
暫くブログのアップが出来なかったのは、急遽入院していましたからです。
今日はその顛末を紹介をしようと思いますが、あまり気持ちの良い話ではありませんので、このような話題をお好みでない方は読まないことをお勧めします。
私には50歳くらいで見つかった持病が主に2つあります。
腹部大動脈瘤と食道静脈瘤です。
共に別々の専門医に定期的に通い、検査でその成長を監視していましたが、60歳を過ぎた頃から手術が必要になってしまいました。
それ以来、両方の病気の手術を交代で受け、このところは毎年のように入院手術を繰り返しています。
とは言え、共に予防的手術ばかりだったので、あまり危機感もなく過ごしています。
今回の問題は静脈瘤の方でした。
静脈瘤の真の原因は肝硬変です。
バブル期に会社の中核に当たる世代の私は、会社の経費や取引先の接待で連日大量の酒を飲んでいました。その為に私の肝臓はボロボロです。
医師の説明によると、肝臓で処理できなかった血液は体内に勝手な流路を作り、心臓に戻る時に食道辺りに瘤を作るそうで、これが静脈瘤らしいです。
これが成長してくると手術で取るのですが、取っても原因の肝臓が良くなっているわけではないので、また近傍に静脈瘤を作るので完全なイタチごっこ状態です。
23日(土)は買い物に出たついでに中華店で昼食を取って帰宅後、TVを見ていましたが、15時位から胃が張ってきました。
気分が悪くなり、トイレに行って吐こうとしましたが、しゃがむと胃が押さえられて余計に苦しくなるので、居間に戻って寝転がり妻に洗面器を持ってきてもらい、それに吐くと…真っ赤な血でした。
700㏄程は吐いたでしょうか。
驚いた妻は救急車を呼ぼうと言いますが、私は寝ていたら治ると主張しました。
しかし、一向に胃も収まらず、結局救急車のお世話になって、掛かりつけの病院まで40分程要しますが受け入れもOKと決まって運んでもらいました。
一時は下がってしまった血圧も救急車の中で点滴を続けてもらい、多少回復し病院に到着後すぐに緊急手術。
後で主治医に聞くと、胃の中も血で一杯で、手術室が血まみれになって大変だったそうです。
入院時には3週間ほど要すると言われましたが、幸いにも止血手術も大成功して1週間で取り合えず一度退院しました。
ゴールデンウィークで手薄になる病院では直ぐに次の手を打つわけにもいかないから取り合えずの自宅待機みたいな退院ですね。
根本が良くなっている訳ではないので、連休明けにMRI検査をして、その結果で善後策を決定する予定だそうです。
今回の顛末で家族や周囲の人々の優しさを痛感しました。
病気が分かってからも時々は飲んでいた酒はもう辞めて、心配をかけないよう暮らそうと痛感しました。
僅か1週間の入院でしたが、直前に92㎏あった体重も85㎏まで減りました。
入院は驚くほど体力を奪うものですね。
皆さんも酒の量には注意してください。肝臓はなかなか回復しないので十分いたわりましょう。
Posted at 2022/05/03 08:38:41 | |
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Health | 日記