
本日は1830から関西水交会主催で大阪南港のハイアットリージェンシー大阪で実施された練習艦隊歓迎の夕べに参加しましたので報告します。
3月11日(土)に広島県江田島の海上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、三等海尉(少尉)に任官した166名を乗せた練習艦隊旗艦かしま、はたかぜが世界一周(まだ未発表なるも多分・・・)の遠洋航海の前の近海練習航海の最初の寄港地として大阪港中央突堤に本日入港しました。
憎き武漢ウィルスで3年間開催されていませんでした、今回の歓迎の夕べでしたので迎える側の参加者も待ちに待ったという感がありました。
仕事を定時で終了し急いで大阪港へ向かいます。
地下鉄中央線大阪港駅を出て北側を見ますと、ビルの陰に艦影は見えませんが一目で認識できる軍艦マストが見えました。

岸壁に二隻串刺しに接岸しています。
歓迎の夕べが開催されるハイアットリージェンシー大阪。
大阪でこちらでの開催は初めてではないでしょうか。ラグジュアリーホテルです。

例年は上本町六丁目のシェラトン都ホテル大阪でした。

1815到着です。開始15分前で結構ぎりぎりです。💦

国旗と軍艦旗が眩しいですね。

1830定刻に開式。練習艦隊司令官今野海将補を先頭に右にかしま艦長大谷三穂一佐、左にはたかぜ艦長池崎二佐、それに続くは本日の主役実習幹部たち。

実習幹部総員166名の内今回参加は100名弱ほど。武漢ウィルスで人数制限されたのでしょうね。
今野司令官の挨拶では三日前の幹部候補生学校卒業式での海幕長の訓示が披露されました。その中でも「塩っ気を付けろ」と「ユーモアを体得せよ」の二つの言葉があったそうです。
この二つは帝国海軍の時代から海軍士官たるもの心得るべきものの伝統です。
一つ目の塩っ気を付けるとは単に航海で海水を浴びるということではなく、船乗りとして千変万化の航海中何があっても冷静に判断し、安全に艦を操艦することを言い、あくまでも船乗りとしての素養を身につけよとの教えです。
二つ目のユーモアの体得は言うまでもありません、コチコチの頭脳では艦と兵は動きません。ゆとりを持って時にはウィットに富んだユーモアのセンスが必要だからです。
歓談がはじまりました。まずは実習幹部にさー食え!さー飲め!です。
高級ホテルの食事をどっさりテーブルに置いて、忌憚のない会話です。

私のテーブルの少尉は防衛大学校から幹候出身で熱意がモリモリあり、違いますわ。ほんとに、しっかり物事を考えています。
遠洋航海中に志望科を決めるのですが、水上艦艇希望ということでした。
台湾情勢が風雲急をつげている昨今、君らは最前線任務になるが覚悟は出来ているのか?の問いに「当たり前です。最前線で国防任務につきたいのです。」と
頼もしい返事が返ってきました。

宴もたけなわとなり、実習幹部代表での中締め「万歳三唱」です。
万歳したときに手のひらを内側に向ける正式な万歳をしてくれました。
(てのひらを前に向けると降参ですから・・・)
実習幹部の熱気にこちらが元気をもらった歓迎の夕べも2020でお開きに。
帰路の阪神高速湾岸線から大阪港を望みますと

右手に三角形の電灯艦飾が見えました。(ピンボケですいません。)
こういったサービスもにくいですね。
スマートな海軍士官になり日本国を支えてください。
尚、練習艦隊は大阪港を出港後一路南へ航海し屋久島に寄港した後は、先島諸島~沖縄~九州方面~日本海舞鶴~大湊と最前線各地を寄港するとのこと。
日本国政府の本気度が窺える航路です。
安全なる航海を祈ります。帽振れ~! ⚓👍
Posted at 2023/03/14 23:47:23 | |
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