
皆さん、こんにちは。
お彼岸ですね。今日は春分の日。
我が家では日の出の時間に、国旗を掲揚しました。
でも、寒いですね~。京都府南部地域ではかなりの強風が吹いております。
昨夜は、ご案内の通り練習艦隊の若き実習幹部を歓待する、「歓迎の夕べ」に出席させていただきましたので、報告させていただきます。
武漢コロナ自粛がやっと晴れまして、コロナ前の受け入れ体勢での「歓迎の夕べ」が関西水交会主催で開催され、西山練習艦隊司令官以下、実習幹部約200名と参加者を合わせて約650名の大規模な会となりました。
まずはこの日の主賓、練習艦隊指揮官及び各艦長のあと、実習幹部の入場です。
定刻1830の開式が、交通事情で10分ほど遅れまして、歓待側我々の中からは「これは後発航期(こうはつこうき)やぞー!」と声が聞え、みんなニヤニヤしながら待ってましたので、行進曲「軍艦」の演奏がはじまり、入場がはじまると大歓声です。
※後発航期
帝国海軍では海軍刑法により敵前逃亡とされる重罪。海自でも懲戒処分。

整列を終わり、最初に国歌君が代の演奏です。
(司令官以下実習幹部は回れ右し、うしろの国旗及び海自衛艦旗に正体します。)
みなさん大声で歌いますので、会場がビリビリと響かんばかりでした。
関西水交会宮崎会長(海将補、元第一術科学校長)の発声で開式です。
ネイビーらしく、ユーモアたっぷりの実習幹部を迎える言葉に、皆に笑みがこぼれ実習幹部もそれまでのコチコチから、少し緊張が緩んだように見えます。
続いて練習艦隊司令官西山海将補の挨拶。

卒業後初めての寄港地が神戸、大阪ですので大阪のおばちゃんパワーをお借りして若い衆を大人に導いて欲しいといった、挨拶でした。こちらもユーモアたっぷり。
次に旗艦かしま艦長、掃海母艦うらが艦長、護衛艦さわぎり艦長の挨拶。
そしてそれぞれの先任伍長、最後は練習艦隊首席幕僚、艦隊先任伍長の挨拶。
コロナ前までは、宝塚歌劇団のショーがあったのですが、昨今の問題のため自粛。
こちらも、なかなか見られないので実習幹部は密かな期待があったと思いますが、仕方ないですね。
挨拶のあとは、御開帳です。立食式のテーブルに実習幹部は散らばって歓待です。

実習幹部と暫し歓談。
後ろ姿の袖章一本が実習幹部。肩幅凄いでしょ~!筋肉隆々です。
防衛大出身と一般大学出身者を比べると、やはり防大出身が多かったですね。中には薬科大出身の女性幹部もおられ、この方は年長なので2等海尉に任官されています。他に大学院での方も2等海尉からのスタートです。

西山司令官はどこへ行っても人気です。
この歓迎の夕べの参加者には、西山司令官から翌20日のかしまでの艦上レセプションへの招待状がもれなく付いてきます。

かしまの坂井艦長の挨拶の中で、「明日の艦上レセプションでは、気温7℃それに六甲おろしの強風が加わり、非常に寒い天候が予想されます。くれぐれも防寒対策を厳とされお越しいただきたい。」旨注意事項があり、さすが海軍軍人、気象と停泊艦でも荒天で艦が揺れることを、ちゃんとアナウンスされるスマートさ。
暗にどんなことがあっても、開催するので今度はかしま側から歓待させて欲しいことを暗に言われたなーと感心した次第。
宴もたけなわ、2030になり万歳三唱で盛り上がった宴も終了。
実習幹部はアルコールでいい色になり、退場、我らも会場をあとにしました。
この会のために読み直した書籍。

海軍兵学校第68期の豊田穣元中尉著、「江田島教育」。
表紙写真も作者。夏の二種軍装は白の短ジャケットで七つの金ボタンに短剣。
女性にもてたのは言うまでもありません。
挙手の礼の仕方が少し海自と違うのは、指先の位置。
現在の海自では帽子の鍔に指先を付けますが、帝国海軍ではもう少し上、第1関節を付けるのが違いの一つです。
もう一つは気を付けの姿勢時の手の形。
帝国海軍ではピンと指先を真っ直ぐ体側に添わしますが、現在の海自ではこぶし(グー)にして体側に添わします。
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海軍(陸軍)・海自関係 | 日記
Posted at
2024/03/20 13:52:36