
皆さん、おはようございます。暑中お見舞い申し上げます。
暑つおすね~。東北山形県では最上川の氾濫で、難儀されておられます。梅雨末期は恐ろしいですね。
先日、大阪市北区天満の造幣局を訪れ、工場見学ツアーに参加しました。
昔(1999年)に造幣博物館のみ見学したんですが、その時は平日のみの開館でしたが、今は土日も開館しているそうです。
見学ツアーは無料(行政機関ですからもちろん!)ですが、予約をしないと参加できません。定員は20名でガイドさんがついて、丁寧に説明してくれます。工場見学ツアーは平日のみです。インターネットの予約で簡単にできます。
詳しくは、⇂こちらからどうぞ。
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-osaka/plant_visit_honkyoku01.html
大阪造幣局は明治4年(1871)4月から操業し、現在も当時の地で貨幣の内硬貨のみを製造しています。それと勲章も製造。
創業当時の敷地は現在の国道1号線より北側の源八橋くらいまでありましたが、明治22年三菱へ払い下げられたのと、国道1号線が敷地内を貫通して設置されます。
国道1号線北側に残る洋館は、造幣局操業の翌年明治5年に明治天皇が行幸された時の宿泊所として建設された「泉布観」(せんぷかん)です。現在改修工事中です。
同好の士と京阪電車京橋駅、片町口で待ち合わせし暑い中をてくてく歩きます。
国道1号線を西に10分ほど歩くと、大川に架かる通称「銀橋」が見えてきます。

正式名称は「桜宮橋」。昭和5年竣工。奥に見える高層タワーはOAPタワーで帝国ホテル大阪が併設しています。

ここまで来ると造幣局が見えてきます。

橋から南を遠望します。下の大川(旧淀川)は右に大きくカーブし次の橋は、天満橋になります。その手前に歩行者用の川崎橋の斜張橋が見えます。
先日25日の大阪天神祭で奉納花火が上がったのは、右の造幣局前の緑の部分から。

いよいよ造幣局の正門です。
受付で工場見学ツアーの受付を済ませ、ミントショップ2階の待合で暫し待機。

0900からの工場見学を前に造幣局の歴史と工場見学の説明をビデオで確認します。
15分ほどビデオで見学前にお勉強してから、いよいよ工場見学の開始です。
工場までの道のりでも、ガイドさんが説明してくれます。

造幣局側から撮影。ここが元の正門で、昔は船でなんでも運んでいたので、川側に正門がありました。現在も当時のままの門衛所が当時の場所で保存されています。

門扉も当時のまま。明治4年(1871)ですので150年以上経っています。

工場をこのように見学します。

みなさん興味津々です。

見やすいようにモニターでLIVE映像を放映中。製造過程がよくわかります。

ベテランのガイドさんが丁寧に説明してくれます。

500円玉が製造されています。打ち抜き後。

500円玉の拡大写真でガイドさんが説明してくれます。
なんと!細かい造形なこと!

偽造防止技術を観覧。皆さん感嘆の声がそこここで聞えます。
日本の造幣技術は世界一!を実感しました。
工場見学後は、お隣の造幣博物館に移動し古い貨幣の展示とオリンピックメダルや記念硬貨などの見学です。

もちろん、本物です。

右上に小判を包んだ「包金」。小判五拾両と書いてます。

来年の大阪万博の記念千円硬貨。

実際に貨幣大袋が持てます。重い~

金銀の延べ棒も持てます。(持って逃げられないように箱の中だけ)

当時の敷地のジオラマに現在の国道1号線の位置が入ると位置関係がわかります。

桜の通り抜けでも有名な大阪造幣局です。ソメイヨシノが咲き終わった頃、開花する八重桜が造幣局内の大川沿いを埋め尽くします。毎年4月中頃が見頃ですね。

最後に紹介するのは、洪水表示石(こうずいひょうじせき)。
明治18年(1885)に淀川大洪水があり、大阪府内を泥水が覆い尽くしました。
下の写真はその洪水水位を記憶に留めるための石柱です。
写真向こうの方に水色で見えるのが大川ですが、現在の水位に比べると自分が立っている足元まであったことになります。
凄い水位です。
こんなところまで水があったということは、上流はもっとひどかったでしょう。
この洪水については、又の機会にご紹介します。
👍👍👍
Posted at 2024/07/28 09:28:48 | |
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