常陸の國の夕暮れ時　

常陸の國に道楽で移住して、もう6年。
直前は会社に費やす時間が16時間を上回っていた。

月曜の20時出勤、火曜日の朝9時まで仕事。
そして火曜日の20時に出勤、水曜日の朝9時まで。
またまた水曜日の20時に出勤・・・・。

そんなとき、飯田で仕事を探していたがナカナカ見つからず。
でもって、なぜか間違った勢いで茨城に移住した。
都内でも通える距離（いや、でも遠いぞ）。
安い家賃。
職安には通ったなぁ・・・・。

死ぬか、生きるか。
かっこつけて死んだって意味なし。
リベンジだって生きているからこそ。

移住して思うこと。
常陸の國は季節感があっていい。
家の裏がこんな田んぼ＆畑なんだから・・・・。




冬の青空と夕雲。




見かけはふさふさ・・・。
夕暮れの陽に照らされ、輝きを増す。




漆黒の大地と青空。
そして黄金色に輝く太陽。

今日の昼間はもう終わり・・・。
二度とこない今日が終わりに近づいている。




夕暮れの太陽に輝く雑草。
ただ生きるために生きている。

目的なんてない。
私も似たようなものだから。
ただ、道楽という楽しみがあるだけ。




冬枯れの田んぼ。
青々して、黄金色に輝いて・・・。
そして時は移ろい、空っ風の季節になった・・・。




名も知らぬ雑草。
赤がフラメンコの如く、煌く・・・。




廃屋のスリ硝子。
夕暮れの光に染まる。




夕暮れ色に輝く雲。
夕雲。
ゆふぐも。
・・・・・・・・・。
目的も何もない。
ただ、輝く。




今日の日よ、さようなら。
二度と来ない今日・・・。
二度と来ない今・・・。




これでも市内・・・・なんだけどね。
ニュータウンよりも、旧市街の方が私は好きだ。

こういう他愛ない日常。
他愛ない自然。
それと戯れる喜び。
それはニュータウンじゃ無理だから・・・・。




そして周囲は闇に包まれる。
生きとし生けるものの時間が終わる。




川面にかすかに映りこむ夕暮れ色。


もういい年だ。
こんな事ばかりしていて良いものだろうか・・・。

ただ、興味あることはやってみる。
失敗したっていいじゃないか。
人に迷惑が掛からないのならば。

それとアチコチを放浪して回りたい。
気に入ったら1週間、1ヶ月、1年留まってもいい。
時の流れを感じ、季節を感じ、人を感じる。
廃を感じ、自然を感じ・・・。
そういう大人になりたかったのだが、現実はツマラナイ大人になってしまった。
そうなってしまったのならば、出来る範囲内で最大限楽しみたい。

今、やってみたい事の一つはとても時間が掛かること。
そして普通の人では、「はぁ・・・？、馬鹿？」と言われそうなこと。
でもさ、それでもいいじゃないか。
やってみたい事があるんだからさ。
もっとも、やってみたい事の中の一つなんだけどね。