
皆さん、おはようございます。
今日の京都府南部地域は、雨上がりで綺麗に晴れわたっています。
少し肌寒いです。
さて今週5月27日火曜日は神奈川県横須賀市の記念艦三笠へ行ってまいりました。
今回で120回目の節目となる、日本海海戦記念式典に参加するためです。
(三笠保存会 終身会員として参加)
明治38年(1905)日露戦争の終盤の戦いで、日本陸軍は3月10日奉天会戦で勝利。日本海軍は対馬沖でロシアバルチック艦隊と雌雄を決し、38隻中35隻を撃沈・拿捕・抑留するという海戦史上、前代未聞の大勝利を挙げました。
ちょんまげを結っていた明治維新から、たった37年で近代国家として海軍を保持し、大国ロシアの南下政策に清と朝鮮は脆くも崩れ去り、アジア東国、日本だけが列強に立ち向かい侵略を阻止すべく、戦いそして勝利しました。
東郷平八郎司令長官率いる、聯合艦隊は極めて周到に兵力整備と情報の収集、近代的な通信設備、巧みな戦略と戦術、そして何よりも将兵の極めて高い士気と練度をもって、ロシアを迎え打ち、倒したのです。
これには英国との日英同盟と米国の支援が助けになりました。しかし、英米を日本側に協力させる交渉術も、明治維新を乗り越えた日本は持ち合せていたと思います。
今のウクライナと比べてみてください。
状況は時代でまったく違いますが、国の進路を誤ると本当に国が滅びてしまうことが、今まさに現実になろうとしています。
今の日本人に「戦前の日本人の気概を取り戻してもらいたい」そう願います。
1250記念艦三笠に到着。
満艦飾が展張され海軍記念日(昭和20年5/27迄)のハレの日でございます。

2年ぶりの来艦。
整備工事がかなり進み、公園に面する左舷が綺麗に塗装されました。
これは建造当時の低濃度PCBが含有する塗膜を、最下層の下地材から剥離させ、現在の塗料に再塗装する工事を令和5年度より実施中です。
平日にも関わらず、たくさんの観覧者です。(この日は観覧無料です。😊)
艦橋に上がります。

上部構造物の中部、前部は改修工事完了し、大変綺麗になっていました。😊
艦橋から前部マストを見ます。

右舷側、Z旗が上がっています。
後部マストのガフには、東郷大将座乗ということで、大将旗があがっています。

帝国海軍では、このように階級によって将旗が定められていました。
少将旗の次は、「司令官たる大佐」の代将旗、最後は指揮官の長旗。
1330~式典開始。

国歌斉唱、黙祷のあと、三笠保存会大宮会長式辞、真殿横須賀地方総監、米海軍第7潜水艦群司令官、などの挨拶。祝電披露、東郷長官のひ孫、加藤参謀長の血縁の方のご紹介。陸海空自衛隊横須賀在籍の各級指揮官、米海軍関係者、オーストラリア、ドイツ等駐日大使館付武官、支援団体、一般など約320人が参加(新聞報道)
1420~中甲板にて横須賀音楽隊の演奏。
演奏曲1番目、行進曲「日本海海戦」。上甲板には鈴なりの観覧者。
1500~後甲板にて祝宴。

大宮会長と会話させていただきました。(元三菱重工社長、会長)
東郷平八郎元帥大将のひ孫、東郷宏重さん。(元海自2佐)

昨年の8月からヒゲを伸ばされているそうです。
65歳でまだまだ意気軒昂です。各地の講演にひっぱりだこ。
旧知の方とも、フレンドリーに会話させていただきました。
記念艦三笠は、大正15年(1926)11月記念艦となり、来年100周年を迎えます。
これに向け現在改修工事を継続中です。
来年には生まれ変わった(文字通り一皮剥けた)三笠となりますので、皆さん是非お越しください。
😊👍
ブログ一覧 |
海軍(陸軍)・海自関係 | 日記
Posted at
2025/05/30 09:30:03