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エボコのブログ一覧

2021年11月07日 イイね!

伸び縮み

現金なもので



走るのが1年伸びたら走りたいのが止まらなくなったw

シルビアは当分手が出せないからタイミングはバッチリなのだが、スイスポ放置し過ぎで手は加えないといけない。

実は前回の走行後、うちの子はオイル食いはしていなかったのだが遂に来た。

距離が進んできてソロソロ来るかなと思った矢先の事、次のエンジンを考えないといけないのだがシルビアと2台のエンジンを一気にやるには予算がキツイ…今は様子を見ることにした。



スイスポは以前のサーキット用車両と違い'ガチ'車両では無い。

ムスコも少しづつ成長してきているので、今はストリート8割サーキット2割の感じ、だがそのストリートが問題だった。

サイドガチガチのハイグリップでは無い普通のスポーツタイヤ、スプリングレートも割と普通、パワーの無いクルマでどこまで走れるのか?がテーマなのだが最近の荒れた路面はかなりキツい。

そこでまずは新たなモノをテストする事にした。



リアが跳ねまくるのは予想がついている。



リアスプリング下に入っている'HAL ピロスプリングアダプタ'を使用することによりスプリングの全長が短く動きが速い事。

スプリングは同じレートでも長さが短くなると動きが速くなる、この特性を使いサーキットではセットを出す事もあるのだが、問題は長いバネを使用すると車高が上がってしまう。

そこで各部を計測し取れる長さを計算



もう一つ長いバネで何とか今までと同じ車高までは詰めれそう、で新たなバネを入手



'ENDLESS Xcoil PLUS'

フロント8インチ、リア6インチを選択、これを使い新たなセットを出す。

実は先日試乗した'エンドレスGRヤリス'はこのバネの進化版が使われている、それが出てくるまで待とうか?と考えたのだが・・街乗りが不快すぎるので導入w

ヤリスに乗った感じとどう違うのか?を見るため先走ったww






現在使っている'HAL springs 低反発'コレはコレで合わせやすく気に入っているのだが、なんだか粘りが薄くなった気がしていた。

エンドレスのスプリングはどちらかと言うとトルクが高い、上のクラスになるほどどうなのか?すごく楽しみ。

組み替えは



サクっと終了したが思った通りダンパーストロークは使い切っていた、レートアップを考えなければならないがまずは同レートを選択した。



フロントはめんどくさい'センターロック式アッパー'のため分解に手間を食う



ありゃフロントもストローク使い切ってるか💧

フロントはあえて1kgfアップ、リバンプ増やすためのアシスト撤去



スプリングを自由に動かすためのスラストも撤去、'エンドレス ピロボールアッパーシート'のみのシンプルな仕様に。

実はXcoil PLUSはスプリングにプリロードを掛けて使うタイプ、その為スラストは外しメーカー推奨値でまず使う。



車高も前回と同じ、コレでどう言う動きになるのか?

軽く試走した感じは思いの外'動きがわかりやすい'バネ、サーキットだとどう出るか?

どっかで走りに行きたいなぁ😅
2021年11月05日 イイね!

刺激

クルマの部品は常に進化していく。

今まで良かったものも、いずれ過去のものになる。



かなり刺激を受けた。

だがこのクルマの速さ(パワー)は実はそれほど感じなかった、そのくらい安定していた。

'純正ならこんなもんだな'と思ったが、速度が上がるにつれ'増していく絶妙なトラクション'

今まで有名メーカーの脚は大体乗った、どれも一長一短があり'ドライバーがクルマに合わせる'のが現代では普通。



もっと'深く'できないか?いつも思っていた。

足ほど難しいものは無い、トラクションとか硬さとかは感覚でしか無い。

タイヤだったり様々な要素が絡むために100%は絶対に無い、だけど必ず100%に近いものは作れるはずと思い数十年。

いや…マジ良いと思うものに出会った。

アタシは一切お世辞は言わない、自分が気持ち悪くなるからw

やはりキモはバネだった。



HALはすごく合わせやすいし気に入っている、難点はバラつきが大きい事。



リアのHALスプリングアダプターはいまの所外す気は無い、だが格段に動きが速くなった。

コイツはタイヤを選ぶのかも知れない、合わせるのが格段に難しくなった。

ちなみに左右で違和感がある場合、同じバネを数は種類用意して合わせる。

'脚はクルマにドライバーが合わせる'ならそこまで考えなければ良い。

だけどいつか'疑問'が生まれる。

掛ける荷重がドライバーで違うがそれぞれの掛け方に対して変化したら幅はかなり上がる。



試して見たいと思った



実は試乗したヤリスに組まれているバネとは若干違う、秘密は沢山聞いたけど言われるより乗った方がわかるしまだ開発段階。

なので暴露してくれた会長の詳しい話は今は避けておく、いずれアナウンスがあるだろうし今はまだ発売前段階だから。

今、まさに開発途中だが早い時期に世に出てくる、その前にベースになったバネを使ってみようと考えた。

このバネの何が足らなくて進化させようとしたのか?




この世界は本当に奥が深い。

だからこそ飽きずに遊んでいられるのかも。

硬くなっただけで'素晴らしい❗️'と言うドライバーは無視な話ww
2019年07月04日 イイね!

理解


この数週間、なぜだか“リアルなお友達”から相談を受ける事が多い。

内容はこれまた何故か“サスペンションセッティング”について・・世の中で流行っているのか?

何回も説明するのが面倒くさくなって来たのであたしなりの考えを書いておこうと思う、リアルな友人もこれを見てるようなのできっと参考にしてくれるはずw


そもそもサスペンションのセッティングが難しいのは、「どうしたら自分の好みになるのか解らない」のと「予想と違う動きをすること」だと思う。

サスペンションの役割は“乗り心地”が大前提でそれと同時に“タイヤをいかに路面に接地させるか”の2点が最大の問題。

そのため様々な方式やアーム類を含め開発されてきたのだが、これという決定打はいまだ出来ていない、自動車の長い歴史の中で大きく様変わりする部位でもある。


サスペンションには大きく分けて2つの部分が存在するとアタシは考えている、タイヤを決まった方向に動かす部位と衝撃を吸収する部位の2つ。

例えばサスペンションアームは何かを制御するというより状況に応じてタイヤの“押さえつけ”と“緩め”をする部位、自動車の運動上に起こるものだったり地球の重力だったり路面の入力だったり、人間が意図して行う場合と路面からの入力で起こるものが動きの大前提。

それに対し衝撃吸収の部位は衝撃を和らげるだけでなく、走り方によってタイヤを路面に押し付ける際に使用される。


先日、お友達と話していて「バネレートを上げようと思うんですが・・」と言われた。

彼は運転も上手くどちらかといえばストロークがたくさんほしいタイプ、今の足の詳しい仕様がわからないので話を聞くと・・・すっかり迷宮に迷い込んでいるよう。。

詳しい状況を聞きながらふと思った、みんな頭の中に伸び縮するのはサスペンション本体の事しか無いのか?


確かに目に見える場所でサスペンションは一番目に付く、初めて足を変えてタイムアップする人も多いので仕方がないのかもしれない・・・だがちょっと待って。

バネレートの交換をする前に今のバネレートが本当にダメなのか?やってみてからでも遅くはないと思うと話した。

彼はFF乗り、当然フロントの接地を追い求めるためあれやこれややってきたのはわかる、だけどバネは“自由に動かして初めて能力がわかる”もの、サスペンションの良し悪しはダンパーで決まるのではなくバネで決まる、ダンパーは組まれたレートを的確に制御するだけのもの。


車にはバネの役割をするものは沢山ある。

スプリングにスタビ、バンプラバーにゴムブッシュ、この中で意図してスピードを制御できるのはスプリングのみ、ショックアブソーバーがその役割を担う。

だがスタビの捻じれるスピードだったりバンプラバーだったりは2次とも3次ともいわれるスプリングなのだがスピードコントロールは運転中にできないに等しい。

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ちなみに・・・これはシルビアのリアナックル部のブッシュだが・・・とても動くようには見えないw

ブッシュはゴムをねじって動くがこれだけゴム部が少なければ・・・ただこれには理由があります、ブッシュが動きすぎるとアライメントの変化が大きくコントロールが難しくなります。

強化ブッシュを使うとアライメント変化が少なくなり運転が楽になるメリットはあります、最近のFF車はリアに“トーコントロールブッシュ”が使われている車両が多くブッシュをたわませてトーをコントロールしています。

とは言え・・足をいくら動かそうと頑張ってもタイヤが取り付いているところのナックルブッシュがこれでは・・・正確なレートや特性なんて出るはずがない。

なので最近の一部の車は純正でピロブッシュが使われている車が多くなりましたね。

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これはシルビアのリアダンパーだけど、アッパーはピロにする人が多いがロアはブッシュだったりする、ダンパーも直線的な動きではなくアッパーを支点にして円運動なのでいささか疑問が残る。

つまり今のバネレートは本当にレート通りの動きとして認識しているか?となる。

その昔、ジムカーナはレギュレーションでスプリング交換が認められなかった(今はどうかしりませんw)

その為トラクションを稼ぐためハードなブッシュを使い2次レートを上げダンパーで締め上げて走らせた、時と場合によってブッシュはバネの代わりに使われる。

実はこの2次レートがサスペンションセッティングを分かりにくくしている。

「このサスペンションのレートはフロント10kgfリア8kgfです」・・・なるほど...設計した車の細かい仕様は?・・・分かりませんがプロが作ったそうです。

ありがちな話、どうして10kgf8kgfになったのか?全く見当もつかないww

設計した車に強化ブッシュが入っていたりピロ足だったり・・その時点で自分に合うか全く理解不能。

「このダンパー、コーナリングにめちゃいい!」・・・コーナリングに作用するのはスプリングのみでダンパーは関係ありませんw

ダンパーの仕事はバネの伸び縮をコントロールすることであって、加減速の時や路面からの衝撃を穏やかにするもの、減衰を上げると固くなったり柔らかくなったりしますが、バネの伸びるスピードを変えて荷重の移る速度を変えるものです。


こんな話が大量では???となるのもうなずけるなぁ💧

まず今の状態を的確に理解するため“バネをきちんと動かす”のが大事、何も制約を受けず自由に伸び縮させて初めて合っているか否かが見えてきます。

コイルスプリングは特性上“回転しながら”だったり“屈曲しながら”伸び縮みをします、この時スプリングシートに回転させる物がなければ急に縮んだり引っかかったりして動きに硬さや急変化な動きが出たりします。

こんな状態ではまともなレートなど出せません、スプリング以外の部分もなるべく自由に動かす方がセッティングは出しやすいです。

その状態でスプリングレートを出した上で次はスプリングの反力性能を見ます。

あたしが愛用するHAL springsは反発の違いが明記されていて合わせやすいので最近多用しています。

うちのシルビアはフルピロ化されすべての動きを自由にしたうえでHALの高反発を使用、以前は低反発を使用していましたが、アクセルオンで若干前から後ろに移るスピードが気に入らなかったので高を使用中。

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一切ゴムブッシュを使っていないシルビア、ダンパーロアブラケットもピロ化してあります。

リアのバネレートは9kgfで充分、プロにも内容を伝えず乗ってもらったが“この足、初心者の練習にも抜群!、足の動きがよくわかる”と評価を頂きました♪・・・この状態で乗り心地も全く問題なし、サーキットに合わせ車高と減衰を少し変えるだけで様々な場所を走ります。

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対してFFベースのムラーノはアーム類がノーマルと言うことをふまえたうえでフロントに荷重を残し気味にしたいので低反発のスプリングを使用しています。

ボートを牽引するので動きが速い車は疲れてしまうためにこのようなセッティングになっています、レートは車重もあるけれど前後とも10kgf通しで使用しています♪


サスペンションは奥が深く非常に難しいですが、何かきっと気に入らないとこがあって変更を考えると思います、その際タイヤの状況を思い返すと多少理解しやすいと思います。

あたしはいつもまずちゃんと動かしたうえで、タイヤの動きを注視してセッティングに入ります、そのほうが迷宮に入らなくて済みますからw
Posted at 2019/07/04 19:50:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | 日記
2017年12月03日 イイね!

バネ。


車に乗り出してから30年、過去50台オーバー乗り継いできたが、

1台としてノーマル車両は無かった、そこで自分なりの持論を。



あたしはバネオタクなので、過去にはメーカー吊るしのサスペンションから

シャコタンバネ、直巻き、デュアルレートなどなど様々なバネから、

峠、最高速、ストリートドラッグ、サーキット、競技などの仕様、

ハイパコやスイフト、アイバッハ、ヴェステックス、メルヴァなどなど

様々なスプリングをとっかえひっかえして来た。

バネは車の部品の中でも見た目や乗り心地、さらには安心感まで様々な状況で

車体とタイヤを繋いでいる、そんなバネだが・・・



意外に脚光を浴びない縁の下の力持ち、今回はバネのみに話を進めて行こうと思う。



人が一番関心がある部分は仕様によって違うが、

バネは「ちゃんと動かさないと不快な波長を起こし、終息に時間がかかる」

だが車の性質上どうしても波長は起きる。



以前も書いたが"バネは短ければ動きが速く、IDが細くなれば屈曲率が上がる"

現在の車高調は概ねID65をベースにする事が多いが、

クリアランスの問題でID60を使わざる得ない事も非常に多い。

そうなると屈曲が起きやすくなるだけでなく動きもシャープな方向になる。

わかりやすく書くと・・70→65→60の順番でナロー→シャープになる。



長さは動きのスピード(シャープさ)に影響する。

8in→7in→6inの順で遅い→速いと考えるとわかりやすい。

ハイスピードコースになればなるほど加減速時間は短くなるので、

移す荷重スピードも速くしないといけなく、国際コースなどでは短いバネが多用される。



さてレートだが、実は硬さとは何の関わりもない。

そもそもレートは荷重に対し何ミリ縮むかを表したものなので硬さの表記ではないし、

バネ本来の特性や長さや太さでも性質は全く変わる。

「この車は16kgfで6inのバネだからノリ心地はガチガチ」と言うのはちょっと違う。

バネが回転して縮むのを邪魔しないよう、アッパーシートやロワーシートに

特殊なピロを入れたりシート入れたりすると、レートを低くした様な状態になる。


(このスプリングアッパーシートは半年間使用したもの、スプリングが当たる面に回転方向の傷が付いているがこれがバネが回転しようとした跡)


(こちらは同期間使用したピロボールが入ったアッパーシート、ものの見事に傷はない)

硬さと言うのはバネのレートで起こるものというより、

縮初めなどのシート上をバネが回転する所で引っ掛かりが出て硬さがでる事が殆ど。

その為、バネが回転しにくいサスペンション形状はこの独特な硬さが出る。



しかもバネが回転しにくいサスペンションはバネが耐え切れず屈曲も起こしやすい。

屈曲が起きると本来のレートは発揮できず、振動や波長を起こし

ドライバーにインフォメーションが伝わりにくい。

硬さはある程度の安心感をドライバーに与えるが、通常走行は硬くてキツい、

結果、レートダウン→今度は曲がりにくい→他の部分で何とかしようとする→迷宮入り

バネを変える前にもう一度脚を見てみるとそのままのレートでやる事は沢山ある。



何度も書くがまずは「バネの動きを妨げない事」

実はこれをしないと本来のスプリングの能力は発揮出来ないばかりか、

間違ったイメージになってしまい「ハイレートはノリ心地が悪い」となってしまう。

そこで低レートのバネを使うと確かに柔らかいのだけれど1輪荷重に対してアンダーレートとなり

今度はピッチングやウェービングが起き乗り心地が気持ち悪い車になってしまう。

シルビアを基準にすると車両重量1250kgで街乗り~ミニサーキットなら

F8kgf、R6kgfが基準レート、場所で説明すると難しくなるので、

0~150km位のスピードレンジならこれが基準でいいと思う。

あくまでドライバーの技量や車の仕様もあるので基準値だと思ってほしい。

ココから2kgfアップするとスピードレンジが25km上がると考えれば分りやすいかな。

これは専門的な考え方では無いし、自分が過去に乗ってきた沢山の車両で

あたしなりのセッティングの参考値、言わば足を作る時の基準値なのでお間違えの無い様。

この8kgf、6kgfはバネの動きを妨げなければ、サーキットで遊べて乗り心地もいい。



うちのシルビアは前回までのテストレートF8kgf、R10kgfから、

思う所と欲が出て、真逆の方向に大幅(?)に変更した。

今の仕様でのトップスピードはサーキットでの170km付近まで。

当然街乗りをしてサーキットに行くのでバンピーな状況もある。

以前使用していたHALの低反発バネは、街乗りなら最高に良かった。

ブレーキこんなに上手だったか?と勘違いするくらい減速時の動きは最高。

だがリアレートが高かった事もありコーナーのクリップ付近で荷重を移す"タメ"が必要。

ここでアクセル操作に間髪入れずに移行すると、リアに荷重が移り切っていないので、

強オーバーステアになり、緩やかな低反発なのに操作が逆にシビア。

ただこの低反発が悪いのではなく仕様によるものだと思う。

逆にアクセルオンでフロント荷重が抜けやすいFF車や

アクセルオンでリアを自由に動かせるのでドリフト仕様などには合うと思うし、

ドラッグスタートなどでリアの荷重を抜きたくない車などには低反発は大きな武器になる。



でもうちのシルビアさんはあくまで"ミニサーキットのグリップ"が主。

以前の車のように"公道も走れるレースカー"では無く今回は"チューニングカー"

せっかく良い物が着いているので、タイヤのグリップをトコトン詰めてみたくなった。

そこで今回はF8kgf低反発からF10kgf高反発へ変更し

フロントからリアへ移行するのを素早く移せるよう仕様を変えた。

HAL SPRINGSはスプリングレンタル制度があるので気軽に試せる。



リアは10kgf低反発からフロントで使用していた8kgf低反発にチェンジ。



減速時の操作はフロントの反発が高いのでブレーキ踏力を変えない操作が必要になるが、

減速しながらターンを開始し、向きが変わり次第アクセルを入れれる方向にした。

FRはリア荷重を抜くと加速も鈍るので今回はレートを下げる方向へ。

前が"減速重視”なら今回は"加速重視"と言ったところか。



試しに試走してみると、思ったほどフロントの反発は強くなくて、

思いのほかブレーキングでタイヤを潰す量もコントロールしやすい。

HALの高反発はハイパコより反発は低いそうなので

ターン入り口のハンドリングがハイパコに比べ少々劣るかなと思ったが、

逆にストリートからミニサーキットならならこちらの方がちょうどいい感じがする。

フロントダンパーのストロークが少々多いので、舵を切る側にアシストは入れない主義なのだが

ストローク調整の為に今回はENDLESSの新型アシストを入れた。

ここはレートが決まり次第ダンパー変更もスプリング特注も行うので、

当分はこのままでまずは基準レートを決めます。

なにより、反発とレートは違いますが8kgfと10kgfの

乗り心地硬さが変わらない、変わったのはステアのしっかりした感じと、

路面やタイヤのインフォメーションが格段に良くなった。

後はリアに移した荷重をコントロールするのに、

低反発が良いのか中、高反発が良いのかを走らせて決めます~♪



Posted at 2017/12/03 11:00:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | サスペンション | 日記
2017年11月14日 イイね!

完了♪

ようやく足の1次仕様が完成した、

何度も足を買い直す事無くセッティング変更やオーバーホールで車を降りるまで使え、プロが使う足ではなく気軽に街乗りからサーキットまで使えてセッティングやドライビングが楽しいサスペンションを目指した。

“エンドレスジール ファンクションX えあED G5(ジェネレーション5)”過去の様々なデータを基に、新たなコイルスプリング“HAL Spring 低反発”を使用し、ストリートからミドルクラスサーキットを念頭に設計した、スプリングレートを変えるだけで個々に合わせられるそんな足にしたかった。





今回選択したスプリングは“HAL Spring”



幾度となく様々なスプリングを試してきたが中々巡り合わなかった低反発特性、「いっその事作ろうか?」とまで考えた事もあった低い反発のスプリング、facebookで見つけた時は目から鱗状態だった。

特性をチェックする為、抜けかけたダンパーに組み合わせ走ってみたが、思い通りの動きが出て悩んでいたリアのトラクション抜けも改善された。

反発が低いと言う事は“荷重移動しにくい”と言う懸念も有ったが、スプリングレートを上げなくてもタイヤを路面に押し付ける時間が長くとれるので、今のところ大きな課題は出ていない、それどころか絶大な安心感がありスプリングでタイヤを路面に押し付け、しっかりしたロールを伴い曲がる、動きが緩やかなので街乗り超低速でもコツコツ感も全くないのでストリートにも最適。

現在使っている足が「動きが速い」と感じたら低反発は強い味方になる、一方遅すぎると感じるならハイパコのような初期からリニアにレートが出るスプリングを選択すれば良いと思う。

長い間“低反発”を探した理由が“補強”と“ピロボール”

近年各部位の補強方法が確立され、ボディは格段に良い物が作れるようになった、アームもふにゃふにゃなブッシュから強化ブッシュが一般的になりやがてピロ足になったがブッシュに関しては最近のコンパクト車などにみられるリアトーコンブッシュのように、ブッシュを潰してアライメント変化させるのも採用されていて全て補強する訳にはいかないが、走る車に関しては“アライメント変化”は抑えるのが常、ピロボールで抑制した。

ボディのねじれが必要最小になりアームが自由に動き足回りの技術は上がったが、半面アーム類の動きが速く反発が高いスプリングだと荷重が大きく動く所で速すぎる、その為スプリングレートは落とし気味にしてダンパーの減衰でコントロールするしか無かった、だがスプリングレートを落とすとタイヤの反発やピッチングが出てトラクションが抜ける。

足回りのセッティングを考える上で非常に大事なのがリア、これはFFでもFRでも4WDでもブレーキやステア、シートからインフォメーションを受けるフロントに対して、リアはアクセル離せば抜けアクセル踏めば掛かるくらいしか分かりづらい。

以前どこかで「シートに背を預けていないと速く走れない」と書いたが、リアのインフォメーションの大半はシートの背から受けるのが殆ど、グリップだろうがドリフトだろうがゼロヨンだろうが人間は後ろに目がないので、自分の意図したものと違う不用意に動く後ろを嫌う傾向がある。

FRならリアが駆動するのでまだコントロールはしやすいが、FFはタイヤが着いているだけ、意図してFF車をオーバーセッティングにする事も有るが、それは特殊な場合、基本は接地させアクセルを踏むタイミングをコントロールできるようにする。

その為今回はリアに一層拘ってみた。

フロントは今まで通りのモノをモデファイして、減衰の最弱を8kgf/mmに合わせこんだ.

フロントに関しては様々な情報が手に入るので足を作る上でそれほど大変ではない、自分の使う速度レンジ、コース、タイヤに合わせてアクセルオフのトラクションで決める、ONで決めないのは条件が一定しないしオフで決めた方がデフなどの要因も解りやすい。

それに対しリアは低反発で荷重移動がしにくい事もありフロントレートより上げ気味、アクセルオフからブレーキをチョン踏みしてリアのハイレートを利用しフロントに重心を移す、そのままブレーキを踏み込めばフロント重心のままフルブレーキに移行できる、

この時、リアからフロントに移るスピードを変えるため今回は“独立制御”を採用した。

アーム類も全てイケヤフォーミュラーのピロアーム化が完了し、ナックルを含めてフロントリア共にフルピロ化が完了。

足が何も邪魔されなくなった事により、デフのイニシャルは最少で充分、タイヤが路面を確実につかみ必要最低限のデフの効きで抑えられるので馬力の無いNAでも出力ロスを最小にした、実はデフのイニシャルを高めるのはブッシュの拠れやタイヤの撚れやグリップ力、エンジンの出力特性を加味しての事、イニシャルが上がればオーバーホールの期間も短くなるがこの状態ならデフのオーバーホールを行う時間も伸ばせる。

エンドレスにわがままを言い、スプリングの理想の動きが出せるよう、何度も何度も話し合い仕様を決めた、結果的に少々高額にはなったが理想とする物が完成。

“サスペンションはスプリングが全て”の通りスプリングの動きを邪魔するものは一切排除、ダンパーは上下に動くのではなくアームの稼働に合わせ弧を描きながら伸縮するので、ピロアッパーの部位とダンパーの部位は個別に動くようにしてある、スプリングがアッパーマウント直付けだと片方向にスプリングの力が加わるだけで無くスプリングの動きを抑制してしまうのも避けるため。

ダンパーのエンド部分もわずかながらだがブッシュが潰れてタイヤを路面に押し付けようとするサスペンションの動きを邪魔するのでピロ化。

スプリングは特性上、縮むのは得意だが伸びるのは苦手なので、バンプ(縮)を6段、リバンプ(伸)を30段で減衰を独立で変えれるようにして、

重心を移動させるスピードを変えるためリバンプ側をこまかく修正できるようにした。

もちろん回転屈曲しながら縮むスプリングを邪魔しないようスプリングシートもピロ化、様々な状況、コース、天候、タイヤすべてに合わせられるように調整箇所も従来通りにした。

エンドレスのサスペンションは部品単品一つから販売しているので、リアだけ作る事もフロントだけ作る事も自分の車に合わせ設定変更出来るし、テストデータを随時送るので同じものを全国のエンドレス取扱店で購入することも当然可能。





さぁもう一踏ん張り、週末までに慣らしまで終わらせて、今週末の“月一練習会”でみんなに乗り比べてもらおう♪

Posted at 2017/11/14 20:46:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | サスペンション | 日記

プロフィール

「@kame@103kg

いいんですかねーこんな地味シルビアでww」
何シテル?   07/05 21:12
エボコです。 おっさんです。。 夫婦ともども車馬鹿で困りますw 車は走ってナンボ、その為にノーマルで乗る事は殆どありません。 いつも...
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