オーラ=霊気、モノが発する雰囲気
モノを単に着けたり交換したりしても絶対に出ない独特の雰囲気。
ドライバーの強烈な意志だったり、作り手がこだわり抜いて組むモノだったりから発する独特の雰囲気、それを纏う事によってまるで意志を持つような車。
アタシは‘オーラ’のない車は好きじゃない。
名前に‘オーラ’と言う車も売ってるが…他との違いがわからないくらい‘オーラ’は無いw
お友達さん達のクルマも独特のオーラを放つ。
新しかろうが古かろうがそう言う車が好き。
オーラが欲しくてクルマを触っているわけでは無いけれど‘オッチャンが作るクルマは独特の雰囲気があるよね’よくそう言われる。
単に‘ポンとモノを着けるのが嫌いw’単純にそんな感じなのだが💧
先週、工房に入ったシルビアさん
一時は材料費の高騰で売ってるマフラーにしようか悩んだ。
でも…NAの高回転の‘ハチける音’は市販マフラーでは無理。
コツコツと材料をかき集め
製作開始。。
触媒は150セルでケースをワンオフ、シルビアのメタル触媒はあちこちで売っているのだけれど…全てターボ用w
そこでNA用にパイプサイズからワンオフ。
ここまですんなり行ったので、いよいよマフラー。
高回転の澄んだ音を出すには肉厚の薄い材料が必要。
過去、ステンで1mmと言うパイプでマフラー作った事があるけれど、溶接は至難の業。
音は良かったんだけどね。。
で今回はチタンを使用。
チタンは肉厚も薄く独特の音を出すので使用することを決めていた。
だが…徐々に高騰する材料費、材料だけで車検対応3本は余裕で買えるw
だがここまで来たら止まらないのが悪い癖
点づけの数もステンの3倍…ここまで打っても若干歪む。
バックシールド用のアルゴンガスもきたので一気に溶接。
絞り無しメインパイプ60パイのセンター完成。
地上高確保するのにセンタータイコは細くして450mmのモノを使用。
センタータイコは消音と言うより‘共鳴消し’
巡航中の‘嫌な共鳴’を消すための消音器、マフラーはリアエンドの消音器のサイズやパンチングの種類で音量が決まる。
センターまではすんなり行ったが問題はリアエンド
消音させるにはなるべく容量を稼がないといけない。
跳ね上げに使われる‘N1’と言われるサイレンサーでは容量が絶対的に足らない。
さらに跳ね上げは…タイコの入り口側が‘輪止め’に引っかかる。
引っかからない様に設定すると…あまりかっこよく無いw
オッサンだし…あんまり派手なのは😅
という事でオーバルサイレンサー。
特注でサイズアップを試みるも…桁が変わると言う事で市販サイズで最大。
タイコ作っても良かったんだけど…ステンウールが入手できなかったので市販品使用。。
オーバルサイレンサーは位置出しが跳ね上げの5倍は掛かるw
サイレンサーの角度、タイコの並行度、テールパイプの位置。
微妙な位置を出すのに数時間、さらに溶接で歪んで位置が変わるのも計算に入れないといけない。
オーバルサイレンサーのマフラーこそめんどくさいので最近はあんまり売って無いんだな😅
パイプ溶接しては位置を出し直しの繰り返し。
ようやくほぼ希望の位置が出た♪
ここで気を抜くと完成後に‘だぁーー🥹’となるので
テール部分は一気に溶接するのではなく溶接してパイプにした後に微調整しながら作っていく。
昔、某メーカー時代にOEMのマフラー型取りしてて失敗して泣く泣く朝まで掛かって作り直したっけ。。
同じ轍は踏まない様
微調整しながらリアピース完成♪
ストリート用のマフラーは各部分のクリアランスを10mmで作る事が多いのだけれど今回は8mmまで詰めて地上高を確保
妥協無し、今の段階でマフラーは車体より上になったので地上高は110mmをクリア。
こう言う一つづつの細かい作り込みが‘独特のオーラ’を放つクルマになっていくのかもなー
とりあえず排気はできたので…また一歩前進♪