
車検上がりのついでに奈良へショートツーリングしてきました。
久しぶりの阪奈道路を大阪側から奈良県へ抜けます。
東の突き当たり付近が東大寺。
県庁前の交差点を左折し、すぐ右へ正倉院を時計回りに回りこむ感じで進むと
奈良奥山ドライブウェーの料金所です。
バイクで来るのは初めてかなー?
くねくね道でぐいぐい登ります。フォンフォン攻めません。ゆーくりと流します。
4kmほどで山頂へ到着。

まずまずの人出でしたが、奈良は京都よりずーと空いています。
今日の天気でしたら京都は大変な人出やろなー。桜終わっても・・・。

ぞろぞろと鹿がお出迎え。山桜が最後の花を咲かせています。

若草山山頂から西向きに奈良盆地を望みます。
興福寺の五重塔がすぐ下に見えます。
真西に目線を上げると大阪府との県境である生駒山が見えます。
写真では見にくいですが、生駒山の右奥にうっすらと兵庫県の六甲山が見えます。

こちらは南向きに奈良盆地を望みます。
左手前の緑の山は春日大社の御神体である三笠山です。
若草山山頂では小さい子供を伴った家族が大勢芝生の上にグランドシートを敷いてお昼ご飯中でした。子供の弾んだ声が響き渡り、遠くでは小鳥のさえずり。
のんびりした空気が漂い、乾燥した空気の晴天の下こころ癒やされました。
目線を上げて左から右へ金剛山、葛城山、二上山、信貴山と続きます。

奈良県展望図に刻まれた歌碑。作者倭健命(やまとたけるのみこと)
『倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく青垣(あをかき) 山籠(やまごも)れる 倭し麗(うるは)し』
(大和は国の中でも最もよいところだ。重なり合った青い垣根の山、その中にこもっている大和は美しい)
そのとおり、周囲を囲んだ山々のみどりが美しく眺望出来る場所でした。

今度は若草山山頂から北に目を転じると、左一番高い山が京都府の愛宕山、右端には山頂のみ微かに比叡山も見えました。
上記で紹介しましたとおり、近畿地方の有名な山のほとんどは帝国海軍の軍艦の名前になっています。
帝国海軍には軍艦の命名基準というのがありまして、戦艦は旧國の名前、重巡洋艦は山の名前、軽巡洋艦は川の名前、戦艦よりは装甲が劣る巡洋戦艦は山の名前となっていました。
近畿地方の有名どころのみ一覧にしますと
戦艦大和 (大和国、奈良県)
戦艦河内 (河内国、大阪東部)
戦艦摂津 (摂津国、大阪北中部、兵庫県南東部)
戦艦山城 (山城国、京都府南部)
戦艦鞍馬 (京都府鞍馬山)
戦艦伊吹 (滋賀県伊吹山)
戦艦比叡 (巡洋戦艦)
戦艦生駒 (巡洋戦艦、大正時代にワシントン軍縮会議で廃艦)
戦艦金剛 (巡洋戦艦)
戦艦三笠 (日露戦争での聯合艦隊旗艦、日本海海戦で圧倒的勝利)
空母葛城 (空母であるが昭和19年命名基準変更で山の名前が追加)
重巡愛宕
重巡高雄 (愛宕山の近く。紅葉で有名な高雄山)
Posted at 2022/04/17 17:52:11 | |
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