最近の車は‘可変バルタイ’だったり‘可変カム’だったり‘連続可変’だったりその両方だったり…色々とめんどくさいw
NVCSだったり初期のVVTなんかはオンとオフだけなので然程めんどくさくはないんだけれど、吸排気のバルタイが連続可変するエンジンはセッティングにも相当の時間を要するし、燃料テーブル1枚では足らずデュアルや4D、5Dのテーブルを使ってセッティングしないと良いとこには入らないことが多い。
そもそも可変バルタイは中速域でのトルク向上が主であり、昔は可変など無かったため、アイドルがバラつく状態でのセッティングを余儀なくされたものだ。
可変バルタイにはクセがあり、各社で考え方が違うものの大まかに可変テーブルの形は同じになる。
こう言うセッティングはまず可変を止めてキッチリ出したのちに可変を動かして別テーブルで燃料を足すのが手っ取り早い。
ウチのシルビアはVEと呼ばれるヘッド。
可変バルタイでは無く可変カム…要はVTECなのだが、カムが切り替わるだけなのでテーブル一枚で合わせてきた。
セッティング的にもそう難しい部類では無いのだが…問題はカムシャフト。
以前使っていたN1カムも悪くは無いのだけれど作用角の関係か5,000rpmあたりでいっぱいいっぱい、そこからカムが切り替わるのでどうしても中間のパンチが薄く乗ってて‘楽しくない、回るだけ’と言うイメージが強い。
ギリギリまで積めればそこそこパワーは出るのだろうけれどDEカムよりショボいLOの作用角なのでかなり辛い、その代わり燃費は素晴らしいものがありどちらで行くか最後まで悩んだがKELFORDカムで行く事にした。
だが…どうしても切り替えのあたりでラムダが暴れる、カムが切り替わって少しの間は燃料が入らない事も分かった、バルブタイミングは自分の使用にに合うように独自の数値を使っている。
だがさまざまな細かい状況に左右されるNA、合わせきるのは不可能か?と思うくらい大変だった。
季節が進み外気温も下がって来て、ベースのセッティングを決めるなら今しかない。
吸気温度20℃から40℃で合わせて、真冬と真夏は補正で合わせる。
思い切って‘連続可変’の様に2テーブルに分けて考えることにした。
まずはLOカム側のセッティングをキッチリ詰めることから…と言っても上の部分だけなので、まずはLOカム全開で‘パワー&トルクが薄れる’トコまでメーターを見ずに踏む。
6,000rpmくらいかなぁと思ったら…8,000rpmくらいまでLOカムでパワーがついてくる😳
しかも高いギアでもお構いなしに加速していく。
KELFORDのLOは250°x248°、DEのポンカムくらいの作用角だったからてっきり6,000rpm後半が良いところだろと思っていた💧
カムはプロファイル次第で作用角が同じでも全く違うカムになるけれどこのカムは一体。
LOカム固定はECOモードなので、電スロも80%までしか開かないw
それでいて…インジェクター47.2%、627ccx47.2%=296cc、ほぼ300cc噴いてるって事は…SpecSのインジェクター全噴超えちゃってる💧
コレでも中間のトルクを抑える方向のバルブタイミング、基準値にしたらどうなっちゃう訳。。
中間が少し濃いので調整して5速6,000rpmまで踏んでみた…十分じゃんw
ストリートにハイカムは要らんことが発覚❗️
むぅ…コレHIカムオンにしたらどうなちゃうん??
マジでピークパワー出力点は9,500rpmなのか?
腰下、その回転で持つんかいな😰
Posted at 2024/12/16 17:10:29 | |
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