以前、使用していたRECARO RMS
シルビアのエンジンを製作していた5年間、ムスコの学費とか生活費など予算が厳しい時代があった。
いつ完成するかも分からないエンジン、予算はそこをついていて泣く泣く2脚とも友人に売却した。
シルビアが完成した際、シートが無く予算も限られるために購入したSPARCO REV
思いの外‘剛性’も良く…ガチで走らんからコレで良いかな😅と考えていた。
幾度となくポジションを追い込んでセンターを出すために苦労した。
シート自体コンパクトなのだが肩の部分が横に張り出していてドア内装にあたるために最後の最後で調整が効かなかった。
それでも良いとこまで来ていたのでそのまま使用していたのだが…長距離走ると体の負担が大きい。
クビを痛め肩を痛め…そのうち斜めに座っている事が増えた。
更になぜか踏み切れない不思議な感覚があった、やはり戻すか…予算はキツイけど車乗るのがキツくなったらそれこそ本末転倒。
予算は1脚分しか無い、注文してすぐ値上がりが公表されたけど旧価格だった。
4月末から5月末と言われた納期、その間に必要部品を集めるつもりだったが…突然納品され慌てたw
雨のお休み。
体のリフレッシュも兼ねてシルビア弄る事にした、2日もあればポジションセッティングはできるだろう
SPARCO外してシートレールを分解。
RMSは専用のサイドステーが必要ですんなりは行かない。
ポジションを見るために仮組みして実走行、やはり相当大変だなコイツは😅
以前はレカロのシートレールを使用していた。
だがレカロのシートレールはフロアの形状に落とし込んでいるので左右のレール幅が狭く一番下の穴位置が使えない。
そこでいつかRMSに戻すつもりで‘カワイワークス’のサイドレバー式を使用していた、もちろんレカロ車検対応品。
このレール、左右の幅が430mm以上あってシートがフロア近くまで当たらずに下げれる。
ただしフロント側のステーが上にあるのでRMSの前側固定は下まで使えないので注意。
とりあえず鋼材を切り出してサイドステーの位置を出すアダプタを製作、コレにRMS専用サイドステーを組み込んで微妙な位置合わせを出来るようにした
キッチリ一番下まで落とし込んで、ステアリングシャフトの延長線上にシートの真ん中が来るようにセッティング。
座ってみると以前の違和感はない、雨だけれど久々のRMS試乗で走らせる。
良い感じ♪…体の違和感はほぼ無い。
RMSはシェルが硬くパッドが長距離には向かない
CLINGAIRという会社のパッドを購入してみた。
他にも何社かこの手のものは出てるのだけれど…高額💧
足らなければパッドの下にエクスジェルを追加すれば良いのでひとまずコレで走り込んでみる。
ワザと悪路を選んで走らせる、お尻は全く問題ない、パッドが柔らかすぎるとシートから伝わるインフォメーションが減ってコントロールしにくくなるけど今の所良さそう。
驚くべきは…踏み切れる、今まで感じていた‘何かトラクションが薄い’と言う感覚は全く消えた。
ウェットでもタイヤのインフォメーションや車体の動きがキッチリ伝わってくる…そうだ、こんな感じだった。
SPARCOもシート剛性は高かった、でもRMSは別物、前後左右だけでなくありとあらゆる方向の感覚が体に伝わる。
シートはキチンとセンターが出ていないとうまく運転できない、以前友人のシートをセンターに合わせてサーキットで微調整したらそれだけで数秒タイムが上がったほど。
改めてシートは大事な部品なんだと認識。
次の予定は…フロントダンパーのオーバーホール。
スプリングレートやMBR(バンプラバー)含めて、以前の感覚で計算しちゃったからやり直さないと🥺