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風越 龍のブログ一覧

2022年10月22日 イイね!

国鉄士幌線 幌加駅

国鉄士幌線 幌加駅国鉄士幌線。
1925年士幌まで、1926年上士幌まで開業の路線で、終点である十勝三股までは
1939年に開業です。
当初は石北本線上川駅まで伸びる予定でした。

上士幌~十勝三股は最大25‰という山岳路線で、蒸気時代の機関助手は非常に苦しんだ路線です。
とにかく石炭を火室にぶっこみ続けなければ機関車は止まってしまう…。
ヘタな場所で止まったら、機関車が列車を引き出せる場所まで降りて加速しないと登れません。
機関士も機関助手も苦労が絶えない路線だったのは間違いない…。

私には彼らにお伝えする言葉がありません。
同じ苦労を共にした仲間ではないから…。

ただ、自分には直接関係ないけど…。
ありがとうございます。
と、お伝えしたい。
そう思います。



士幌線幌加駅跡。
列車交換も出来る駅で、1954年の洞爺丸台風の風倒木処理のために、多くの人が移り住んでいました。

1962年頃には80件、350人が居たという…。
今や除雪ステーション以外、人など居ないこの場所で…。
余談ですが終点、十勝三股は最大1500人の住人が居たという…。
信じがたいような話ですが生きる糧がある、という事は人を集めるには必須なんですよね…。




転轍機は当然、手動。
集中制御なんて時代じゃありません。
人が入る余地がある時代…。
羨ましいですね…、本当に。




最低でも3本(3列車)が同時に存在する事が出来た規模。
それだけ列車が重要なインフラだったという事の裏返し。

1960年代後半から国道273号が整備され始めるまで、糠平より奥は陸の孤島。
国道整備が士幌線の首を絞めたとも言えます。
ただ貨物扱いが無くなれば、どのみち廃止にはなった事は間違いない。
開拓の役目を果たして引退した路線、という表現が一番似合うと思います。




休止扱いから廃止になった事も、こうして少しでもレールや橋梁が残る要因でしょう。
有難い事です。
私のような者にとっては…。




雰囲気だけでも駅、という事でNPOの方が設置したものでしょう…。
これがあるだけで駅、という感じがぐっと上がりますもの。




春先なので雪もなく草もなく…。
道内は5月の連休が一番良い探索時期と思います。




鉄路。
これがあれば、ほかは何もいらない…。




緩やかな曲線。
鉄道の美の一つと思います。

貨物列車がゴットンゴットン音を立て走っていたのも60年位まえ。
それでも半世紀以上前か…。
一度でも輝いた場所には、独特の空気があります。

ただ山岳路線故に貨車の暴走事故が過去に何度も発生し、1956年には暴走した貨物と旅客列車が正面衝突し亡くなった方もいます。
そういう方の思い。
そういったモノも含めての空気なのだと…。

この大地は一度、輝いた。
一度でも輝いたのならば街が衰退し無人になっても、本望ではないだろうか…。
と、輝かずに朽ち果てる者はそう、思います。
輝く者にも苦労がある事は分かっているのですが…。
光あふれる舞台に立てなかった役者の、羨みというか僻みというか…。
まあ、人間ですから…。

ただ、再び輝く日があるのであれば…。
輝いて欲しい…。
Posted at 2022/10/22 19:38:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2022年09月18日 イイね!

石北本線 生野駅(廃止)


2021年に廃止になった石北本線生野駅。
関東のローカル私鉄の駅よりも簡素な造り。




この銘板ももう、見られなくなりましたね…。




この1日3本しか気車が来ないって…。
利用されていない事が良く分かります。

人口減少とか大騒ぎしてるけどさあ…。
50年も前から分かっていたこと。
それを今更分かったような物言いをする方たち。
ボロい商売してるよね…。

少なくとも半世紀前から対策してれば、もう少しはマシだったかもしれない。
タラればだけどもね。
でも先送り、何も決めないで様子見。
で、今がその結果。
一揆起こしてもいいんじゃね?、と思う。




寂しいホームからの景色。
当然、私も気車での訪問ではありません。
難易度が高すぎて鉄道での訪問は厳しい…。
一日、ここで潰せる余裕がなければね。




1964年製のレール。
まだこの国が輝き、頑張れば報われた時代。

情報収集とかはアナログな時代ですけれども、でも鉱業がかろうじて輝いていた
のです。
羽幌も夕張も…。
大夕張も美唄も万字も…。
雄別も…。
常磐炭田も筑豊炭田も…。
斜陽化しつつ、まだ生きていた頃。

そんな輝いていた頃をこの目で見たいものです。
絶対、という言葉は基本使いませんがコレだけは絶対に無理な願い。
でも、見たいものです…。
過去に行きたい…。
Posted at 2022/09/18 19:09:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2022年06月05日 イイね!

日高本線 バス転換後の駅の旅


日高といえば競走馬。
その事を(日高幌別駅の)駅舎のガラスが教えてくれる。




私が苦手とする四字熟語、立入禁止。
その先にあるヤバイけど、「はぁはぁ」するものを求める者にとっては切り離せない。
もっともドジ踏んだら死ぬ事もある。

倒木と思って乗り越えようとしたら、その倒木がいきなり動き出し谷底に吸い込まれた事があり…。
ストラップが枝に引っかかったら谷底まで真っ逆さま…、でした。
ネタじゃなくて自身のリアル体験です。




まっすぐに伸びるレール。
ここを気(動)車が走る事はもう、二度とない…。
一度くらい、乗ってみたかった…。




撮影は2022年1月1日15:55。
そろそろ、逢魔が時を迎える頃合い…。
駅名のプレートも外され、寂しさが一層増します。




東町(ひがしちょう)駅付近の踏切跡。
沿線には人は住んでいるけれど…。
でも復旧工事が出来るほどではない、という事なのだろう。
バス転換という選択肢は…。




東町駅。
簡素な駅でした…。




日高本線よりも、この脇の家に住んでみたい。
という衝動に駆られる、素敵な家でした。




冬の風が吹き…。
寂しい砂浜。

雲たちが夕暮れ色に染まります。
その刹那の色が一層、より寂しさを掻き立てます。




水平線上に広がる雲たち。
夕暮れ色に染まる、波打ち際。
輝く刹那の色を見る事が出来、幸せな時間でした…。




浦河駅駅舎と跨線橋。
もう、かなり(撮影は)厳しい時間になってきましたが…。
デジタルの有難いメリットを享受しまくりです




平成15年10月3日作成の浦河高校美術部作品、「夢・希望・未来」と浦河駅構内。

このジイ様にも、そんな(言葉が頭の中にある)頃があったな…。
でも生きる事に全力で突っ走って、いつの間にか忘れていたな…。

そして、ふと我に返る。
そして、もう陸に戻れない沖合にいる事に気づく…。

こんな事を考えるようじゃ、歳だなぁ。
突っ込んでいく事しか選択肢がなかった頃を思うと、ね…。
若さって偉大な力です。
本当に…。




跨線橋がある、という事は複数の引き込み線があった証。
規模を考えると急行えりもの停車駅だったというのも納得です。




レールで組んだ跨線橋。
今時は壊されることが多いので、貴重な建造物です。
が、壊されてしまうんだろうなぁ…。
バスターミナルを造ったり、という名目で…。




跨線橋内部を下から…。
なんと木製ですよ!。
関東では見る事が出来ない景色の一つと思います。




ここで行かねば、死んでも見る事が出来ない…。
と、いう事で内部を見てきました。

海をイメージしたのかな…。
綺麗なエメラルドグリーンが印象的です。
もしかして、寒さが厳しいからこそ明るい色に塗ったのかも…知れません。




様似方面を望む…。

廃止されたとは思えない。
そんな景色が広がります。
もう列車は走らない…。
その事実を思うと、一度くらい乗っておけば良かった…。
後悔しても、すでに遅し…。
Posted at 2022/06/05 20:52:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2022年04月27日 イイね!

道の駅あびら D51ステーション


訪問はKey3さんと。
夕張~追分のサボ。




鉄道城下町、追分。
かつてベテランしか配属されないと云われたほどの名門機関区があった…。
また町の8割の住人が鉄道に関連する方たちという、典型的な鉄道の町でした。
→勾配が厳しい夕張線の機関士は腕利き揃いだったと聞きます




建屋内は油の良い香りが…。
油を付けて磨かれている証。
もう、メロメロです。
こんなにも現役に近い状態で保管されているカマは珍しいですから。




発電機。
前照灯とか電装品が少ない時代、コレで容量が足りたのでしょうね…。
D51-200号機など発電機がガッツリ乗っていて今時との違いを感じます。




展示写真。
こういうカットを自分で撮ってみたかった…。

タイムマシンが欲しい…。
そうなれば道内で住み込みで働きつつ、写真を撮って…。
路銀が無くなってきたらまた働く。
なんて夢のような生活をしてみたい。
デジタルならば無限弾倉装備の機銃のように撃てますし…。
夢のまた夢ですね、そんなこと…。




可愛いDLでここから出し入れしているみたいですね。
この子も可愛い。
置き場があったら自宅でレール敷いて動かしたい…。




鉄道拠点駅、追分。
その当時の輝きを感じる看板。




SLの最もはぁはぁする、機械らしい連結棒など…。
こういう人間臭さがタマランですね、SLは。
Posted at 2022/04/27 20:33:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2022年04月21日 イイね!

渡島砂原駅

渡島砂原駅渡島砂原駅。
まずは全景を…。




陽も傾き…。
夜の帳が降りつつある。
今日が藍に染まる中、蛍光灯が輝く…。




国鉄の標準的待合室と感じます。
かつてストーブが置かれていたことが分かりますね…。




色温度はあえて変えない。
寒々しい感じに表現したいから…。




駅本屋。
これだけの規模でも無人駅です。
国鉄が輝いていた頃、そんな事は考えられませんね…。




空が藤色に染まる…。




渡島砂原駅。
此方は2018年頃、一日あたり50人未満だが使う方が居た。
とはいえ、それくらいしか居ない、とも言える。




水銀灯が照らす構内。
伸びる影。




地味だけど…。
除雪して維持して…。
雪国の鉄道は大変です。

でも維持して頂いているからこそ、この輝きがある。
名もなき労働者に賛辞を贈りたいと思います。
黙々と淡々とルーチンをこなしてくれる方たちに…。
Posted at 2022/04/21 18:30:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記

プロフィール

「運転中にDQNに絡まれたとき http://cvw.jp/b/331167/48553963/
何シテル?   07/20 21:59
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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