ポルシェの事がもっと知りたいと思い、Pちゃんの故郷、シュツットガルトにあるポルシェ博物館に行ってきました。
実は仕事の関係でミュンヘンに出張が入り、そこからシュツットガルトは200Km近くあるのですが、折角なので足を伸ばしてきました。
面白いもので今まで仕事でもプライベートでも欧州に全く縁が無かったのですが、今年に入って欧州関係の仕事に関わるようになり、必然的に出張する事になったのです。
Pちゃんを買った事は私にとって大きなムーヴメントではあったのですが、それによって色んな縁を引き寄せたのでしょうか?
ミュンヘンはBMWのおひざ元。BMWも好きなので、BMの本社(左)や博物館(右)、
BMWワールドというトヨタで言うメガウェブのような展示場
にも行ってきました。
翌日レンタカーで5シリーズを借り、
アウトバーンをとばしていざシュツットガルトへ
シュツットガルトのサインを見るとテンションが上がります。
因みにアウトバーンは思ったより普通の高速でしたが、やはり無制限にとばせる為、日本より平らで継ぎ目が少なかったです。
5シリーズは流石にここで鍛えられているだけあって200Km巡行でも安心して走れます。
それ以上出そうと思えば出せますが、隣レーンとのスピード差があり過ぎてそれが怖かったです。(ここで入って来られたら終わりだなーと思いながら)
そうこうしている内にPちゃんの故郷に到着です。
上の写真の左右に工場があり、その先に
博物館があります。
スターウオーズの乗り物を彷彿とさせるような変わった形の建物です。
中にはいると既に入場者が列を作ってました。
今年はポルシェが出来て丁度70年になるようで、各地でイベントをやっているようです。
エレベータを上がって最初に出迎えてくれるのは、やはり最初のモデル356です。これは外せませんよね。
リヤに積んだフラットエンジンやアルミボディーなど基本コンセプトはその当時から変わりません。初めから理想型がしっかりしていてそこからブレないのが凄いですね。
全ては紹介しきれませんが、面白い展示をいくつか
これは逆さに写真を貼り付けたのではなく、こういう展示です。
321Kmで理論上、ダウンフォースで逆さでも走れるという事を表してます。
これは色んなエンジンの音を聴き比べられる展示物です。
自分でアクセルを踏んでアイドリングからトップまで音が聴けます。
718ボクスターとケイマンがありました。
上に行くほど新しくなって行くので、新モデルの一つとして最上階にありました。
そしてこれが最新モデルの”The Mission E Concept"です。
電気自動車のようですが、まだ電気自動車に乗りたくないのでこれについては興味が湧きませんでした。デザインはコンセプトを保ちつつ近未来的で好きです。
展示物も興味深かいのですが、ポルシェの考え方や哲学をなるべく感じ取ろうとしました。
いくつか紹介すると、
やはりフラットエンジンに対するこだわり。
初代モデルからそれをリアに搭載し、リアのトラクションを確保すると共に重心を下げ、また点火の順番が奏でる独特の音も世界中で愛されていると書いてありました。
その音に関して一番勉強になったのは、人工的に音を創り出したり、スピーカーから音を出すような事は絶対にしないと書いてあります。
実はケイマンもスポーツモードにすると結構派手な音になるので、もしかしてスピーカーから出してる?と疑った事もあったのですが、それは絶対にない事(あくまでエグゾーストを開けて出している音)がわかり、スッキリしました。
そして常にモータースポーツへ参戦し、パワフルで信頼性があり、効率的なエンジンを開発してそれを市販車にフィードバックしてきた事。(鍛造ピストン、ターボチャージャー、チタンを使ったリアのサイレンサーなど)
などがわかり、その理論と具現化してきた歴史を鑑みる事ができました。
最後に博物館のショップで買い物をして、食事もしましたがとても有意義で幸せな一日でした。(砂糖までポルシェマークが付いてました)
この感動を思い出せるように家の展示ケースにもミニポルシェ博物館を作りました。
もの凄く箸折った博物館ですが。356の初期型は4気筒ミッドシップだった(後にリア積みに変更)ので、これが718ボクスター/ケイマンの直系になります。
今回ポルシェの生まれ故郷の環境や歴史に触れて少しポルシェについてわかった気がしました。
博物館で買ったこの分厚い本も読みました。
しかし特に機能や仕様についてまだまだわからない事だらけなので、これからもっともっと勉強していきたいです。
Posted at 2018/08/11 15:33:41 | |
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