判らないんですよね。

国別仕様も例えばイタリア仕様やUS仕様などではサイドマーカーがあるから判るけれども、
全ての仕向け地がここに表示されるわけではない中、
フランス仕様の明示が必要な理由が私的には判らないのですよね。

(もし、ヘッドランプが理由なら、69年までの日本仕様もここに打刻が入るべきかと思います)

後、KAKANEさんの250Sでもリアのリーディングランプと
エミッションコントロールのコードがありましたけど、
これらも何故プレートに記載すべき事項なのかがよく判らないですよね。

一瞬、逆に何故あの車には左ミラーLOOSEのコードがないのか?と思いましたが、
考えてみると日本仕様の250系セダンは
ヨーロッパ仕様のストレートネックのドアミラーではなく、
私が知る限り全てがグースネックミラーを装備している事からして、
恐らく輸入元が最初からミラー無しの状態で輸入する形を取り、
左右共グースネックをフェンダーに取り付けることにしていたからなのだろうなァ
という事に気が付きました。

プレートへの記載の基準を知る為に調べ始めたお話で御座いましたが、
なるほど、と思えるところがある反面、
結局完全な法則性を見出す事には至りませんでした(苦笑)。

そうそう、この調査の過程で先日、
未確認だと言っていた、KAKANEさんの車両でいう、
このプレート上の10801210の後の数字の件ですけど、
仕向け地域番号であると考えて間違いなかろうという結論に達しました。

このお店の販売車両はその多くがフランス仕様で、
それらはつまりヨーロッパ仕様という事で『5』でしたし、
最後の280SE3.5も『5』でオーダーナンバーに仕向け地が『533』だったので
それってどこよ?と思ったら上にも書いた通りアンドラ公国だったわけであります。
※無論私も、アンドラ公国ってどこよ?と思いましたが、
WIKIによると『ヨーロッパ西部のピレネー山脈中に位置する立憲君主制国家』だそうです。


次に多いのがUS仕様でそれらは勿論『7』でした。

最も興味深かったのが一番上の280SEでこれは『8』。
普通に行くとアジアという事になるので仕向け地コードを見てみるとそれは『881』。

私の手元の資料では仕向け地コードにこれはなくて、スペシャルバージョンコードの方に
”CKD COUNTRIES”とあったのですが、
CKDという言葉を調べると医療用語の方ばかりだったのですが、
ひとつコンプリートノックダウンという言葉がありました。

しかし、Sクラス相当の車種でドイツ以外の国で
ノックダウン生産なんかやってたのかしら?と思うのですよね。

一応、新車当時納車された先はパリだったようなので、
CKD COUNTRIESという話は置いておいて、
アジアのどこかの国の大使館、領事館に収められた車の可能性がありそうですね。

この車、装備品は控えめですけれども、シートには本革が奢られていたりしますしねぇ。

1週間ほど前からちまちま調べ始めて、成果はあまりあったとは言えませんけれども、
個人的には結構楽しい調査で御座いました(笑)。
Posted at 2020/12/06 12:33:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年12月05日 イイね!

安かろう悪かろう(苦笑)

今日も仕事が早く終わったので、
早速コペンさんのブロアモーターを交換する事にしました~。

サクッと外して新旧比較。



これ、どっちが新品だと思います?

左の方がモーターのクロメートが綺麗に光っているので、
コッチが新しいと言っても通りそうな所なのですが、実は右側が新しい方です。

まぁ、2年前に交換した物だから、壊れかけているとは言え、そりゃ、綺麗なままですよね(笑)。

んで、前回の交換のブログの時にも書きましたけど、
今までのファンブレードの固定がバンド締め(左)でしたが、
今回のはまともにナット留め(右)になっていました。



前回は脱着15分という感じで正にサクッと終わったようなんですけれども、
今回は、そうは問屋が卸しませんで、メイドインC国全開でございました(苦笑)。
※尤も今までのもC国製だったと思うけど(笑)

これ、3本のネジを外した後、
ブロア側のロックをチョイと引っ張って時計方向に回すと外れて来るのですが、
当然取り付けはそれを逆にいくわけで、そうしようとしたところ、
反時計回りに回り切らず、ロックが掛かる前に引っ掛かってしまいます(苦笑)。

ロックが掛かる位置まで回しきらないだけで多少は反時計方向に回るのですが、
回した時に噛み合う爪の部分が、
回す方向に向かって厚みを増していくような形状になっていることから
ここの最後の部分のクリアランスが足りないのだろうと判断しました。

で、よくよく観察すると回転する時のベースとなる縁の部分が、
爪のある個所のところだけ厚くなっているのを発見。

どうも、プラスチックを成型する時のこの部分の型が
爪の場所ごとに別部品になっているらしく、
それは元々のブロアモーターでも同じ事だったのですが、
その継ぎ目跡が今度の物の方が荒いのに加え、
その縁の部分が爪側に若干ズレる感じで成形されているようなのですよね。

なので、クリアランスを拡げるには爪側を削る方がずっと楽ではあるのですが、
真っ当なやり方としてはその向かいの縁側を平らになるように削って整形していくのが
正解である事が判りました。

思うように撮れてなくて、何を示そうという画像だか判らないものになってしまいましたが、
その部分の削りかけの様子。



この時はまだ闇雲に削っていましたが、結構削る必要がある事が判ったので、
今まで付けていたブロアモーターのこの部分のクリアランスをシックネスゲージで測り、
それが入るように縁側を削っていくようにしました。

恐らく爪の掛かる相手の厚みが3mm丁度位だったと思われ、
その必要なクリアランスは3.2mm位でした。

因みに、3.2mm位、、、とアバウトなのは、値が読めないシックネスゲージがあったので、
キッチリ隙間が埋まるように適当に何枚か突っ込んだ後で
それらを纏めてノギスで採寸したからでありました(笑)。

で、時間は掛かりましたが、何とか、その辺りまで削るのに成功して、
エアコンボックスの方に取り付けてみると、
無事、ロックが掛かる所まで回るようになりました。

がっ、
取り付けネジを入れようとしたら、なんだか真っ直ぐに入らない感じ。
見た目にもブロアが行き過ぎた位置でロックがストッパーに掛かっているように見えます。

もー、なんでやねん!と思いつつ、外そうと思うと、
今までの物と比べるとロックにしなやかさが足りなくて引っ張るのが大変。

それを何とか引っ張って廻して外し、
取り付けネジが通る穴を拡げて何とかならんかな?と思い、
丸棒ヤスリを使って穴を拡げてみました。

で、再取り付けしても改善せず。
鏡を使ってその場所を見ると、穴を拡大した位ではどうにもならない程
ズレていたのが判ったので、
こりゃ、ロックと穴の距離が正確に作られていないんだなと判断。

仕方が無いのでロックをこんな風に削って、、、



再取り付け。

少し削っては試して、、、というのが最早やりたくなくて、一発で決めたかったので
これだけ削りましたが、やはりこれではちと削り過ぎで
削り量はこれの半分もあれば行けたろうと思います(苦笑)。

これでとりあえずロック脇のネジが通る穴はネジ穴にくるようになりましたが、
この流れからすると他の2箇所の穴が合っているかも怪しいなと思い、
恐る恐るネジを突っ込んでみた所、
さすがにC国もそこまでは悪魔ではなかったようであります(苦笑)。

ってなわけで、なんとか取り付け完了。
無事、異音も無く、スムーズに回って、一安心といった感じでありました。

前回は15分でしたが、今回は3時間以上(苦笑)。
これを時給千円のバイトと考えると、
幾ら物が安くても前回の物と比較すると大損という感じになりました(笑)。

正に安かろう悪かろうを地で行った感じのお話で御座いました。


さて、タイトルとは全く関係ありませんが、その後は暇だったので、一寸お遊びの積りで
何故か手元にある(笑)W124のメーターに発生している、
世間でカビと言われている白いポチポチを取ってみようと思い立ちました。
※因みにその白いポチポチ、本当にカビなんでしょうかねぇ?
革に発生したカビみたいに拭き取った時のように変に吸い込んでケホケホするような事もないので、
私的にはタイヤの表面が白くなるみたいなのと同様に、
プラスチック内の油分?が表面に出てきた物のような気がするのですけどねぇ…。


因みに物はこんな感じ。



この画像では見にくいですが、W126とかW124とW201とかでは
メーターの盤面の外枠にこんな感じで白いポチポチが発生するのですよね。

以前、透明の覆いの手前のプラスチックはある程度綺麗にする事が出来ていたので、
その覆いさえ外せれば、内側のポチポチも何とかなるだろうと思ったのですよね。

というわけで、綺麗にする事自体は出来るだろうとは思っていたので
覆いを割らずに外す事が出来るものなのか、、、というのが
実は今回のお遊びのメインだったのですが、これがやはり難しい(苦笑)。

少しずつ抉じて、ピシッ、ピシッという音がするたびに
『ヒッ!』、『ヒャッ!』と叫び声を上げながら開いて行って、
何とかこのように、、、



外す事が出来ました。

ただ、分離面は透明の覆いが貼り付け面で小さく欠けたような感じになり、
基本的には外した覆いは元のケースに再取り付けするしかないだろうなァという感じでした。

で、長い事時間を掛けて内側を綺麗にしました。

業者さんでは塗装をするみたいですが、
塗装をしなくても、まぁまぁ、綺麗にはなりますよね。

恐らく塗装をする目的というのは仕上げを綺麗に見せる事のほかに
表面を塞いで新たなポチポチの出現を留める事でもあるのだろうと思うので、
これでどれだけ持つかと言われると判らないですけどね。

肝心な画像の方が、携帯で何処か余分な所を押しちゃったのか、
こんなセピアな仕上がりになっちゃいました(苦笑)。



で、その後、各メーターを戻した時に撮影した物は普通になっていたので
そちらも載せておきましょう。



完璧ではないかもですが、見苦しくは無くなりました。

実はこれ、透明の覆いを固定していないんですけど、
最後に残された問題はこれをどうやって接着するかですよね(大笑)。

外せるかの実験だったので、後は知~らないっと(笑)。
Posted at 2020/12/05 18:18:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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