
先日の神栖行きで泊まったホテルは『アトンパラスホテル』
どうやらネットに掲載されている食事の写真を見た義弟が気に入って選んだそうです。
カーナビで案内された場所には多くの棟のホテルがあるうえ、第7駐車場の掲示が見えました。
妹によると、結婚式場とビジネスホテルとレストラン・会議室・茶寮などの多くの施設があるようです。
泊まるところは『茶寮 砂の栖(すみか)』らしいのですが、どこだろう…
車でうろうろしていると数名のホテル従業員らしき女性の集団が一つの建屋から出てきて、別の棟に向かっています。
『来てみたら…』と促すと妹が車から降りて近づきました。
指さしながら説明してくれているようです。
『あっちの第※駐車場が一番近いって…』
少しの荷物を持って教えられた入り口から入ると、広い綺麗なエントランスがありました。
予約してくれた妹夫婦がチェックインしてくれました。
フロントにはカウンター内の男女以外にもスラっとした綺麗な着物の仲居さんも居ました。
『案内するからちょっと待てって…』
部屋番号が分かれば勝手に行くのに…と思いながら待っていると直ぐに小柄な仲居さんが案内に来てくれました。
『荷物をお持ちします』 と親切ですが所詮小さなバッグだけなので自分たちで運びます。
2階までのエレベータで2階に上がってからセキュリティ用の鍵でドアを開けて別のエレベータに乗り換えます。
このドアを通るには部屋の鍵が必要と説明されます。
結婚式やビジネスホテルの利用者が入れないようにしているのかな…
目の悪い私は迷子になりそうなので、下には行かないようにしようと決めました。
部屋は4階です。
エレベータを降りると『茶房 砂の栖』 です。
畳が4列に敷かれた豪華な廊下が続きます。
片側には吹き抜けになった綺麗な庭が見えています。
中庭の傍の廊下辺りも素敵です。
泊まった部屋の扉も木のシックな引き戸です。
引き戸の内側に鍵の着いた鉄製の厚い防火扉があるのにはちょっとビックリでした。
部屋は和室10畳+和室6畳+洋室16畳と広い上に廊下など合間のスペースも何故だかやけにゆったりと広いのですが、導線が可笑しいのか移動するのに長い距離を歩かないといけません。
この部屋が2室あったら普通のホテルなら3室以上は取れるだろうと貧乏根性の私には心配になってしまいました。それ以前にこの部屋までのスペースで何でもできるでしょうね。
食事は部屋食なので風呂に入ってから妹夫婦の部屋で取ることに…
広いベランダに歯が木がたくさん植えてあります。
4階からの広い視界も目隠しにもなって安心です。
周囲に高い建物は無いので見られることもないでしょうが…
窓から外を見て左側には小さ目ですが露天風呂が設置されています。
温泉でもないのにお湯の蛇口を捻ると、凄い量の熱いお湯が出てきました。
難点は、湯温調整機能が無く水と熱湯の量での温度調節が難しいことと、砂利に飛び石の岩風呂では洗う場所もなく、浴衣を脱ぐ場所にも苦労します。
でも4階でもこの湯量は温泉顔負けでしょう。
この光熱費も心配してしまいます。
いよいよ義弟が写真で選んだ食事ですが、部屋を案内してくれた小柄な仲居さんが一つ一つ運んでくれました。部屋の前まではワゴンで運ぶのでしょうが、扉を入ってから廊下を通り6畳の間を横切って16畳の真ん中まで重い器を墓ぶのはとても大変そうです。
その上、一人分を出すたびに食事内容を息を弾ませながら説明します。
皆すぐ横で聞いてるんだから、一度で良いのにねぇ…
これは大洗へ向かう車の中での会話でした。
悪意は全くなくて親切に接客してくれているのは、ヒシヒシと感じますが、経験が短いのかドン臭いのか…ホテルが安いのはこんなところからかなぁ…などと邪推していましたが…
翌日の朝ご飯も豪華でした。
昨日とは違うやや背の高い仲居さんが対応してくれました。
素晴らしくスマートで、こちらから話しかけても的確な返答をして別の話題も提供してくれます。
『ここは部屋が大きくて食事を運ぶのも大変ですね』
『少し体を壊したので、リストラを兼ねてやらせてもらっているので、丁度良いくらいですよ』
その後の会話で知ったのが、病気になる前は毎日仕事をしていたけれど、入院後は1日おきに働いているそうです。そのお陰で体調は大変良くなってきたと微笑みながら話していただきました。
それが昨日の不慣れな感じの仲居さんの原因でしょう。
価格を考えると最高のホテルでした。
あの価格は田舎なのに温泉の無いホテルの弱みからでしょうか。
Posted at 2025/07/23 15:11:48 | |
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