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風越 龍のブログ一覧

2016年06月10日 イイね!

大夕張の景色と景色だったもの


大夕張ダムとシューパロダム。
美しい三弦橋も白銀橋も、シューパロダム完成で沈んだ。

頻繁に行けなかったが大夕張は思い出深い大地。
それも水底に沈んだ。
よほどの事が無い限り見る事が出来ないのだが・・・・。
見る事が出来れば会社などほったらかしてでも、行きたいものです。







大夕張で石炭を掘っていた頃の写真。
夕張では貴重な産業だった石炭。
その貴重な産業が倒れたこと、観光の街、夕張が失敗したこと。

今や息も絶え絶えというくらい、ヤバイ自治体ですが・・・。
何とか息を吹き返して欲しいものです。
微力だけど夕張(夕張も大夕張も)、応援してるから。







人の写真ばかりで恐縮ですが・・・・・。
大夕張が生きていた頃。
まだ、何とか輝いていた頃。

その輝きを取り戻して欲しい。
大夕張。







豊かな森に囲まれた大地があった。
恐らく開拓農家があったと思われる平らな土地。
計画的に植えたような木々。

テリオスで訪れた大夕張は、もうない。
色々あって仕事も辞めちまって、何もかも放り出して、さんふらわあに乗った事が懐かしい・・・・。
あの時、夕張に背中を押してもらったんだよなぁ・・・・。
幌内にも・・・・・・。
あの時みた炭砿の跡。
その時感じたこと。

それがあったからこそ、今の自分がある。
だからこそ、撮れる限り撮り続けたい。
石炭の都の跡を・・・。







中野電器商会。
去年でコレ。
今年訪れたとしたら崩壊しているかもしれない・・・・。







入ろうと思えば入れるのだが・・・・。
怖くて入りたくありません。
いつ、崩壊するかなんて誰にも分からないから。







崩壊した家。
かつての賑わい。
それがウソのようになってしまった・・・。

産業がないこと。
ここまで影響が大きいんだ、と大夕張が教えてくれます。







中野電器商会、右側に傾きつつあり・・・・・・。
バッタン!と崩壊してしまいそう。

炭都の跡があまりにも哀しい・・・・・。
その輝きが大きければ大きいだけ・・・・・。








隣の時計屋さんは崩壊してしまいました・・・・・・。







また知っている景色が死のうとしています。
歳をとる事って別れることが多くて・・・・・
分かれはいつでも辛いものです。







三菱大夕張炭砿で起きた昭和60年5月の事故の慰霊碑。
ガス爆発で62名の死者を出しました・・・・。

最新鋭の保安設備を持ってしても確保出来なかった無事故。
昭和末期の北炭夕張新炭砿、三菱南大夕張の事故が炭都夕張にトドメを刺したようです。

ガスが多量に含まれた夕張の大地。
それゆえに採掘も難しかったことと思います。
亡くなった全ての炭砿(ヤマ)の男たちに感謝と敬意を。
そして冥福を祈りたいと思います。

この時はロープが外されていて、初めて碑の前で手を合わせる事が出来ました。
Posted at 2016/06/11 00:18:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2015年03月02日 イイね!

追憶の大夕張 其の2

只今、病院から登校中・・・もとい投稿中。
思ったよりも検査が順調で、時間が空いてしまいました。

さて明日、朝一オペで動けるようになるのは夕方らしい。
点滴用のチューブ(?)というのかな。
針を入れて準備完了・・・・。





朽ち果てようとする建物。
でも朽ち果てるまで、あと数十年はありそうな家です。
ただ人の手が全く入っていない事だけは間違いありません。







パッと見た感じ、古い家だねぇ・・・・としか思えません。
誰か管理してる?って事は無い筈。
この家の奥にも食べ物関連の店があるようで、元々は路地で入れたのでしょう。







シャッターの隙間から・・・・・。
なんとも古いスクーター。
昭和・・・・・ですね。







この家には何人、住んでいたのでしょうか。
スクーターが沢山、置いたままでした。








銘菓、炭砿の音。
調べてもどんなものか、出てきませんでした。
と、いうかここは和菓子屋さんだったらしい・・・・・。

石炭に見立てたものだったのかな・・・・・。
情報をお持ちの方がいたら教えて頂けたら幸いです。







ラーメン屋さん。
炭砿の町は食の店が多かった筈。

肝の据わった炭砿夫でも立坑ケージに乗ったら恐ろしかった、などという話も。
だから娑婆(地上)に戻った時は飲んで食べて、生きて戻った事に感謝したのでは・・・と思います。
かつて夕張では都会ですら珍しい車が走っていたという。
・・・・命を張っているけど、バブルの時代のようです。
羨ましい限りです。
氷河期と呼ばれる時代を渡り歩いてきましたので。







ほぼ倒壊した建物。
元々はスナックとか、そんな感じの店だったと推測しますが・・・・。
店の造り、入口がそんな店の特徴に合致するもので。
違っていたらご指摘ください。







今、病院なので・・・・・。
これをみて、ゴクリ・・・・・・・・・・・・。







焼肉屋さん。
焼肉なんて自分一人じゃ何年も行ってないなぁ・・・・・。
そろそろ松阪に帰省したいものです。

肉食べて飲んで・・・・・・。
兄貴たちと遊んで来たいなぁ・・・・。







大夕張の象徴的な風景。
この辺りだって店があって、子どもが走り回って・・・・・。
そんな時代だって、ほんの少しまえの事なんだけどね。

主要産業がない土地の苦悩、切なさ。
そんな空気が漂います。







雪の重みに負けて倒壊。
その姿は、昭和枯れすすきが良く似合う。
頑張って討ち死にしたのだから・・・・。







ここも元々飲み屋のような感じです。
人の手を離れた建物の末路は同じ。

この大夕張もまたこの国の象徴にならない事を願ってやまない。
産めよ増やせよ政策をしないと、もうダメでしょう・・・・。
子を成す事を、し辛い方向にばかり舵取りをしているようだが・・・。
本気でやってこれかよ・・・・。
と思うと美化され過ぎてると思うし、庶民感覚ではダメダメなんだけどね。







以前訪問した時には人気(ひとけ)があったのだが。
今や住民もほぼなく、無人地帯に向かってまっしぐら・・・・・・・。
やはり産業ですよね。

カットはKey3さんの愛機。
いつも私(の廃撮影)に付き合ってくれる快男児。
ありがとうございます。
Posted at 2015/03/02 16:55:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2015年02月25日 イイね!

追憶の大夕張 其の1


秋の大夕張。
ほんの数年前の大夕張は・・・。
過去の息吹が残っていたのだが、今やもう・・・。
殆どが残っていない。
水没という仕打ちによって・・・・・。







白銀橋の付け替えの橋。
もう以前の白銀橋はもうない・・・・。

あの優雅なアーチ。
豊かな森。
私の記憶の大夕張はもうない。
何もかもこの世から消されてしまった。
愛機テリオスで走った大夕張は、この世にない。







旧452号線に降りられた道かな・・・。
もう水が邪魔をする。







登山靴を履いていたので多少は入った。
大夕張を飲み込んだ、三弦橋を飲み込んだ水を・・・・。
ある意味、踏んづけた。







ガードレールが飲み込まれる・・・・・。
あの先に行きたい・・・・・・・・。
ダムを吹っ飛ばすか、渇水か。
いずれかしか、大夕張を見ることはもう叶わない。







木々もそのまま・・・・・。
ダムの水に飲み込まれる。
ハコモノを造って税収を見込んだのだろうか・・・・・・。
多分、作ってもあまり意味のないダム。
そんなもののために大夕張が沈む。
郷里が沈むかのごとく、とても辛い。







カヤックで漕ぎ出してみたい・・・・。







水没した木々。
彼らも沈むとは思っていなかっただろうに・・・。







大夕張の秋。
綺麗な色彩に吸い寄せられます。







豊かな森。
大夕張が育んだ森。
その魅力もダムが奪った・・・・・。







中野電器商会。
だんだん崩壊が進む。
あと数年でみられなくなるかもしれない・・・・・。







落ちていた本。
私と同じ世代の方でしょうね・・・・。

つい最近、といっても25年くらい前だけど。
炭砿があって石炭を掘っていたんだ。
大夕張が輝いた時代。
それを肌で感じてみたいものだが・・・。







中野電器商会の中。
シャッターの隙間から。
懐かしい冷蔵庫が残っています。
ああ・・・・・、昭和です。







奥様方にデモンストレーションをしていたのでしょうか・・・・・。
炭鉱は羽振りの良い街。
家電も飛ぶように売れたでしょう。







傾く中野電器商会。
もう寿命が尽きようとしている・・・。
その事は建物を見れば分かること。







店の裏側。
倉庫などがあったと思うのだが・・・・。
もう危なくて近寄れない。
もっとも坑道に入る愚を思えばこちらの方がリスクは低いとは思うが、無理をして怪我をしても仕方ない。
無理はせぬが吉。
Posted at 2015/02/25 23:00:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年09月15日 イイね!

大夕張へ 其の8(鹿島白金・南部青葉町)


白銀橋。
鹿島の象徴だった・・・と言っても過言ではない。
そう思う。
此処から見られても、車ではもう近寄れない・・・。
徒歩かバイクか、いずれにしても苦労しそうだ。







南部青葉町の商店街。
今は閑散としている。
が、若干の住人も居る。
余所者がお邪魔して申し訳ない・・・・・。
でも記録だけはさせてください。
大夕張の記録を・・・・・。







中野電器商会の建物内部。
だいぶ崩壊して来ています。
来年はもう、会えないかな・・・・・。







クリックすると2012年9月の画像に。
廊下の壁が倒れていますね・・・・。
ああ・・・・、中に入りたい。
でも体重だけでも崩壊しても不思議ではないと思う。







オーディオ機器かな・・・・。
それとタペストリー?かな。
中に入れば一発で解決するんだけど・・・・。
多分、その欲求は応えられない。







赤い絨毯もはがれ・・・・。
引っ張られている証拠だ。
以前はしっかりと階段の上に敷かれていた。







ナショナル製品のお店。
修理、新製品の販売などなど。
賑わった店のひとつだろう。
今は面影さえ感じ取る事が困難になりつつある。







中野電器商会。
隣の野村時計店は崩壊していた。
クリックすると昨年9月の画像になります。







歪んだ窓枠。
と、云う事は建物がこれだけ傾いているってこと。
もうヤバ過ぎて足を踏み入れるのは自殺行為って事が分かると思う。







野村時計店のパロマの看板。
これは昨年もあった。







草に埋もれる中野電器商会。
大夕張の炭鉱が閉山になったときに一家で移住したのだろうか。







焼肉一番。
ヤマの男たちで賑わったのは、もう遠い過去。
多分、ヤマの男の飲みっぷり、食いっぷりは気持ちよいくらい激しかったと思う。
その宴会に参加してみたいね・・・・。
無理である願いだけれど。







大夕張を構成する一部だったものたち。







人の手を離れた建物の末路は哀しい・・・・・。






多分、カラオケスナックかカラオケ喫茶。
こういう店がアチコチにあったんだろうね・・・・。

今日を生き抜いた事に感謝し、飲んで食う町。
そんな気がするよ。
炭鉱は落盤、ガス突出、ガス爆発・・・・。
ちょっとタイミングが悪いと本当に死ぬ職場だと資料にはある。
所詮、軽い体験なのだが坑道の怖さはちょっとだけ、ホンのちょっとだけどかじった事があるので、本能的に分かるよ。
送電が止まれば漆黒の闇・・・・・・。
あの恐怖は体験したものにしか分からない。







まだ残っていた雪印牛乳。
メグミルクになってしまったからね・・・・・・。
懐かしいよ、雪印牛乳。







火災報知のベルとランプ。
ここは3階建てくらいの商業ビルだったのではないか・・・・・。







木造モルタル。
2階から3階建てだよね。
一番上が住居で、下はテナントで・・・・。
飲食街だったと思う。
過去の写真を見たい。
もしかすると・・・という写真を見たことがある。
本当に此処だったら・・・・・。
何と縁のあることか。







この辺りだって人がひっきりなしに通っていたはずなのだが・・・・。
ほぼ無人だよ。
表通りから一本裏に入れば・・・・。

新たな産業を創る事が出来ないことが、これほどもどかしい事とはね。
夕張を見るとそう感じる事が多い。

夕張は身内も居ないし住んだ事もない。
だけど何故か行きたくなる。
不思議な魅力がある土地です。
だから白銀橋や三弦橋のお別れに行ったり・・・。
行けるなら毎週でも通いたいよ。
Posted at 2013/09/15 00:14:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年09月05日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の7(三弦橋 落日の大地、大夕張 )


水を抜き、地上に再び現れた大夕張の大地。
遠くには三弦橋。

そしてじきにシューパロ川の水によって沈む大地。






これだけ遠くに来ても何て美しい橋なのだろうか。
存在感がありすぎる。
これだけの橋がこの国にはどれだけあるのだろうか・・・・。






この辺りは湖畔だった場所だが・・・・。
今は水が全く無い。
そしてこれもまた見納めの景色なのだ・・・・。







何と大きな切り株だろうか・・・・・。
豊かな森があったに違いない大夕張。
森林鉄道があったくらいなのだから・・・・。

鉱泉の湧出する所というシューパロ(正確にはユーパロ)。
大夕張のかつての坑口からは温泉のような水が沸いていた事を思い出します。







砂漠のように見えて仕方ありません。







木の屍骸、切り株たち。
こんなにもある。
ということは大夕張ダムが出来る前は木々が広がる場所だったに違いない。
・・・森とまではいかなくても。







ひび割れ。
ずーっと水に浸かっていたけど、今は水が無いから。
そう思うとこのひび割れひとつとっても有り難いものです。







水の流れた跡。
相当気合入ってます。
大夕張ダムに沈む前の遺構だろうか・・・・・。
それとも渇水を繰り返し刻まれたものだろうか。








横たわる切り株。
そして遠くに三弦橋。
ともに沈むものたち。
その寡黙な姿に心を打たれる。

もうここに立ち、見ることが出来ない景色。
一生に一回きり。
一期一会の景色。
あなたに出会えてよかった。







これは人為的な造りだ。
ダムを造った時のものだと思う。
だとすれば数十年を経てもなお、其の姿を留めている事に敬意を表したい。
これっきりの景色。
そう思うと同じような場所であってもガンガンシャッターを切る。
其の手には妙に力が入る。

愛する者との分かれとは、こういうものなのだろうか・・・・。
だとしたら切ないね。







水を抜いたとはいえ、なみなみと水を湛えるシューパロ湖。
対岸に渡って、森林鉄道の鉄橋に振れたい。
抱きしめたい。
其の願いは叶わなかった・・・・。







カヤック等で漕ぎ出したい。
そんな衝動に駆られるくらい懐かしい。
住んだ事も無いけれど、この温かい雰囲気が好きだ。
ああ、大夕張・・・・・。







大夕張ダムを造る時に切り倒した。
ということは50年近く前だ・・・・・。
生きていれば大木にっていたのに。

シューパロダム。
289戸もの家々を飲み込んで、お前はいったい何をしたいのだろう。
何のために造られるのだろう。
本当に無駄なダムじゃないか・・・・・。
大夕張を飲み込む。
其の時点でもう、親の敵ってくらい憎たらしいよ。







切り株たちが話しかけてくる。
そんな切り株たちにレンズを向ける。
一生に一回かもしれない景色。
その景色を記録する。
記憶に焼き付ける。







三弦橋と切り株と・・・・・・。
一生に一回きりの景色ってのも、切なく哀しいものだね・・・・・。
また会いたい景色なのだが。
こんなにも温かい気持ちになれる土地なのに・・・・。
そんな場所に限って失われるんだよ。
とても残念、かつ無念です。
Posted at 2013/09/05 23:31:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記

プロフィール

「チャイニーズレストランぴあ http://cvw.jp/b/331167/48695922/
何シテル?   10/05 21:05
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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