
故エリザベス王女が亡くなってから、英国内の様子が盛んに報道されている。王女について何も詳細は知らない私でも、報道を見ると女王の偉大さと英国民の悲しみが感じられる。25歳から全ての人生を英国に捧げた素晴らしい王室の方だ。まだ国葬の導入段階であるにもかかわらず荘厳な行事行列が行われ、多くの国民が涙を流しながら行列を見て故女王の死を悼んでいる。
これこそが国民行事の姿だと思う。そして英国は国家の歴史と力を世界に示している。

国葬は時の内閣が実施を決めるような軽い物ではない。長い歴史の中で行われてきた伝統的な行事か、国として実施が必要と決定された時だけに実施されるものだろう。
では国とは何だろう。抽象的な存在だがその判断が偏らないように三権分立が民主主義を支えている。内閣による単独決定は憲法違反だ。
故エリザベス女王は国家元首の重責を70年間、病める時も苦しい時もずっと王家に生まれた運命から負ってこられた。そして常に国民に添ってこられた。だから国民も最大の感謝を惜しまない。
どこかで国葬を計画されている人のように自分の夢のために首相になり、辛い時には何度も放棄し、権力悪用の疑惑に塗れた人とは全く違う。
2時間ほどの政治利用目的の国葬など行って、世界中から笑われる国の国民であることをとても恥ずかしく思っている。
計画を中止して世界に詫びた方がまだ恥は少ないと思うのだが、自民党の人たちは恥ずかしくないのだろうか。我々は酷い内閣を選んだものだ。恥ずかしい!
Posted at 2022/09/15 13:25:59 | |
トラックバック(0) | 日記