忘れもの

列車の乗り換えで、降りる方たちが立ち去ったあと…。

ん…、学生さんが持ち歩くような巾着袋がシートの上に。
「誰か忘れもの、してませんか～」と降りた方の方に、巾着袋を持ちあげながら声をかけると、「あっ！」といった感じで学生さんが戻ってきました。

巾着袋を渡し終え…。
よかった。
持ち主のもとに帰る事が出来て…。
と、僅か十数秒の物語のような時間を過ごす事が出来ました。

小さな物語の積み重ね。
多分、ソレを日常というのでしょう。