
今日、郵便受けに懐かしい人から寒中見舞いが届きました。
勤務していた会社は20年以上の勤続で還暦を迎えると旅行の贈呈がありました。
配偶者と二人分の旅行費用の補助と有給休暇が貰えました。
どこに行こうか迷った末に、愛車で東北地方を巡ることにしました。
当時の愛車は E39 BMW525 i Touring でした。
本当は青森まで行って八甲田山にも登りたかったのですが、ちょっと遠いので安全に白石→蔵王→山形→平泉→塩釜→仙台の観光地を回る計画を立てました。
温泉と観光のドライブ旅は計画通り順調に進みました。
最後の夜は仙台の奥座敷である秋保温泉に泊まり、翌日には磊々峡と秋保大滝を見てから自宅まで戻る予定でした。
翌朝、気持ち良く佐勘をチェックアウトして磊々峡までの短い下りの道を走り始めるとリアシートの下から変な微音が聞こえました。
「何か音がおかしくないか?」と妻に聞きながらも、磊々峡の無料駐車場にすぐに到着しました。
車を停めて観光(タイトル画像)も済ませ、さあ秋保大滝へとキーを捻りましたが、セルは回れどエンジンがかかりません。
あまりしつこく繰り返してバッテリーがあがっても困ります。
携帯電話で保険会社に連絡して救助要請しました。
仙台のBMWに連絡するからBMWからの連絡を待つように言われました。
すぐにBMWから電話があって、レッカーを手配してくれることになりましたが、レッカーが到着するまでは暫くかかりそうでした。
そこで心配になったのが、待つ間のトイレと携帯電話の充電でした。
近くを探すと、すぐ近くの喫茶店で女の人が開店準備をしています。
ラッキーと入ってコーヒーを飲みながら事情を説明して、充電させて貰いながら雑談に付き合ってもらいました。
その方は鉄道好きで「鉄ちゃん」という喫茶店を趣味でやっておられます。
偶然にも同い年で意気投合してレッカーが来るまで楽しく過ごさせていただきました。

翌年、見逃した秋保大滝を見るために改めて仙台に行き、その時に世話になった「鉄ちゃん」とBMWにお礼の品を持って伺ったことを思い出しました。
その後「鉄ちゃん」とはずっと年賀状の交換を続けています。
ここ2年間喪中だったので、久しぶりに葉書を戴き、とても懐かしく思い出して、暖かくなったらまた東北へ行きたいと思いました。
ちなみに、愛車のトラブルは燃料ポンプの寿命が原因でした。
残念ながら部品の在庫がなかったので、車を預けてレンタカーで帰ることになりました。
愛車は修理が完了後にレッカーで自宅まで届けていただきました。
そのBMWディーラーは街の中古車店で購入した中古車だったのですが、BMWディーラーは他県の中古車に乗った一元客にもとても親切にしてくれました。
自宅近所のBMWディーラーも、中古車の頃からとても親切です。
その対応がずっとBMWに乗り続けている理由です。
Posted at 2024/01/22 18:23:15 | |
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