昨日、順延になっていたスーパーGT鈴鹿戦にsuomyさんと一緒に観戦してきました♪ 観客も凄く少なく(GTでは)、少しいつもと違う感じでしたね。

本来なら、このこと書こうと思いましたが、現地で電話が鳴り・・・・・・
子供の頃から僕の事を面倒みてくれていた下請けの親方が亡くなったと息子君より
連絡を頂き・・・・・・。
現地にいるのと、一緒に観戦しているsuomyさんのこともありますので、とりあえず、式場へお花だけ手配をしました。
レースは素晴らしい内容でしたが、正直うわの空・・・・・・・・・
ただ、楽しむことは忘れずにいようと現地に居ましたが、流石にどうしても最後に顔だけ見たいと思い、レース終了と同時に現地を出ました。
suomyさん、ごめんなさい、嘘言いまして・・・・・なんか言いにくくて。
急いで帰宅し、着替え、なんとか間に合いましたが、このご時世、家族葬だったようで、外部の人間は僕だけ。
でも、奥さん、息子君が暖かく迎え入れてくれて、最後の挨拶は出来ました。
以前から書いていますが、僕は子供の頃から仕事を手伝わされ、何も分からない状況で現場へ行っていました。
そんな時にいつもいてくれたのが、その親方さんで
父親には仕事の事はほとんど教わっていませんが、親方には本当にいろんなことを教わった。
親方の口癖が「社長(父親)は本当にすごい人やけど、お前はほんまにダメな奴やな」といつも言われ続け
呼び名も「お前」か社長になっても「専務」でした(笑。
それでも、どんな時もどんな状況でも僕が困っていると絶対に助けてくれる男気のある人で、何時も暖かく僕に接してくれた。
50代後半に僕の現場で倒れ、肺を半分無くしてからは癌との戦いで、昨日まで
本当に頑張られたと思います。 1年近く、電話でしか話が出来ていませんでしたが、久しぶりに会った親方は小さく、細くなって面影が無かった。
あんなに泣いたのは久しぶりだったかな。
本当に親父以上に思い出があり、いつも僕の近くには親方の怖い顔とタバコ吸う姿があって、最後まで褒めてくれなかったなぁと。
僕の右腕である職長も、実は親方の会社の人で、うちに来たいと言った時に
車、道具一式を用意して出してくれたんですよね、こういうの普通ご法度なんですけどね、うちらの業界では。
仕事は息子君が継ぎ、継続はしてくれるのですが今度は僕が彼を助ける番で、
より一層頑張らないといけないと再確認させられました。
僕の代で、祭日、GW、お盆等を休まなくなったのは、下請けさんの仕事を確保するためでして、あの人たちは1日働いてナンボの世界。 サラリーマンみたいにはいきません。
親方の影響を受けてそうなったのだとつくづく思いだしました。
なんか親父の時よりも心に大きな穴が開いた感じです。ダメって分かってはいたのですがね。
僕も親方みたいに人のために何かを出来る人間になりたいものです。
本当にお世話になりました。
Posted at 2021/08/23 07:29:02 | |
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