• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

風越 龍のブログ一覧

2015年03月02日 イイね!

追憶の大夕張 其の2

只今、病院から登校中・・・もとい投稿中。
思ったよりも検査が順調で、時間が空いてしまいました。

さて明日、朝一オペで動けるようになるのは夕方らしい。
点滴用のチューブ(?)というのかな。
針を入れて準備完了・・・・。





朽ち果てようとする建物。
でも朽ち果てるまで、あと数十年はありそうな家です。
ただ人の手が全く入っていない事だけは間違いありません。







パッと見た感じ、古い家だねぇ・・・・としか思えません。
誰か管理してる?って事は無い筈。
この家の奥にも食べ物関連の店があるようで、元々は路地で入れたのでしょう。







シャッターの隙間から・・・・・。
なんとも古いスクーター。
昭和・・・・・ですね。







この家には何人、住んでいたのでしょうか。
スクーターが沢山、置いたままでした。








銘菓、炭砿の音。
調べてもどんなものか、出てきませんでした。
と、いうかここは和菓子屋さんだったらしい・・・・・。

石炭に見立てたものだったのかな・・・・・。
情報をお持ちの方がいたら教えて頂けたら幸いです。







ラーメン屋さん。
炭砿の町は食の店が多かった筈。

肝の据わった炭砿夫でも立坑ケージに乗ったら恐ろしかった、などという話も。
だから娑婆(地上)に戻った時は飲んで食べて、生きて戻った事に感謝したのでは・・・と思います。
かつて夕張では都会ですら珍しい車が走っていたという。
・・・・命を張っているけど、バブルの時代のようです。
羨ましい限りです。
氷河期と呼ばれる時代を渡り歩いてきましたので。







ほぼ倒壊した建物。
元々はスナックとか、そんな感じの店だったと推測しますが・・・・。
店の造り、入口がそんな店の特徴に合致するもので。
違っていたらご指摘ください。







今、病院なので・・・・・。
これをみて、ゴクリ・・・・・・・・・・・・。







焼肉屋さん。
焼肉なんて自分一人じゃ何年も行ってないなぁ・・・・・。
そろそろ松阪に帰省したいものです。

肉食べて飲んで・・・・・・。
兄貴たちと遊んで来たいなぁ・・・・。







大夕張の象徴的な風景。
この辺りだって店があって、子どもが走り回って・・・・・。
そんな時代だって、ほんの少しまえの事なんだけどね。

主要産業がない土地の苦悩、切なさ。
そんな空気が漂います。







雪の重みに負けて倒壊。
その姿は、昭和枯れすすきが良く似合う。
頑張って討ち死にしたのだから・・・・。







ここも元々飲み屋のような感じです。
人の手を離れた建物の末路は同じ。

この大夕張もまたこの国の象徴にならない事を願ってやまない。
産めよ増やせよ政策をしないと、もうダメでしょう・・・・。
子を成す事を、し辛い方向にばかり舵取りをしているようだが・・・。
本気でやってこれかよ・・・・。
と思うと美化され過ぎてると思うし、庶民感覚ではダメダメなんだけどね。







以前訪問した時には人気(ひとけ)があったのだが。
今や住民もほぼなく、無人地帯に向かってまっしぐら・・・・・・・。
やはり産業ですよね。

カットはKey3さんの愛機。
いつも私(の廃撮影)に付き合ってくれる快男児。
ありがとうございます。
Posted at 2015/03/02 16:55:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2015年02月25日 イイね!

追憶の大夕張 其の1


秋の大夕張。
ほんの数年前の大夕張は・・・。
過去の息吹が残っていたのだが、今やもう・・・。
殆どが残っていない。
水没という仕打ちによって・・・・・。







白銀橋の付け替えの橋。
もう以前の白銀橋はもうない・・・・。

あの優雅なアーチ。
豊かな森。
私の記憶の大夕張はもうない。
何もかもこの世から消されてしまった。
愛機テリオスで走った大夕張は、この世にない。







旧452号線に降りられた道かな・・・。
もう水が邪魔をする。







登山靴を履いていたので多少は入った。
大夕張を飲み込んだ、三弦橋を飲み込んだ水を・・・・。
ある意味、踏んづけた。







ガードレールが飲み込まれる・・・・・。
あの先に行きたい・・・・・・・・。
ダムを吹っ飛ばすか、渇水か。
いずれかしか、大夕張を見ることはもう叶わない。







木々もそのまま・・・・・。
ダムの水に飲み込まれる。
ハコモノを造って税収を見込んだのだろうか・・・・・・。
多分、作ってもあまり意味のないダム。
そんなもののために大夕張が沈む。
郷里が沈むかのごとく、とても辛い。







カヤックで漕ぎ出してみたい・・・・。







水没した木々。
彼らも沈むとは思っていなかっただろうに・・・。







大夕張の秋。
綺麗な色彩に吸い寄せられます。







豊かな森。
大夕張が育んだ森。
その魅力もダムが奪った・・・・・。







中野電器商会。
だんだん崩壊が進む。
あと数年でみられなくなるかもしれない・・・・・。







落ちていた本。
私と同じ世代の方でしょうね・・・・。

つい最近、といっても25年くらい前だけど。
炭砿があって石炭を掘っていたんだ。
大夕張が輝いた時代。
それを肌で感じてみたいものだが・・・。







中野電器商会の中。
シャッターの隙間から。
懐かしい冷蔵庫が残っています。
ああ・・・・・、昭和です。







奥様方にデモンストレーションをしていたのでしょうか・・・・・。
炭鉱は羽振りの良い街。
家電も飛ぶように売れたでしょう。







傾く中野電器商会。
もう寿命が尽きようとしている・・・。
その事は建物を見れば分かること。







店の裏側。
倉庫などがあったと思うのだが・・・・。
もう危なくて近寄れない。
もっとも坑道に入る愚を思えばこちらの方がリスクは低いとは思うが、無理をして怪我をしても仕方ない。
無理はせぬが吉。
Posted at 2015/02/25 23:00:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年09月15日 イイね!

大夕張へ 其の8(鹿島白金・南部青葉町)


白銀橋。
鹿島の象徴だった・・・と言っても過言ではない。
そう思う。
此処から見られても、車ではもう近寄れない・・・。
徒歩かバイクか、いずれにしても苦労しそうだ。







南部青葉町の商店街。
今は閑散としている。
が、若干の住人も居る。
余所者がお邪魔して申し訳ない・・・・・。
でも記録だけはさせてください。
大夕張の記録を・・・・・。







中野電器商会の建物内部。
だいぶ崩壊して来ています。
来年はもう、会えないかな・・・・・。







クリックすると2012年9月の画像に。
廊下の壁が倒れていますね・・・・。
ああ・・・・、中に入りたい。
でも体重だけでも崩壊しても不思議ではないと思う。







オーディオ機器かな・・・・。
それとタペストリー?かな。
中に入れば一発で解決するんだけど・・・・。
多分、その欲求は応えられない。







赤い絨毯もはがれ・・・・。
引っ張られている証拠だ。
以前はしっかりと階段の上に敷かれていた。







ナショナル製品のお店。
修理、新製品の販売などなど。
賑わった店のひとつだろう。
今は面影さえ感じ取る事が困難になりつつある。







中野電器商会。
隣の野村時計店は崩壊していた。
クリックすると昨年9月の画像になります。







歪んだ窓枠。
と、云う事は建物がこれだけ傾いているってこと。
もうヤバ過ぎて足を踏み入れるのは自殺行為って事が分かると思う。







野村時計店のパロマの看板。
これは昨年もあった。







草に埋もれる中野電器商会。
大夕張の炭鉱が閉山になったときに一家で移住したのだろうか。







焼肉一番。
ヤマの男たちで賑わったのは、もう遠い過去。
多分、ヤマの男の飲みっぷり、食いっぷりは気持ちよいくらい激しかったと思う。
その宴会に参加してみたいね・・・・。
無理である願いだけれど。







大夕張を構成する一部だったものたち。







人の手を離れた建物の末路は哀しい・・・・・。






多分、カラオケスナックかカラオケ喫茶。
こういう店がアチコチにあったんだろうね・・・・。

今日を生き抜いた事に感謝し、飲んで食う町。
そんな気がするよ。
炭鉱は落盤、ガス突出、ガス爆発・・・・。
ちょっとタイミングが悪いと本当に死ぬ職場だと資料にはある。
所詮、軽い体験なのだが坑道の怖さはちょっとだけ、ホンのちょっとだけどかじった事があるので、本能的に分かるよ。
送電が止まれば漆黒の闇・・・・・・。
あの恐怖は体験したものにしか分からない。







まだ残っていた雪印牛乳。
メグミルクになってしまったからね・・・・・・。
懐かしいよ、雪印牛乳。







火災報知のベルとランプ。
ここは3階建てくらいの商業ビルだったのではないか・・・・・。







木造モルタル。
2階から3階建てだよね。
一番上が住居で、下はテナントで・・・・。
飲食街だったと思う。
過去の写真を見たい。
もしかすると・・・という写真を見たことがある。
本当に此処だったら・・・・・。
何と縁のあることか。







この辺りだって人がひっきりなしに通っていたはずなのだが・・・・。
ほぼ無人だよ。
表通りから一本裏に入れば・・・・。

新たな産業を創る事が出来ないことが、これほどもどかしい事とはね。
夕張を見るとそう感じる事が多い。

夕張は身内も居ないし住んだ事もない。
だけど何故か行きたくなる。
不思議な魅力がある土地です。
だから白銀橋や三弦橋のお別れに行ったり・・・。
行けるなら毎週でも通いたいよ。
Posted at 2013/09/15 00:14:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年09月05日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の7(三弦橋 落日の大地、大夕張 )


水を抜き、地上に再び現れた大夕張の大地。
遠くには三弦橋。

そしてじきにシューパロ川の水によって沈む大地。






これだけ遠くに来ても何て美しい橋なのだろうか。
存在感がありすぎる。
これだけの橋がこの国にはどれだけあるのだろうか・・・・。






この辺りは湖畔だった場所だが・・・・。
今は水が全く無い。
そしてこれもまた見納めの景色なのだ・・・・。







何と大きな切り株だろうか・・・・・。
豊かな森があったに違いない大夕張。
森林鉄道があったくらいなのだから・・・・。

鉱泉の湧出する所というシューパロ(正確にはユーパロ)。
大夕張のかつての坑口からは温泉のような水が沸いていた事を思い出します。







砂漠のように見えて仕方ありません。







木の屍骸、切り株たち。
こんなにもある。
ということは大夕張ダムが出来る前は木々が広がる場所だったに違いない。
・・・森とまではいかなくても。







ひび割れ。
ずーっと水に浸かっていたけど、今は水が無いから。
そう思うとこのひび割れひとつとっても有り難いものです。







水の流れた跡。
相当気合入ってます。
大夕張ダムに沈む前の遺構だろうか・・・・・。
それとも渇水を繰り返し刻まれたものだろうか。








横たわる切り株。
そして遠くに三弦橋。
ともに沈むものたち。
その寡黙な姿に心を打たれる。

もうここに立ち、見ることが出来ない景色。
一生に一回きり。
一期一会の景色。
あなたに出会えてよかった。







これは人為的な造りだ。
ダムを造った時のものだと思う。
だとすれば数十年を経てもなお、其の姿を留めている事に敬意を表したい。
これっきりの景色。
そう思うと同じような場所であってもガンガンシャッターを切る。
其の手には妙に力が入る。

愛する者との分かれとは、こういうものなのだろうか・・・・。
だとしたら切ないね。







水を抜いたとはいえ、なみなみと水を湛えるシューパロ湖。
対岸に渡って、森林鉄道の鉄橋に振れたい。
抱きしめたい。
其の願いは叶わなかった・・・・。







カヤック等で漕ぎ出したい。
そんな衝動に駆られるくらい懐かしい。
住んだ事も無いけれど、この温かい雰囲気が好きだ。
ああ、大夕張・・・・・。







大夕張ダムを造る時に切り倒した。
ということは50年近く前だ・・・・・。
生きていれば大木にっていたのに。

シューパロダム。
289戸もの家々を飲み込んで、お前はいったい何をしたいのだろう。
何のために造られるのだろう。
本当に無駄なダムじゃないか・・・・・。
大夕張を飲み込む。
其の時点でもう、親の敵ってくらい憎たらしいよ。







切り株たちが話しかけてくる。
そんな切り株たちにレンズを向ける。
一生に一回かもしれない景色。
その景色を記録する。
記憶に焼き付ける。







三弦橋と切り株と・・・・・・。
一生に一回きりの景色ってのも、切なく哀しいものだね・・・・・。
また会いたい景色なのだが。
こんなにも温かい気持ちになれる土地なのに・・・・。
そんな場所に限って失われるんだよ。
とても残念、かつ無念です。
Posted at 2013/09/05 23:31:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年09月01日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の6(三弦橋 大夕張の沈む大地)


ほんの5年前。
愛機で通過したシューパロトンネル。
反対側で閉塞処理されたのでしょうか・・・・・。







水が抜かれた大夕張ダム。
おかげで三弦橋の高さが一層際立つ。







大夕張ダム管理棟名盤。
ここももうじき、地上から消える建物。







窓硝子から射し込む光だろうか・・・・・。
優しく輝く。
私にとって今生の別れの輝き。







元の大夕張の大地が再び姿を現した。







ああ・・・三弦橋。
なんて美しい橋なのだろう。

大夕張ダム付け替えで僅か5年しか使わなかった林鉄の鉄橋。
この設計者は大夕張出身だという。
大夕張の風景に溶け込み、でも薄れない存在感。
秀逸な設計であることは間違いない。







林鉄の鉄橋。
此処までゴトゴト・・・・ではなくキーキー鳴きながら降りてきて、三弦橋を渡るとホッと一息・・・なんて機関士の話も。
カーブがキツイ林鉄の機関士はさぞや気を使う大変な仕事だったに違いない。







ここの鉄橋だって結構な高さがある。
しかも昭和製、もう50年近く経つのに朽ちることなく在り続ける姿。
余程しっかり造ったのだろう。




角度によって姿が変わる。
そして多分、今回の訪問でこの場所からの三弦橋は永遠にお別れ。
そう思うとシャッターを切る手に力が入る。







満水の大夕張ダムに浮かぶ三弦橋。
そんな当たり前の景色はもう見られない・・・・・・。







しかし水が抜けたからこその景色もある。
暗渠ではないか。
林鉄の路盤をアンダークロスする通路ではないか・・・と勝手な想像をしてみる。
でも路盤跡ならばこの辺りにはかなりの民家があったということ。
その民家がダムによって沈んだのなら、ダムによって人口流出。
衰退の速度を速めたのではないだろうか。








この橋が好きだ。
理屈ばかりこねくり回す奴が多い中、シンプルで力強い。
でも俺が俺が的主張もない。
しっかりとした存在感。
こんなにも美しく優雅な三弦橋を沈めるなんて・・・。
美に対する暴挙以外の何ものでない。
そう思う。
自分に財力が無いことが悔しい。







森の中からまっすぐに伸びる三弦橋。







この橋には理屈も説明も要らない。
その美しい姿をいつまでも見せて欲しかった・・・・・。

一瞬の斜光が射す。
輝く三弦橋。
三弦橋の贈り物。
その気遣いに感謝の気持ちを持ってシャッターを切る。
ひたすらに切る。







手前に咲く花。
気持ち的に三弦橋にお別れの花を手向けた。
今までその優美で暖かく、力強く、でもつつましい姿を見せてくれて有難う。
もうこの場所からは見ることが出来ないけれど・・・・・・。

あなたに出会えて幸せでした。
・・・・たとえ片思いであっても。







いつもは地上に出る事はない景色。
沢山の切り株。
豊かな森があったのだろう。
大夕張。
もう何もかも沈み、資料でしか見ることが出来ない大地になる。
想像でしか出かけられない大地になる。

悔しいなぁ・・・・・。
もう少し早く大夕張を訪れ、見たかった。
Posted at 2013/09/01 23:05:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記

プロフィール

「運転中にDQNに絡まれたとき http://cvw.jp/b/331167/48553963/
何シテル?   07/20 21:59
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

廃屋 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/06/30 22:59:01
旅のツレ 相原 言さんのブログ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/13 23:08:25
 
NINJA TOOLS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2008/09/30 12:23:04
 

愛車一覧

スバル サンバーディアスバン スバル サンバーディアスバン
お世話になってるショップのオーナーが組み上げた4個イチの富士重工サンバー(そのため車検証 ...
スバル R2 スバル R2
代車で借りたR2の素直さに惚れ、SCの4WDを探していましたがなかなか見つからず・・・・ ...
ホンダ その他 ホンダ その他
いい歳でバイク乗りに。しかも原付。 サンバーに載せて出先で使うのがメインです。 漕がず ...
トヨタ ラッシュ トヨタ ラッシュ
テリオスのエンジンブローの為に急遽乗り換えました。 程よい大きさ、程よい排気量、程よい ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation