何やら・・知らない間にECUが盛り上がっていた💧
プライベートでECUを触る場合、なかなか理解しにくいのが'入出力'
そこで改めて動きを分かりやすく書いておこうと思う、これがザックリ理解できればECUを触るのは大して難しく無い。
難しいのは'セッティング'自信がない場合は'主治医さん'にちゃんとしたものを作ってもらい'少し変更'から始めましょう。
経験値の違いで最も大きいのは・・'経験からの感覚'と'今ではなく近い将来起こる事'が分かるかどうか。
特に後者は危険度が伴うので必ず自分だけの判断ではなく上級者の意見も聞いてください。
ネットで調べて・・確かに今は動くけど、先々は?と言う案件が多いので注意してくださいね。
では・・まずECU制御には'センサー'と'アクチュエーター'と2つの種類がある事を覚えてください。
まず'センサー'類の中で一番大事なやつ
トリガー(クランク角とカム角、写真はSR20)センサー。
コレが最も大事、コレがなければエンジンは掛けれませんw
この二つのセンサーが「今、何番が上死点で何番が点火のタイミング」と測ってECUに送ります。
このセンサーはなるべくズレが無く設定しないとECUは違うタイミングでアクチュエーターに指示をだします、結果エンジンが完爆しないやバラつく、全く点火しないなどを起こします。
コイツの設定が出来れば60%はできたも同然w
次に必要なのが'スロットル開度センサー'
写真はスイスポの電スロ、最近の車は電動スロットルなのでこの中にあります。
スロットル信号は主に'加速増量''減速時燃料カット''アイドル判定'などエンジンは掛かったけどアクセル入れて動かす場合に必ず必要になります。
TPSと言われ精度が求められますが、大体良く壊れてクルマがギクシャク乗りづらくなるのがパターン、電スロの場合はスロットルassy交換になります。
次は皆さんあまり好きじゃないだろう'エアフロセンサー'💧
写真はスイスポですが、最近のエアフロは内部に吸気温度センサーが内蔵されています。
本来、エンジンは空気を'量'ではなく'密度'でエンジンを制御します、ガソリンも量では無く重さ・・F1などの中継で'何キロ補充'などと言うのはさまざまな説が有りますが本来なら'重さ'が正解な為です。
話がそれましたが・・実は空気量しか測れないエアフロでは不都合があります。
空気量では密度が計算できない為です、密度は'圧力と温度'なので、標高が変わったら圧力がかわり燃調が合わなくなります。
そのため圧力センサーで補正を掛けるのが普通です。
勘が良い人ならココで思うはずです、そうフルコンではエアフロを使う事はほぼありません。
エアフロ使わずとも圧力センサーと吸気温度もしくはスロットル信号と吸気温度でエンジンは制御できます。
レーシングエンジンにもエアフロが無いのはこの為です。
ではなぜ市販車はエアフロなのか?
それは街乗りの状態ではエアフロの方が燃調を取りやすく乗りやすい、コレはECUの処理能力にも影響されます。
なお近年のフルコンは処理速度が上がりエアフロは必要とせず街乗りまで完璧に合わせられます。
一年通してクルマに乗るなら必ず必要な'水温センサー'
外気が冷えている場合、エンジンは大量の空気と燃料を必要とするため、水温センサーで'スタート増量''クランキング増量''始動後増量''暖気増量'などに関わります。
ここまでが主なセンサー。
んっ?と思った人もいるでしょう、そうです必要なセンサーは上記からエアフロ抜いた'トリガー、スロットル、圧力、吸気、水温センサー'でエンジンは動きます。
コレ以外にさまざまなセンサーが使われますが・・必要はあまりありません。
ノックセンサーにしても自分だけが乗るならば、ちゃんとセッティングすればまず使わなくても大丈夫、毎回違うガソリン使うとかでしたら使っても良いですが、ノックを使うのは中負荷までですからあまり重要視はしません。
ラムダセンサー(O2)もメインでは無くサブ、セッティング時には必要ですが、要はちゃんとセッティングされていれば・・有ったら良いなくらい。
街乗り重視なら様々な補正を掛けて、燃費やアクセルのツキなどは改善します。
ここからがアクチュエーター。
って言っても・・主なものは
インジェクターと
点火系くらい。。
可変バルブソレノイドもアクチュエーターですが、触るのは熟練がいります。
フルコンをピギーバック(サブコン)として使ったり、サブコンを使う場合はノーマルECUに最初は制御を抱かせた方が無難です。
まぁ最近のクルマは双方向通信(CAN)なんで純正ECUを撤去するのは敷居が高い。
ただ、サブコンでもやり方によってはセンサー撤去も出来ますしセンサーを他社製に変えることも可能。
まずはセンサーをしっかり理解しましょう😊