
3月中旬のある日、今まで気に入って乗り継いだ5台の中古BMWの整備で世話になっている最寄りのBMWディーラーの営業マンが自宅に尋ねてきた。
「期末でアップを狙っています。特別な条件を用意してきました。ぜひ試乗に来てください」
その時の車は年末まで車検も残っており、新車の購入などは考えもしなかったが、まあ折角自宅まで来てくれたのだから試乗くらいは付き合うか…と引退後の暇人の暇潰しに翌日の訪問を了承した。
コンパクトな1シリーズの試乗を済ませ、コーヒーを頂きながら興味本位で「118Iスポーツ」の条件を聞いてみた。提示された条件にビックリ!思わず買ってしまいそうになった。
暇潰しに同行した妻の「トランクのあるデザインの方が好き」という言葉に私も興味のある「318I Luxury」の価格も聞いてみた。
「え、それだけしか変わらないの?考える価値あるなあ…」
但し、この条件は今だけの特別価格で、明日までに契約してもらわないと無理です…と営業マンは言います。年度末の拡販用得値だから、年度内に納車できることが必要だそうだ。
ところが私には治療済みの持病が再発して4月10日から入院手術の予定が入っている。入院中は車を病院の駐車場に放置の予定。新車を決して警備状況の良いとは言えない駐車場に放置は気が引ける。交渉の所、退院までディーラーで預かってもらい病院にはその時の愛車の325で行くことで合意した。心配事も無くなったのでその場で契約した。結局、これまで最高額の衝動買い。老後の生活資金は大丈夫だろうか…?
術後の経過は良好なのだが、残念ながら歳の性でなかなか傷口が完治しない。退院を当て込んでいた日の主治医の意見は…「次回の検査まで入院を続けましょう」
次回の検査は1週間後だ、一旦気になったらなかなか我慢は難しい。
「先生、実は納車が…」と頼んでみると、実は先生もBMWのオーナーでした。
「そりゃあ、待ち遠しいでしょう」とお粥を食べる条件付きで外泊許可を貰えた。さっそく営業マンに連絡したら、昼間は出張で夜なら店に帰ることが出来るとのこと。無理を頼んで、やっと昨夜に納車完了した。
ほんの少し乗っただけだが、同じ3シリーズでも好きだった「E46 325M-sp」とは隔世の感、進歩が著しい。柔らかい足と静かな室内で老人向きだ。やはり好きだった「E39」と同じくらい大きなボディは、「3」には余計でがモデルチェンジの度に大きくなるので仕方ない。満載の機能の類はまだチンプンカンプン。ちゃんと退院してから学びましょう。
病院には電車とバスを乗り継いで戻ることにしました。
Posted at 2018/04/28 09:19:55 | |
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