‘置きイベント’が終わったら、本来の姿である走行シーズンに合わせてのセットを作る。
の前に…微妙だったオイルサーモブロックを交換して油温センサーの位置を変えてデータを取り直す。
どうもセンサーが冷やされて油温が下がるのではないか?と言う疑念が出てきたためだがこればかりはやってみるしかない。
シルビアのSR20VEはPHASE2まで終了している。
今年年末予定だったPHASE2、N1カムからKELFORDカムの変更、ヘッド内部の見直しが主だったが現状で2.0Lの状態で満足できるとこまでは完了した。
そもそも‘2L最速’と言われる某車を抜くため作り出したVEエンジン、大まか達成できたのでこの先どうしようかなぁと考えていた。
ターボも面白い…だが問題も多い。
ほとんどのものを作り直さないといけない、エンジンは仕方ないにしてもターボ用エキマニからマフラーも作り直さないといけない。
特に大きいのがミッション、HPIの強化6速と言っても40kg−m程度のトルクにしか耐えられない、ギャレットG30タービン ブースト1.2barでこんなの簡単に超えてしまう。
ならZ33ミッションと言っても、ギアが厚くパワー喰われてしまう、シーケンでは金額が…💧
実は密かにNAが注目を集めている。
今までNAと言うとライトチューンにポンカム程度、決してガッツリパワーが出るわけでも無く‘フィーリング重視’だった。
VEを作ってからあちこちで‘NAでも何とかなりますか?’とメッセをもらう。
だが現状…SR20のNAはターボ用を使う事しか出来ない。
カムですらターボと共用…いやいやパワー出んし、そんな時お友達の会社からお話がきて’NA専用を作れ‘となった。
話は水面下で進んでおり’試作ができました‘と。
そうなるとウチのVEもNAでもう一癖入れるか?となるのは必然、PHASE3はNA最終形態のカタチになる。
1.2tボディに300psオーバー、ウエイトレシオは4kg/psをターゲットにする事にした、これならターボ車の330ps程度と同じになる(トルクレシオは劣る)
キモになるのはやはりECUだろう、既にロムチューンでは限界が来ていて、この先の廃盤を考えるなら’ガラケー‘の純正ECUを捨て’iPhone‘のフルコン、しかも海外製が必要になる。
計算速度が不利で補正でしかまともに制御できない高額国産ECUを使うメリットは既に無いのでここは大事。
’NAでもフルコンでやった方が良いですか?‘ともよく聞かれるけれど、間違いなくYES、事実ノーマルでもフィーリングからパワーまで結構変化する。
コレがあれば DEでも、マフラー&エキマニ、薄いガスケットで圧縮上げて予算があればビックバルブにカムシャフトと言うメニューが可能、ノーマルオーテックよりも上が目指せる。
1mmオーバーのビックバルブで計算上は5.5%程度全体の空気量増大が可能でカムのリフトで更に吸気量増大が可能。
海外フルコンが使えればスロットルサイズも選びたい放題w
今、この話でお友達と盛り上がっている…‘NAだから仕方ない…’の時代はもう終わりにできそう。
さてさてPHASE3だが、少しづつ部品の発注等を進めている。
300ps越えで常用8,500rpm、瞬間最大9,000rpm、ストリートでも問題なく使える仕様。
よく‘VEエンジン高いです’と言われるが、フルタービンキット買うより安いので選択としたらあり、問題は個体数が少ないので昔はクルマごと買ったが今はもう車も少ないのがネック。
でもターボ車よりメカ的に面白いので有ったらストックもあり
そんな事思いながら…
PHASE3のクランクをとりあえず発注、SR20VE GTspec 2.2L化計画発動。
ピストンは東名特注(市販化検討中)の鍛造ハイコンプ、実は2.0L用も計画中、VEのピストンは DEにもハイコンプとして使えるので(オーテックピストンはVE用)一気にハイコンプNAまで可能になる。
当然オーバーホール用にも使えるピストン、2.0Lハイコンプ+ハイカムで220psの DEなんて面白そう♪
2.2Lは高回転は未知数、排気量アップでトルクは確保できるので
電動4スロでパワー重視もありかも😏