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2016年07月11日

太平洋炭磺 展示館

太平洋炭磺 展示館
炭磺展示館。
見た目は小さいのだが・・・・・。







坑道掘削機。
太平洋炭磺はこういう大型機械を投入しやすい環境だったことが幸いしましたね・・・。

優良炭の産地でも切羽が断層にぶち当たり出炭が出来なくなったり。
それがトドメを刺してしまったり・・・。







横から見ると・・・・。
大きな機械であることが分かります。







日本一の石炭の塊。
6トン以上あるという・・・・・。







中は思いのほか広く、展示物が沢山・・・。
ハアハア云いながら見入ってました。







ここが凄いのは・・・・・。
本物が展示してあること。







SD採炭切羽方式とあります。

横が150メートル~230メートル、石炭層の厚さ3メートルが採炭可能って・・・・。
凄い量が掘れるって事だけは分かります。
削岩機などで掘っていた時代から考えると非常に大規模採炭が可能です。







左側が炭層、右側のジャッキのようなもので猛烈な地圧を支え掘り進む・・・・・・。
掘りながら進み、進みながら掘る・・・・・。
ある程度採炭すると後方で崩壊が起こり、物凄い風が襲う・・・・・・、のような事をうろ覚えで恐縮ですが係りの方が話していた・・・ように思います。

大量の水をかけながら粉の舞い上がるのを押さえカッターで炭層を削り取る。
轟音を上げてカッターが回るとき、恐ろしい勢いで炭層の岩盤が削られ・・・・・。
コレだけの事をしているが近年は無事故採炭という、安全に対して非常に気を使う会社でもあると思います。
だからこそ、平成の世でも生き残れたのでしょう。

他がしっかりやっていない、という事はありません。
ただ出炭計画に沿った出炭が無ければ補助金を打ち切られる・・・・、そんな恐怖から何が何でも多少どころか思いっきり無理して出炭したり・・・・。
最新鋭のビルド鉱であってもガス爆発が起きたり、気を使ってもなお起こる事故。
石炭産業の難しさの一つの側面と思います。







巨大なカッター。
人間など巻き込まれたらミンチ確実・・・・・・。
そんな凄いもので岩盤を削るって事で生まれる石炭。
凄い労力が掛かっているからこその価格。
安いからって輸入ばかりに頼るのも、どうか・・・・とも思います。
補助金出しても産業育成、それも必要ですし。
かつてあった技術は失うと取り戻すのには莫大な金と時間が掛かります。







掘っては充填。
切羽の模型でした。







ガス検知器。
コレが鳴ったらヤバイ・・・・・・というもの。
でも某炭磺は限度一杯まで濃度を上げて運用していた・・・なんて話も。

石炭とメタンなどのガス。
切っては切れない関係のもの。

夕張の新炭磺もガス突出事故が無ければ・・・・・。
もしかしたら平成の世まで採炭していたかもしれませんが・・・・。
ただガス抜きの立坑が必要だったのに、それまで手が回らなかった・・・なんて話も。
たられば、はいくらでも出てきます。
石炭採掘が安全に行えたら・・・・・・。

太平洋炭磺は驚異的なほどの無事故採炭をしていること。
関係者の尽力、苦労は半端なものではないと思います。







最前線との切羽と同じ。
こういう所で働いているんですね。
ヤマの男たちは。







シャトルカー。
大型車両の大きさです。
こんな大きなものを坑道内で転がすなんて、腕のいい方たちですね・・・・。
本当に。







導風筒があったり、生きてる坑道の内部に居るようです。








このシャトルカー導入までは手積み。
それを考えたら半端ない効率化です。







やはりこれ!。
コレをみるとテンションが上がりますね。







ここに石炭が乗ってコンベアで後方へ・・・・・・・・。






坑内電車。
鉱山といえばコレ、ですよね。







海底炭磺である太平洋炭磺。
その模型。
この模型からでも、非常に大規模な炭磺である事が分かります。


凄く見所のある施設で驚きの連続。
そして濃い内容でした。
炭磺に興味がある方の訪問を強く勧めます。
ブログ一覧 | 釧路コールマイン | 日記
Posted at 2016/07/11 21:31:37

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この記事へのコメント

2016年7月11日 21:54
ここに立ち寄られてることも予想はしてました。

これはなかなか豊富な展示内容ですね。
実物は見る機会が少ないのではないかと。
もっとも一般向けではないかもしれませんが
(逆に小中学生の見学に使われそう)。

メカ物は好きなのですが、このジャンルは
予備知識もないので全く触れてません。
私の場合、なにか一つに関わるとまだ誰も
調べていないところまで掘り下げて証明しないと
気がすまないたちなので、いろいろ手が出せない。
基本的に一つのジャンルに特化する人間なので
専門外のことには関わらないようにしてます
(ほかに興味を持つと本業がおろそかになるので)。

しかし過去の興味の延長とシンクロするような
世界もちらほら…これは見てもいいかも。
釧路行くことがあれば、寄ってみたいものです。
だけど釧路行くと、もっとほかに行っちゃうんだよな、
過去の経験上…なかなか誘惑の多い街です。
コメントへの返答
2016年7月11日 22:21
こんばんは。

ここは展示内容が豊富です。
夕張も実物が置いてありますが、ここもまた実物が、しかもとてもコンディションが良い上体で。

人力から機械化の中でシャトルカー。
これで劇的に効率が上がった、とあります。
でもよっこいしょ、と手で積むより機械で、コンベアでガンガン流せば絶対に量的に敵いません。

釧路はなかなか誘惑が多いかも知れませんね。
炭磺、その遺産、炭磺鉄道。
そして積み降ろし駅も・・・。
戦争遺跡も結構ありますしね。

機会があれば泊まりで行かれては?。
きむらさんのような弾丸ツアーは私はせず、粘って撮るので・・・ですが逆に弾丸ツアーで見たモノがどう捉えられているのか。
興味あります。
2016年7月11日 22:09
夕張の『石炭の歴史村』にも同様の展示施設がありますね。

入り口でヘッドライト付きのヘルメットを渡されて、坑道内では実物がデモで動態保存されています。
コメントへの返答
2016年7月11日 22:27
こんばんは。

石炭の歴史村、過去に何度か訪問しています。
体験坑道へのエレベーター。
大した高さではない筈なのに錯覚をうまく利用した立坑ケージ体験も。
カッターも短時間ですが轟音を上げて動きましたね・・・・・。

肝の据わったヤマの男でも立坑ケージで降りる時は怖い・・・・なんて話もあります。
一歩間違えたら生きて地上に戻れないかもしれない・・・・・。
そんな思いで仕事をされていたのでしょう。

軍人でもないのに命がけの仕事。
私など務まらない・・・と思います。

1回目に行ったとき、借りたヘルメットのライトが暗くて2度目はマイライトもちこみで・・・。
やはり納得いくまでじっくり見たいですからね。
2016年7月11日 22:47
続けてすみません。

釧路は私にとっては興味の宝庫でして。
もっとも今の専門には無縁なものばかり、
すでに過去の興味ばかりなのですが。

一般観光客には釧路は湿原だったり
和商市場だったり幣舞橋だったりするわけで、
私にとっては標茶のパイロットフォレストとか
そういう方面になるのですが、残念なことに
釧路から炭鉱を連想する人は多くはないです。
私も知ってはいましたけど関わりがありません。

しかし、臨港線とナローとここは気になります。
これは取り入れてもいいかもしれません。
無論、興味があるからで趣味対象ではないです。
その興味も、直接の興味ではないのです。
ただ、研究対象として情報を得たいだけ。
必要があるからではなくて、必要を作っても
いいかな、別件に役立つかな、そんなところです。

この辺は趣味対象としている人には大変失礼な
取り組み方だと思ったりもするのですが、
まあご容赦いただきましょう。
展示館も専門家を対象にしていたら成り立たず、
無関心な一般市民の来場も目的でしょうから。
私の場合は興味を向けない線引きなのですが、
この話をするとまた2時間拘束することになるので、
まあそういう奴だとご理解いただければよいかと。

泊まりで行ければいいのですが、労働従業者は
2日の連休を取るのも容易ではないのが厳しい。
暇な時は金がない…時間給の正社員はきついです。
これが近年単発弾丸ツアーの多い理由ですね。
お互い、年に数回はゆっくり旅したいものですなぁ。
コメントへの返答
2016年7月13日 21:35
こんばんは。

釧路から炭磺、確かにそちらに持っていく方は少数派でしょうね。
むしろパイロットフォレストは秋も深まった頃に走ってみたいものです。

臨港線にせよナローにせよ、貴重品である事に変わりなく・・・・。
研究対象として見にいければ・・・です。
釧路直行便、それなりに・・・はありますがかなりの弾丸ツアーになりますね。
間違いなく。

展示館も一般向けとは云いながらもなかなかマニアックですよ。
私自身も炭磺について深く追求される方からすれば洟垂れ小僧です。

暇な時は金が無い・・・は私も同じです。
のんびりバカンス・・・ではなく放浪しながら色々と見て回りたいものですが、なかなかこの国はまとまった休みもなく・・・・。
働き過ぎるから効率が悪い。
遊んだ分、働こうって気になるように仕向けて欲しいものです。

プロフィール

「運転中にDQNに絡まれたとき http://cvw.jp/b/331167/48553963/
何シテル?   07/20 21:59
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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