2020年09月13日
回復と病院のTASKは…
退院して3日経ちます。
久しぶりに野田の父母を訪問しました。
車での移動には全く障害はありませんが、歩くと300m程で右の臀部の筋肉が軽い痙攣を起こします。
ベッドでの生活がかなり筋力を落としているようです。
入院中も一生懸命リハビリしていたのですが、不足だったのでしょうか。
右の大動脈にステントを追加したので、血流がまだ不十分なのでしょうか。
手術後の回復に関して面白いと思ったことは…
2日AM10:00 に手術室に歩いて行って手術台によじ登り、その後は全身麻酔で記憶が飛びました。
気付いたのはPM1:30頃でした。
既にICUに移り、2名の介護士が諸機器を取り付けたり、後処理をしてくれていました。
既報通りPM4:00に一般病棟の個室に移りました。
「出来たら、足首だけでも動かすようにしてください」
PM6:00頃には看護師がそう言って足首を廻してくれました。
痛くはないし、暇なので足を徐々に動かします。
PM8:00頃には足全体が動かせます。
PM10:00頃には腰が痛くなって体も動かしたくなって看護師にベッドの上に座っても良いかと聞いてみました。
「我慢できる範囲なら動いても良いですよ」
術後12時間もたっていないのに、今の技術は凄いと思いながら起き上がろうとすると、いろんな物が動きを止めます。
「俺の体に何が付いているのだろう?」
薄暗い部屋の中で探ってみました。
酸素吸入器が顔に付いていて、ボンベまでのホースが頭を引っ張っています。
胸と腹に心電図計が付いていて、送信機まで引かれた電線が体を引っ張ります。
指先には血中酸素濃度の測定器が付いていて、先述の送信機まで配線が付いて右手の動きを拘束します。
左手には点滴が付いています。
そして下半身には導尿管が付けられ、とても動けたものじゃありません。
仕方なく、体を動かすのは我慢して足だけゴソゴソと動かすことにしました。
翌3日のAM5:00を過ぎた頃、看護師さんが覗きに来ました。
「起きていますね、じゃ体重を計りましょう」
「体重計を持ってきてくれるのですか?」
「廊下の向こう側にあるので計りに行きましょう」
「何か一杯ついてるけど…」
「私が持っていきます」
???
尿のタンクと酸素ボンベと送信機を看護師さんが持って、点滴棒を押しながら体重計への徒歩の旅です。
体重ってそんなに大事???
酸素ボンベと導尿管と血中酸素濃度計はお昼までに外して貰いました。
PM2:00を過ぎて看護師が来ました。
「レントゲンを撮りに行くので、心電図は外しましょう」
残るは点滴棒だけで凄く身軽になりました。
そして看護師が持ってきたのは、車椅子でした。
重装備の体重計ツアーから8時間以上経っています。
「なんで今になって車椅子?」
勿論、徒歩でエレベーターに乗ってレントゲン室まで行ってきました。
帰ってきたらリハビリ担当が来ました。
「さあ、大変ですが今日から歩く練習をしましょう。今日はナースセンターの周りを歩いてみましょう」
「さっきレントゲン室まで歩いて行ってきましたよ…」
病院というのは不思議なところです。
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Posted at
2020/09/13 19:47:31
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