最近忙しくて高速乗る事はかなり減った…と言うか高速使う場合は
ほぼエルグランドの出番w
シルビアはエアコン効くし快適なのだが、気に入らない事が何ヶ所かあるし時間があるので割と下道を使う事が増えた。
シルビアが動き出したのが今年の1月、予想した通り
ウォーターポンプのセッティングに苦労することになった。
どこまで落ちるのか?更にポンプの稼働はどの辺りなのか?全くの未知数だった。
今回のエンジンは温度に強いエンジンで組んだ、と言うか温度を上げないといけない要素が多かった。
ピストンはアメリカ製のキャリロ、日本の鍛造ピストンとは素材が違い膨張比が違う…その為ベースのピストンクリアランスが大きい。
水温が上がればさほど問題は無いのだが、低いと明らかにスラップ音が出る、テストした状態では80℃後半は最低でも必要と感じる。
もう一つは‘リン青銅バルブガイド’
高回転だったり高ブーストのエンジンでは純正の鋳物ガイドでは割れる、そこでリン青銅なのだがこの素材の欠点は…温度が低いと削れていく事。
他のSRで徹底的に水温対策したら2年程度でバルブがガタガタになって何台もヘッドを降ろしインテーク側のガイドを鋳造に交換する羽目になった、だが割れても困るのでリン青銅にしてある。
実はインテーク側を‘ベリリウム’にする話もあった、ベリは温度に強く最近の加工で耐久性も上がった。
問題は価格…予算が尽きていたので次期に持ち越した、それが1年でエンジンを降ろして分解計測する予定の一因だった。
何はともあれ温度が上がれば問題は無いと走り込んで合わせたのだが…冬の市街地は防風板(ラヂエーターの45%を塞ぐ)状態で89℃、高速で84℃。
これ以上は難しかった、単純にポンプの稼働を減らせば良いんじゃね?と思うだろうが水を止めるとその間にラヂエーターでキンキンに冷やされ水温が上がって水が回り出しすぐ急降下を起こす。
ポンプはある程度水を流し続けないとダメな事もわかった。
夏の状況を見てシステムを考える…そう思い夏の水温をずーっとチェックして来た。
防風板を外して市街地は87℃、高速は85℃、共にエアコン使用、渋滞にハマると一時的に92℃まで上昇するが走り出してすぐに88℃まで低下する…板の入れ出しは面倒だけど冬の高速だけなんとかなれば行けるじゃんwと思った矢先
夜の高速、外気温28℃エアコンオフで82℃💧…ダメか🥺
エンジン的には水温88℃~90℃、油温80℃~85℃が1番音も良いしパンチがある、油温はいいところに入っている…問題は水温
ラヂエーターも自分のミスでやらかして交換が必要。
上がったものは部品交換やセッティングで下げる事は可能、下がり切ったモノをあげるのは地獄…どおするか?
困った…単に同じラヂエーターにしたらまた同じ、カム変えてエンジンの振動が大きいので冷えが悪いノーマルラヂエーターでは割れが気になる…かと言って‘冷えないアルミラヂエーター下さい’なんて本末転倒、失礼な話。。
だが背に腹は変えられず思い切って電話してみた…門前払い覚悟でw
以前、プリメーラの冷えるラジエーターが欲しくて作ってもらった地元の企業に…そしたら親身に話を聞いてくれてすぐに動いてくれた🙏
何度か打ち合わせて思ってることを全て盛り込んでもらう事にした。
水の抵抗(ポンプに負担がかかる)から全体の重さなど、どうせ作るなら自分が考えた事を全て…失敗したら作り直せばいい、こうして一個づつデータを蓄積したものは今後に必ず生きる。
いま企画しているラヂエーターなら
オーバーハングの重量を5kg程度落とせる計算、パワーの少ないNAにはかなり大きい数値。
コレは楽しみが増えた♪
HPIのサイドタンクラヂエーターはターボなら冷えてコスパは非常に良い
でもNAのハイチューンになるとやはり既製品では無理なのね…作ってくれる会社があるのは本当に感謝☺️