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エボコのブログ一覧

2024年07月26日 イイね!

GT

最近、Xなるものを始めた。

そうしたらあちこちでフォロワーさんが増え、よく聞かれるようになったのがボディ。

コレは…かなり長い物語になるのでブログで書くのが良いと思うので改めて書こうと思う。



シルビアを買った理由…VEを積むのに部品が多く販売されているクルマが必要で必然的にS15になった。

くしくも…DRAG S13ヨメシルビアを降りる理由になったクルマ、気持ちは複雑だった。

アタシはGT−Rマニアでもあり、人生最後はBNR34で終わる予定だったがとても買える車では無くなってしまった。

その代わりがS15シルビア。

なら徹底的に自分の好みに作り直そう、そこからいつ完成するかもわからないプロジェクトが始まった。



ナンバー無しのオーテックを埼玉から買い取った、距離が飛んでいたので60万以下で…今考えたら底値に近かった。

前オーナーは女性らしく、パチモンの純正風エアロがパテ埋めされていたが所々割れが出ていて、みた感じはボロボロの16万キロ、車屋さんの店長が‘本当にコレで良いんですか?’と言うくらいの状態だった。

全部作り直すので大丈夫です、そう言って引き取ったシルビア。

実は80台以上のクルマを所有したがシルビアは初だった。

愛知に持ち帰り…さてどこからやるか?

製作には5年以上費やすだろう、ならナンバー取る前に‘ワイドにしてしまえ’と言うことでフェンダーを探し始めた。

アタシはブリスターが好き、もっと旧車なら迷わずバーフェンなのだがS15ならブリスターの方が似合う。

だが…派手なモノが多くなかなか良いモノが見つからない、フロントフェンダーのダクトすら要らない…そんな中売っているモノは大まかに分けて2種類くらいの派系だと気づいた。

そこで1番目立たないフロント20mm、リア30mmに行き着いた、‘コーラ瓶ボディ’と言われるフロントよりリアの方が広いパターン



選択したのはMスポーツのフロント20mm、リア30mm

コレをいつもお世話になっている板金屋に持ち込んだ。

ココの板金屋、年老いた社長と年老いた工場長の2人でやっていて、この近所で1番うまいと言われていた。

‘社長、ワイドボディにして欲しいんだけど’

‘あぁ…そんなもん長く持たねぇからやめとけ’

‘いやぁそう言われるのは分かっててもう買っちゃったんだよねw’

‘…ったく、工場長トコに置いてけ’

‘予算も厳しんだよね…いくらくらい?’

‘そんなもん貼って塗るだけなら25万くらいでいけるだろ’

‘んじゃクルマとフェンダーと25万置いてくわ’

こんな感じで始まったワイドボディ計画、この時はまさかこんなんになるとは夢にも思ってなかった。

工場に行き部品を置いて行こうとすると工場長が

‘なんだーコレ…FRPのフェンダーか?’

工場長は社長と違い完全な‘職人’

割とウマが合うのでいつも相談事は工場長にしていた。

‘ウチのシルビア、ワイドボディにして欲しいんですよ’

すると工場長が’おぉ良いねぇ、オレはこう言う若い子(アタシは若く無いが)が好きそうなGTカーみたいなのが好きなんだよ、保険の板金なんてちっとも面白く無い‘

’よし!良い機会だオレの最後の仕事で凄いの作ってやる!‘

年齢が年齢のためそろそろ引退すると言う話だった

’いやいや工場長、予算もあるのでその中でやりたいようにしてくれて良いんでお願いします‘

本来なら色々やりたかった…だが当時予算は底をついていてただ貼ったボディを覚悟していた。




預けて1ヶ月…

シルビアが気になり見に行った、すると工場長が工場の隅でフェンダーを磨いていた。

工場長、どおしたんすか?

’おーオレはよーこのナミナミのFRPが許せないんだよ、だからギリギリまで削って面出してんだ、そうだ’

ボディ加工が始まっていたシルビアを見ながら工場長が…

‘ボディハスに切り上げてフェンダー貼るのは良いんだけどよーインナーはどおすんだ?’

そこまでの予算は無いのでできる限りで良いんでお任せします

そうしたら



‘インナーフェンダー作っといた、コレでサビで朽ち果てることもないだろ’

あぁありがとうございます…💧

‘あとよーギリギリまで面出ししたんだけど…このフェンダーどう貼るか悩んでんでんだけど’

ウチにパネルボンドがあるんでそれで貼ります?パネルボンドなら硬化したあとパテみたいに修正できるんで。

‘それ興味あった!なんだ持ってんのか?持ってこい’と言うことで



貼り付けはパネルボンドを使用。

工場長、強度があるギリギリまでミミ切って下さい太いのはかせるんで…

‘おう、そう言うと思ってすでに5mmまでカットしてあるわー’

‘でもよーフェンダー薄くてインナーも作ったんだけど押すとベコベコするんだよー、なんか気に入らん’

ならウレタン突っ込みますか?パネルフォームたくさんあるんでとフェンダーの中に発泡ウレタン充填したら



‘そうそうフューエルリッド奥に入るのカッコ悪いからよー外出しといたわ’



ステーもワンオフされてたw

そうやってできたリアフェンダー、工場長と楽しくやっているのを見て塗装担当の社長が来て



ここまでやったらドアとフェンダーの段差が気に入らんと参戦w

ドアの耳を手曲げで曲げてパテで修正し始める始末w

こうなるとアタシの出番はなく…そっと工場を後にした、老人2人が昔を思い出したようでやりたいようにやってる姿、もうこう言う職人達とモノを作ること減るんだろうな…あとは任せよ。



数ヶ月後…できたぞーと連絡があって工場に行くと出された請求書は…片面で60万w

いやいや社長、コレ聞いてないよーこんなの払えん

そう言うアタシに社長が

‘まぁ良いわ…最後に楽しい金勘定無視の仕事は楽しかったわ、今までありがとうな’と

工場長は

‘どうだオレの最後の仕事は…ちょっとしたストリート走るグランツーリングみたいだろ…この車やれて楽しかったわー’

そう言って作られたS15ワイドシルビア。

みんなのこだわりは…



この部分だけ唯一ワイドフェンダーと分かる部分、ノーマルボディはテールとリアフェンダーの合わせ面に段差はない。

‘例えシルビア乗りで合っても気づかないワイドボディ’

派手なボディが今のトレンドだろうが、おっさんと爺さん2人がやりたいように作った大人が乗るボディ。

安くやる方法もたくさんある、だけどギリギリまで長く乗れる工夫がされアタシの‘終のクルマのボディ’ができた



たくさんの職人が‘GT’と言われるモノを具体化し、エンジンはグランツーリングレースで活躍したプリメーラから頂いたヘッド…みんなの思いが詰まって命名された‘Spec−GT’



残念ながらこのボディを作ってくれた板金屋さんはすでに廃業、絶対に壊せない宿命を背負ったが…やらせてくださいと言う若い板金屋さんが見つかった(既に15軒に断られた)ので思いっきり走ろうと思います😊
2024年07月23日 イイね!

できたモノを崩し新たなモノを作る

ウチのシルビアさんは



17インチで全てのバランスを組み立ててあった、某サーキットでプロに乗せてもこれ以上ない評価を貰っていた。

ココに新たにタイヤセットを変えたモノだから…全てが大狂い。

一輪あたり2kg弱の重量増しに外径の変化、横方向の幅も変化して別の車になってしまった。

ちょこちょこ走っては変更を加え様子を見ているのだが…コレは軽いセッティング変更では無理と判断、新たに足の再製作を考える事になった。



ところが…足だけでよかったはずなのだが、ここに来て温度問題も再勃発



高速走っている分にはちょー快適

だが市街地に降りて遅い車に捕まるとゆっくり油温度が上昇し始めて、ある一定の条件が重なると急激に上がり始める。

オイルクーラーコアの後ろにはラヂエーターのファンがあり全開で回って空気を引っ張ってくれているがコアの容量自体が足らないようで上がり始める。

油温が上がると同時に水温も釣られて上がって行く、今まで91℃を超えたことなど無かった水温が96℃まで上がる事が分かった、しかも上昇は速く下降はオイル温度が下がり出すのと同時なので遅い



エンジンの設計温度は水温90℃、油温95℃、この温度で計算して各部のクリアランスを詰めてある。

サーキットを全開で走って水温95℃、油温100℃を目処にしているのだが…真夏とは言え回していないエンジンでこの温度はちょい計算外、何か問題は出てくるだろうと思っていたが急な対策が必要になってきた。



真冬に少し温度が低い事もあり、オイルクーラーコアサイズは抑え気味にしてラヂエーターの導風板も撤去してあったがココは再考察が必要になった。

電動ウォーターポンプの送水量も考え直さなあかんかな。

まずは何個か手持ちにあるオイルクーラーコアに変えてみてデータ取るしか無い…なんとかピンスポットが見つかると良いのだが。。




足は新たなシステムを試してみようと考えている。

ガチで走るなら12~14kgfくらいのレートに戻してセットすればある程度はいいと思うのだが乗り心地が💧

できれば今のレートのまま、バウンドとリバウンドのストロークを計算し直してダンパー自体もリフレッシュするのがベストと考えている。

スプリングレートは複合で行こうか考え中、このエンジンになって一度も走って無いので修正幅も持たせたい。

出来上がって少し気が抜けていたけれど…また新たなモノを生み出す方向になりそう。

チューニングとは…‘できているバランスを崩し、次元の高いバランスを生み出す事’




気軽に乗りながらやっていきます♪
2024年07月20日 イイね!

お色直し

シルビアでグリップなら



17インチで十分だと考えていた。

ターボじゃないし強力なグリップもさほど必要とは考えて無くて



スポーツタイヤで十分とも

だけれどその上のセットも見てみたくなった。

だけれど…18インチは街乗りでは履くけれどサーキットで履いたのは…33GT−Rの時一度だけ。

コスパも悪いから敬遠していたのだが…今や17と18のタイヤの値段はそれほど差がない。

という事で…



気分変えるためにRAYSからヨコハマにチェンジ。

ヨメのGT−Rのスペアになる様に

アドバンGT beyond 18インチを選択、フロント9J−18+25、リア9.5J-18+29、タイヤは最近お気に入りのアドバンAD09を使用



フロント225/40R18は通常のルートで今年の4月生産品、リア235/40R18は全国欠品のため仕方なくAmazonで購入したのだが届いたのは22年製

もう二度とAmazonではタイヤ買わないw




今回の18インチは17インチに比べかなり大きくなる、と言うのもセッティングの関係で17インチは少し小さいタイヤを使用していた。

ハメてみたら…



クルマ…デカっ💧

しかも外径が大きくなったことによりタイヤ被っても車高は上がると言うおまけ付きw

ちょいと走らせてみたら



フロントのインナーに当たる…そうだ、ウチのシルビアは‘ハイキャスターセッティング’にしてたわww

キャスターをいそいそ戻し



完了♪

夜…週末に久しぶりの‘夜ドラ’

気ままに走らせて当たりとか動きとかのチェック、驚いたのは17より乗り心地いいしトラクション乗っかっている感じがする。

足のセットは17の71RS用にしてあったので、改めてネオバ用に再セットしないといかんな。

今年後半のサーキットが楽しみになってきたぞー…の前に



‘置きイベント用’の車高も作っとくw

テーマは‘大人のシャコタン’ww
2024年07月10日 イイね!

秋の準備

シルビアで走ることにしたので準備を少しづつ。

とは言ってもガチで走るわけでは無いのでゆっくりし過ぎて感覚がずれるw

この所、仕事が忙しくてマトモに休めていないのもあるのだけれど、このタイミングで‘熱中症’なるモノに初めて襲われた。

初めは疲れてるのかな?と思ったのだけどどうも様子が違う、フラフラして来て‘コレはまずい’と判断、水分補給も塩分摂取もしたが時既に遅く。

挙句に風邪なるモノまで貰い受けもうヘロヘロだった。



今日は久々に時間をもらいゆっくりする事に。

体調は万全では無いので出掛けるのをやめて秋も準備に取り掛かる。



今シーズン使うタイヤはAD09にした。

本来アタシはBS派なのだが、どうも最近のBSにはちょいと思う事があって…何かこだわりすぎて最上位とセカンドグレードの性能差がありすぎる様に思う。

71RSは良いタイヤだったが…自走でサーキットまで走る側からすると街乗りは不快、RE004はそこそこ良いのだけれど…そこそこ

そこで試しに履いたAD09がバランス良くて一気に気に入ったという流れ。

ガチで走るならA052と言う選択もあったけれど、FRでサーキットを走らせるのは実に6年振り。

その為リハビリも兼ねてまずは振り回すとこから、なのでハイグリップは要らない。

もうひとつ試したい事があった、ミニサーキットなら17インチがベストと思っているのだが



会社から暴🍆の現物支給が10年振りにあって、選択したのは18インチ。

ワンサイズ上げたタイヤで走らせてみる事にした。

本来、外径を上げると言うことは‘ブレーキンググリップ増大’が目的だが



ウチのシルビアさんはそもそもがブレーキが効き過ぎるくらい強烈w

そのため



パッドを普通のスポーツグレード‘SSM plus’に下げているくらい。

このパッドでそこらへんの強烈パッド並みに止まる。

このパッド、コントロールが物凄くやりやすくて使いやすいので試しにサーキット走ったら何周で温度オーバーになるのか?試してみたくなった。

ダメならクーリングを沢山入れるとか、パッドは交換すれば良いのでとりあえずやってみようと思う。




足のセットも17の71RSに合わせてあったのでココも変更予定。

自分にダメ出しする為



スイスポさんから車載カメラを移植。

ガチでは無いにしろ一応目標も決めたいけど普通のタイムってよく分からんw
Posted at 2024/07/10 17:47:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキット
2024年07月02日 イイね!

ちょー低速

KELFORDのまぁまぁ激しいカムが入っているのでちょー低速は諦めていた。

だけど、渋滞にハマるとこの1,250rpmあたりをよく使う、扱いづらくだんだんイライラしてくるのでギリギリまで詰めてみる事にした。



雨が降り出す前にエアコンオフでチェック、なるほどーそう言うことかと問題点を見つけて調整。

燃調だけでなく別の箇所も絡んでると判断し微調整を繰り返す。

思いの外、雨が早く降り出したためワイパーの使い心地もチェック、間欠は無くなったけれどボタン推してる間動かせるワイパーは思いの外使いやすい事が分かった。



6速1,250rpmでも普通に使える様になった。

うちのミッションはニス6でファイナル4.1なのだけれど、ギア比的に街中で6速が使いづらかった、けれどちょー普通になった。

しかもココかアクセル全開にしても気持ちよく回っていく、こう言う芸当はロムチューンでは難しい。

燃料点火だけでなくアクセルオフからの燃料カットのパターンやラムダ補正など細かくやらないとまず無理。

この先の事を考えればやはり海外製フルコンは必要だなと改めて思い知らされた。



高速巡航時のA/Fが振れるところも修正。



ただ削れば良いわけではなく、目標ラムダもクローズドループ補正も合わせてやらないとダメ。

ハイカムの場合、圧力変動が激しいのでどのタイミングでクローズドを作用させるかも大事になってくる。



雨でやる事が無いお休み、シルビア弄ってリフレッシュ出来た♪

プロフィール

「@kame@103kg

いいんですかねーこんな地味シルビアでww」
何シテル?   07/05 21:12
エボコです。 おっさんです。。 夫婦ともども車馬鹿で困りますw 車は走ってナンボ、その為にノーマルで乗る事は殆どありません。 いつも...
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