
昨日からの雨が続いています。
車の掃除も庭掃除もできないので、今日も一日部屋で過ごそうと思っています。
一昨日は義父母の通院、昨日は義父の90歳の誕生日で野田市に車で行っていました。
最近車に乗っていて良く思うのですが・・・
ナビは音声で操作できるし、必要な事柄は音声とアラーム音で知らせてくれます。
危険がせまったらアラームと表示ランプで知らせてくれます。
車の状態を車自体がモニターしていてメンテが必要になったら知らせてくれます。
そもそもメンテののものが殆ど必要ではありません。
燃費も非常に良くなりました。
ターボで常用する低回転のトルクがUPして乗りやすくなりました。
車体の剛性もUPし、動特性も目に見えて良くなっています。
機械としての機能は格段に向上していることを疑う余地はありません。
しかし、・・・メーカーさん、何か勘違いしていませんか?
本当の車ってそんなもんなのですか、って気が常に付きまといます。
車と操作者の関係は、耳と目と声で取るものなのでしょうか。
昔好きだったJZZ30ソアラやBMW E46などは、目を閉じていても車の状態が解りました。
BMW E39 やZ31フェアレディZ も同様でした。
しかし、F30を始め最近の車には肌で感じる「何か」が感じられません。
この写真は前に乗っていたE46です。
そして下の写真がE39です。
流石に総革内装と木目が好感触でした。
シフトレバーも木と革で、ずっと握っていたい素晴らしいものでした。
AT自体の耐久性はイマイチでしたが…
写真ではわからない最大の違いはパワーステアリングの特性です。
E46/E39は油圧パワステが使われていました。しかし残念なことにF30では電動パワステになってしまっています。
コイン1枚を踏んでもそれが分かった、滑り始めた時にはその滑り量が直感できた油圧パワステはもうBMWには無くなってしまいました。
最も、国産車からはもうずっと前の燃費争いが始まった時期から、言い換えればE46の頃から電動パワステばかりだったので、BMWが劣っている訳ではありません。
重かったけれど地面の状態を伝えてくれた過去のハンドル感触の無い車で雪道を飛ばす気にはなりません。
もう一つの不満点はジョイスティックタイプのシフトです。
昔、マニュアル車に乗っていた頃は、片手で常にシフトレバーを握っていました。
山道など多くの回転が要るときだけ両手でハンドル操作していたでしょう。
左手の位置とエンジンの音から、どのモニターを見なくても今の段数とエンジン回転数を認識させてくれました。
シフトレバーはいつも中立位置、静かで回転数を感じさせないエンジン。
走っているときは、E46/E39 もシフトレバー位置からは大きな情報を得ることはできません。
「D」に入っているのか、「R」に入っているかは走行方向から分かりますからね。
しかし大きな違いは停まっていたり、ブレーキを踏んでいるときです。
従来のシフトレバーは手を乗せた途端に現状が把握できました。
レバーの位置が違いますから・・・
しかし今は、いつも中立、おまけにアイドリング音は静かでONかOFFかもわからない。
ブレーキを踏んでいたら,アイドルストップ状態もありうるのです。
停まっていて、次にバックしたいとき・・・
「P」に入っていたら手前に戻す。
「D」か「N」だったら向こう側に押す。
「R」 に入っていたらそのままで良い。
でもモニターを見ないと分からない。
恥ずかしながら何度か間違って焦ったことがあります。
自然に長年かかって体に染みついている感性と異なった操作方法を要求するような道具は、決して良い物とは思いません。
おかげでドンドンと運転が下手になってきています。
老人が良く事故を起こす原因は、こんなところにあると思えてなりません。
我々年寄り世代に要らないものは➊ジョイスティックタイプシフトと❷電動パワステと❸静かすぎる駆動源(EVとかハイブリッド)と❹アイドルストップ機構だと思います。
走行中にアイドルストップスイッチと起動ボタンを押し間違えて車が止まってしまったことがあります。押し釦ではなくせめてトグルスイッチにして欲しいなぁ。
ついでにCVTも辞めて欲しいなぁ。アクセルを踏んだ時の回転上昇と速度増加に違和感があるから…折角ATの滑りが減ったのにCVTになっちゃぁ意味ないでしょ。
年寄りは金を持っているしそれほど乗らないから、燃費なんてどうでもいいので、小さくて良いから乗って面白く感性を騙さない豪華な内外装の車を作って欲しいなぁ。
長々と勝手な愚痴につき合って戴きありがとうございました。