
純正ポテンザを損傷したため予定よりかなり早期に取り付けたスタッドレスの Momo North Pole W-2 を改めてインプレッションしてみたいと思います。
5部山位まで摩耗して明らかに騒音も多くなり乗り心地も劣化してきたと思っていたポテンザとの比較です。
使用期間はポテンザが延べ4年半、Momoは延べ3年弱でMomoの方が短いのですが、実家の姫路往復を2度Momoで行ったので走行距離は同じくらいです。しかし摩耗度合いはMomoの方が摩耗していません。片や純正の国産トップメーカーによる上級スポーツタイヤ、片やアジアンタイヤと呼ばれる廉価タイヤに分類されるスタッドレスタイヤと全く比較にならないと思われるでしょうが、私の評価はちょっと違います。
もちろん、スポーツタイヤの特徴である絶対的なグリップ力については比較にならないでしょうが…
1⃣タイヤの騒音はMomoの方がはるかに少ない。・・・スタッドレスは五月蠅いと思われがちですが North Pole はかなり静かです。殆ど気になりません。一方ポテンザは最初は気にならなかったのですが、摩耗するにしたがって急激に五月蠅くなり5部山の最近はその五月蠅さで換えたくなっていました。ブリヂストンのタイヤはどれも初期性能は良いのですが性能劣化が激しい気がします。
2⃣意外と頑張る横グリップ・・・急ブレーキなどではスタッドレス相応の多少貧弱な気がしますが、ハンドルを切った時の頭の切れ込み方などは意外なほど軽快です。スタッドレスであることを忘れそうになります。もっともこれは BMW318i の前後バランスの秀逸さによるものかも知れません。
3⃣適度な縦剛性の突き上げ感・・・廉価タイヤのグニャグニャした感じはなく、しっかりと路面変化を伝えてくれます。強すぎたり弱すぎたりしない感覚は好感が持てます。ポテンザと変わらない感じです。
4⃣縦剛性の減衰力は貧弱・・・路面に小さな段差があった時、最初の突き上げ感は上記の通り快適ですがその後の振動の収まり方が少々弱く、ポテンザならタイヤが反発する時にすぐに収まるのですが、Momo はもう一回反動で縮んでしまうような感じです。でもそれで収まるので大きな問題ではないのですが、この辺が廉価タイヤの廉価たる所以でしょう。
5⃣軽くなった操舵力・・・ポテンザから取り換えるとステアリングがとても軽く感じられます。交換初日はグリップしているのか不安になる程です。おかげで飛ばさなくなるので安全ではあります。実際にグリップ力が小さいのでしょう。ドライ路面でも飛ばすタイヤではありません。
こんな感じでまだまだ暑いのにポテンザから換えても後悔はありません。静かになって大喜びです。このような劣化時の印象が今回「レグノ」ではなく「ADVAN dB」を選んだ理由の一つです。

ホイル組付けが終わった来春用のdBはピックアップしてきました。洗って物置で春まで保管です。扁平率50%と高扁平ではありませんが、スクエア感のある断面のYOKOHAMAらしいデザインは大好きです。その点Momoはもっこりとサイドが膨らんでいてデザイン的には少々残念です。
Posted at 2022/10/01 15:25:17 | |
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タイヤ | 日記