
今日も前の道は水道工事なので、朝一番から近所のショッピングモールの駐車場を無断借用してきました。田舎は良いですね。近所に広大な駐車場が沢山あります。
連休なので都内で自活している息子たちが久々の帰省です。今日は一日家の中でゴロゴロかな…BMW生活も初日は目立った活動はなさそうです。
車を動かさないならブログでも…
BMWらしくないと一般的にはかなり不評も多い118i/318i用の3気筒1500㏄エンジン。敢えてこれを購入した理由を少々書いて見たくなりました。
様々な身勝手な理由があるので順番に…
(1)過去の3気筒に関わる記憶…
車が大好きな初老男ですが若い頃はバイクが好きでした。大学時代から新入社員の頃まで、車とオートバイを所有していました。しかし、やがて金が続かず雨でも乗れる車だけにせざるを得なくなりまた。走る面白さは今でもバイクが一枚上手だと思っています。寄る年波で今更乗れはしないでしょうが…
大学生の頃はYAMAHA XS750に乗っていまた。3気筒シャフトドライブのかなり個性的なバイクでした。この3気筒は素晴らしい物でした。滑らかにふけあがる4気筒と蹴りだすようなパンチを叩きだす2気筒の長所を併せ持ったようなエンジンです。HONDAやKAWASAKIの4気筒750㏄よりも遥かに私の心を高ぶらせてくれました。最初のボーナスでYAMAHA XS650を買いました。こっちは2気筒、パンチと音と車体の振動を楽しむためのバイクです。乗り物は気筒数が多いほど良いとは限らないとこの2台が教えてくれました。
やはり大学生の頃、ダイハツから3気筒1000㏄のシャレードが発売され、友人が購入しました。当時の私の愛車はFRだった日産初代サニー1000(4気筒)でこの車は好きな車でしたが、同じ1000㏄なのにエンジンの鼓動はシャレードの方が魅力的でした。
今の軽四市場からは4気筒エンジンは消え、3気筒エンジンが占めていると聞きます。残念ながらここ何十年も軽四には乗った事がありませんが、この流れは単に製造価格の優劣だけではないと思っています。
(2)仕事での経験…
今は引退して年金生活ですが、元来私は機械メーカーの開発マンとして働いていました。若い頃担当していたのはラジアルピストン型エアモーターです。圧縮空気を動力源とした星形配列の2サイクルエンジンのようなものです。3気筒・4気筒・5気筒でボア・ストロークの異なる10数種類のラインアップを造りました。ガソリンエンジン程高出力ではありませんが、5馬力程度は出て数千RPMは回ります。勿論最もバランス良く回るのは5気筒です。しかし4気筒より遥かに3気筒の方がすべてのバランスが良いのです。4気筒を作る理由は、全部直角関係で加工しやすいことと、3気筒の部品を4個毎使って開発投資を下げて高出力バージョンをラインアップできるからです。3気筒が廉価盤なのではなくて4気筒がついでに作る廉価バージョンでした。バランスが良くない理由は、4気筒は実質上一対の180度位相が異なるピストンがあるだけで無負荷での回転1次バランスだけが良い動的には2気筒と似通った特性を示す構造だからです。もちろん4サイクルエンジンでは様子が異なるでしょうが、少なくとも2気筒より3気筒の方が滑らかに廻りそうなのことは、想像に難くないでしょう。
(3)過去所有した車の印象…
セドリック・クラウン・マーク2・ソアラ(JZZ30)・BMW4台など多くの直6車を所有してきました。またサニー・スカイライン・シビックCX・シルビア・ゴルフなど直4も何台も所有しました。他にも水平対向4気筒を2台、V6/V8などがあります。今日は6気筒と4気筒について書こうと思います。
エンジンに魅力を感じたのはクラウンを除く直6車でした。クラウンは普通のTOYOTA製2000㏄エンジンを積みマーク2は2500㏄ツインカム24エンジンをソアラはYAMAHA製2500㏄ツインターボエンジンを積んでいたので、全て全く別の印象です。しかし残念ながら直4では惚れこむようなエンジンに会えることはありませんでした。車としてはシルビア(S13)など素晴らしい乗り味の車もありましたが、シルビアの魅力はフロントミッドのような重量配分と車体の軽さがもたらすハンドリングで、エンジンは決して満足できるものではありませんでした。
そんな経験から、いつしか4気筒には全く魅力を感じなくなってしまいました。BMWと知り合ってからはBMWに魅せられていましたが、やがて直6は高価格バージョンにのみ積まれるようになり手が届きづらくなってしまいました。私の愛車は製造年の進化を止め、E46を2台、E39を3台と古いBMWばかりを買いあさる羽目になってしまいました。
そしてやっと…廉価バージョンに4気筒ではないエンジンが直列3気筒として姿を現したのです。それは4気筒バージョンより50馬力程も小さな出力…。速さでも、加速でも数値的には全て及ばないことは分っています。でも…、3気筒エンジンの鼓動を味わってみたいのです。
E46全盛の頃、滑らかなエンジンの良さは6気筒でした。しかし、欠点はその重量と言われていました。車の旋回性能だけなら軽量な4気筒エンジンの318iが勝るとも言われていました。
BMWの良さはエンジンの搭載位置です。極力後ろに積んで水平旋回軸の回転モーメントを小さくしようとします。小さくなった500㏄1気筒分はボンネット内の前方に空間を作るに違いありません。それは昔の318i以上のバランスを見せてくれるに違いありません。私の考えるスポーツカーの基準は、決して馬力の大きな車ではなく、4つのタイヤの外側からどれだけ物を減らせているか、です。
これについては、また気が向いた時に…
長くなりました。
これらは全て、私の勝手な妄想的思い込みですので…
ブログ一覧 |
BMW | クルマ
Posted at
2018/05/02 09:55:20