アタシは間違いなく・・・“吸排気オタク”だと思う💧
昨日完成を見た“STAGE-1”仕様、
やっと少し落ち着いて乗れると思ったのもつかの間・・・・
“休憩なんてしてるんじゃねぇよ!”と言わんばかりのタイミングで
シドニーから届いた“PLAZMAMANサージタンク”
はぁ・・・間髪入れずにSTAGE-2が始まるのね。。
過去、様々なSR20に乗ってきた。
時代背景もあるがS13からS15シルビア、180SXは全種類
それにパルサーGTI-RにプリメーラP10&P11、ターボもNAも所有した
エンジン的に言えば壊れやすいSR20よりRB26の方が好き。
パワーも好きだがトルクもレスポンスも大好き・・・様々な仕様を作った。
その中でも“サージタンク”には特別な思いがある。
ストリートゼロヨンでSR20ではどうしても高回転で追いつかれる。
そこそこデカいタービンである程度パワーもある・・・だが高回転で飽和する馬力
時は1997年、まだSR20の限界は450psと言われた時代。
「何とかならないか?」・・・試行錯誤の末たどり着いたショートマニサージタンク
中速型エンジンと言われたSR20を禁断の高回転型にする苦肉の策。
PS13の純正マニをぶった切りアルミを切り出して溶接
ターボだったのでアルミの肉厚は5mmを使用し角を直角で作ると破裂するので
肉厚5mmのアルミパイプを十字に切り、角に使用してタンクを製作
フランジが歪まない用にするのが苦労した覚えがある。
このサージタンクに合わせるのはインフィニティ90Φスロットル。
タービンはIHI RX6 TCW76 F1タービン、高回転高圧型で
中心効率75%をブースト換算1.8kg/cm以上で発生するシロモノ。。
慣らしを終え恐る恐る1.5kg/cmのブーストでスタート・・・・馬力が無い😰
・・・・失敗だったか?だがバキューム領域はすごく乗りやすい!
SR20独特の重々しさは全くない、これはNAでもアリなんじゃないか?
この時はターボだったためこれ以上追求しなかった。
肝心のPS13シルビアだが・・・最後にはブースト2.3kg/cmで530psだった。
あれから十数年・・・・
いつか試したいと思った時が来た、FF NAのプリメーラを触る機会ができた。
昔の記憶を呼び戻し縦置きだったサージタンク設計を横置きに変更。
NAの為、スロットルはインフィニティ90Φでは無く
パルサーN15 N1の80Φを使用して作った。
結果は上々・・・同じ日に前後してシャーシに乗っけたアコードユーロRより
馬力あったと友人に聞いている・・・レスポンスも申し分ないし
この方法は一つの方向性でありだと思った。
当時は材料も入手しやすく費用も安かったので試作を沢山作った。
NAなんで4スロ化が目立つが・・・回るは回るんだけれどトルクが薄い気がして
あまり好きになれなかった、排気量がある程度大きければ多連スロットルは良いと思う
ストリートではトルクが絶対必要だとあたしは思う。
トルクとレスポンスは相反してしまうがある程度高められる事も確認。
アタシのイメージは・・・“トルクレスポンスは吸気側、パワーは排気側”
いつしかそんな勝手なイメージができた・・・もちろん吸排気のバランスは大事
アタシは学者さんでは無いので
「タンク容量がどうだとか感性加給がどうだ」とかは数式で表す事はしない。
SR20のサージタンクでいちばん重要視するのが“マニの長さと形状”と
“インジェクター噴射角度”だが近年インジェクターは物凄く進化したので
あまり深く細かく気にすることはなくなった、ビックシングルスロットルに拘るのは、
NAなんで4スロだろうがシングルだろうがエンジンルームの熱い空気を吸うか
サージタンク内の冷たい空気を吸うかの違いだけと考えていて、
パイピングの抵抗などを気にする人もいるがそもそもエンジンが吸う空気流速は
台風並みの速度なのでレースカーでもあるまいしそこまでの差は無いと考えている。
更には抵抗物のスロットルシャフトやバタフライが各気筒一つずつある多連より
ビックシングルのほうが抵抗物がなくて好きなのもある。
(“物”が増えるとメンテ費用もかさむのでシンプルなのがいいw)
だが残念な事に最近では材料が高騰し特殊材入手が困難になったため
作るより買う方が安かったりする・・・しかし世の中にはターボ用が殆ど。。
しかし作りもマシニングで作られていたりするので気筒間差は殆ど無い物が買える
世界は狭くなったなぁ・・・と思う。
唯一残念なのはこの手の部品・・・イマイチマイナーなのか高額なのか
あまり流通していないため形状等はネットで調べるしかない。
メーカーに直接英語で質問しても良いのだが時間差と適当さが酷い。
TRUSTサージとかJUNのGTサージとかHYPERTUNEサージは
使った事があるので形状や良し悪しはある程度把握しているのだが
PLAZUMAMANは全く初、形状すら見たことがなかった。
・・・・ネットを調べつくし・・・海外サイトを徘徊💦・・・アッタ!
写真の部品のサイズや位置からタンクのおおよそのサイズを割り出し、
肝心なマニポート形状長さを割り出し・・・これは・・・面白いかもww
タンクサイド面は逆ゾリ型、HYPERTUNEとは真逆な形
実はHYPERTUNEを使った時、タンク形状から“完全ターボ用”と言うイメージで
高圧空気をコレクタータンクに溜め各気筒に分配すると言うイメージ。
PLAZUMAMANはスロットルを通過した空気を入り口で若干流速落とし
4番に向かい絞る事で速度を上げ1番にのみ空気が入り過ぎるのを
抑制した形状の様に見える。
ポートも入り口からシリンダーヘッドに向け緩やかに絞ることで
温度を上げる事無く速度を出す方式に見える・・・これにしてみよう!
注文してから到着までにサージ以外の部品も入手しなければいけない。
スロットルは?インジェクターは?水の配管部品は?
サージタンクは補強ステーが必要なのか?
サージタンクのステーについては割れが出る部分は全て削り出しで一体加工なので
全く必要がないとメーカーからの回答を得た、ステーが要らないのは助かる
SR20のマニステーは大量にあり結構な重量だから軽量できるな😎
インジェクターは噴射角度で使用インジェクターが変わるのでいまいち決めかねる。
だが・・・NA使うインジェクターは少なすぎて選択の余地がなかった(;^_^A
スロットルはせっかくなので電スロを使用してみることにした。
もし次に車を買い替えることがあればその車はスポーツカーであっても
電子スロットル車になる事が可能性大、ならば今のうちに制御を勉強する事にした
幸いムラーノの電スロが70Φと言うのは調べてあったので
こいつを使用することにしていたし、その為にLINK ECUは最上位にした。
さぁどんなフィーリングの車ができるやら。。
この名前はイマイチなPLAZUMAMAN
(プラズママンw・・・プラズマだけで良いと思うんだけどww)
当分は手が出せないので・・・・綺麗なファンネルでも見ておあずけww